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アイディア農場プロジェクト:AI時代に生きる(その2)

このページは通読用のものではありません。
ここにあるのは、思考の断片、アイディアの種です。
毎日ひとつを取り上げて読み、それに対して考えを巡らせてください。
そこから、新しいアイディアが芽を吹き、成長することを期待します。

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これまで、さまざまな場面で、平均値による対応しかできなかった。こうした世界では、個人は「平均値の影」に隠れることが可能だった。

保険料率や保険金を個人によって異なる値に設定できるようになれば、人は「平均値の影」に隠れることができなくなる。

AIによるプロファイリングによって、個人個人に合わせた対応が可能になる。この技術は、最初は広告に用いられた。選挙にも利用された。これを事業活動にどれだけ応用できるか?

西日本豪雨では、高齢者の死亡率が高かった。なぜそうなるのかを、AIが用いて分析する必要がある。

メールサービスでスパムメールが効率的に排除されているのは、AIを用いたフィルターを掛けているから。しかし、本当は重要なメールが、スパムだと判断されている可能性もないわけではない。

AIによる株価予測ができたとしても、それを真似て投資をすることが、簡単にできる。したがって、利益は長続きしない。

AIを用いてファンドを運用しても、市場の平均を上回る成績を継続的にあげることはできない。できるのは、市場の平均と同じ成績をあげること。

AIにゴミと重要な書類の区別ができるだろうか?完全なAI掃除機ができないのは、何がゴミであるかを判断できないため。

人間にやさしいAIがいい」という意見があるが、そのような基準でAIの良しあしを判断することはできない。

何が正しいか」が権力者の指示によって決められる社会でAIが活用されると、究極の管理社会がもたらされる。

テンセントが作った会話ボットは、「中国の夢とはアメリカに移住すること」と答えて問題になった。AIは「何が正しいか」を自分で判断することはできない。

中国の特殊な社会構造では、ビッグデータの収集と利用が簡単。中国AIの躍進の背後に、こうした事情がある。アメリカは、このためにAIで中国に抜かれることを怖れている。

中国では、AIによる顔認識技術を利用した14億人の監視システムが完成しつつある。

AIやブロックチェーンが用いられる社会で、何が人間の仕事になるか?これを把握することが重要。

AIやブロックチェーンを活用すると、これまで前提としてきた社会の仕組みからはみ出す事態が生じうる。それをどう調整してゆくか?

コンピューターが代替するのは労働者の仕事だけだと思っている人が多い。しかしブロックチェーンは、経営者の仕事を代替する。ルーチン的な判断なら、コンピュータのほうがうまくできる。

仮想通貨を発行すれば必ず値上がりすると考えている人がいるが、そんなことはない。その基礎になっている事業が収益を上げられるかどうかが問題。

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