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アイディア製造工場(その2)

 デジタル時代になって、個人も大量のデータを生産するようになった。これを適切に引き出すシステムを作ることが重要だ(『「超」AI整理法』、第1章の2,3)。

◇データをクラウドにあげる3つのの方法
 まず、データはクラウドに上げる必要がある。自分のPCなどローカルなストーリッジでは、効率的な管理はできない。
 クラウドにあげる方法として誰でもすぐに使えるのは、次のものだ。

1.Gメール
2.Googleドキュメント
3.note

 メモのために「自分自身にメールを出す」という方法もあるが、それよりはGoogleドキュメントに書くほうがずっと簡単だ。
 メールは、あくまでもメールの本来の用途、つまり連絡用に用いるべきだろう。
 ただし、そこにアップされた情報は、結果として重要なアーカイブになる(『「超」AI整理法』、第2章の3)。

 Googleドキュメントは、メモ用には最適だ( 『「超」AI整理法』、第4章の3)。

 1、2では、自分だけしか見ることができない。3は、公開だ。公開することの意味については、『「超」AI整理法』、第6章の2を参照。
 他人に見せられるということは、将来時点の自分にも見せられるということだ。時間を変えた自分自身との間のコミニケーションの重要な道具になる。
 もっとも連絡したい相手は、時間を隔てた自分自身なのである(『「超」AI整理法』、第6章の1)。

 また、この段階になったものは、書籍を作る際のビルディングブロックになる。それをうまく組み上げていくシステムを構築すれば、自動的に書籍ができる。
 混沌から秩序と体系を作り上げていくことができる。
 これがアイディア製造工場だ。
 ツイッターでは短すぎて、組みあげるのが大変だ。

◇目的のファイルを引き出す3つの方法
 目的のファイルを引き出す手段としては、つぎのものがある

1.本文中にある言葉
2.タグ( 『「超」AI整理法』、第3章の3,4では、「キーワード」と呼んでいる。Gmailでは「ラベル」と呼んでいる)
3.リンク(https://note.mu/yukionoguchi/n/n44f63e6b3851)

 メールの場合、文中にある言葉をうまくキーワードとして使うと、かなり的確に目的のメールを引き出すことができる(『「超」AI整理法』、第2章の3)。

 Gメールでは、「ラベル」が使える。しかし、「問題意識が変われば必要なラベルは変わるから、役に立たない」と書いた(『「超」AI整理法』、第2章の3、『クラウド「超」仕事法』、講談社、2011年)。
 私は大分前にはラベルをつけることをやっていたのだが、役に立たないので、やめてしまった。その頃作ったラベルはいまでも残っているが、ほとんど役に立たない。
 ただし、使い方によってラベルという手段が有効になるあることは、間違いない。そこで、「問題意識の変化に応じてラベルを付け直せばよい」と、考えを変えつつある。

 Googleドキュメントについて、上記1、2、3の方法を用いて必要ファイルを引き出すというのが、「超」メモ帳だ(『「超」AI整理法』、第3章)。

 noteの場合、私は、これまではリンクを中心にして、ファイル間の関連付けを行っていた。
 それを補完するものとして、マガジンと目次を使ってきた。
 これに加え、ハッシュタグを使うことによって柔軟な体系作りができる。
 ただし、対象は自分の書いたものに限定できないので、タグの作り方について工夫が必要だ。











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