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「アイディア製造工場」を作る

 昔から作家は「創作ノート」というものを作ってきました。現代の情報技術を駆使すれば、これよりはるかに強力で柔軟なものを作ることができます(『「超」AI整理法』第6章の1,2)。

 思いついたことを「超」メモ帳に音声入力で書きます。考えがある程度まとまったら、noteにテキストの形で公表します(「つぶやき」は、この目的のためには、スペースが狭すぎるようです)。

 その際のポイントは、ファイルにつけるハッシュタグ、あるいは検索キーワードです。
 「超」メモ帳の検索キーワードの作り方については、『「超」AI整理法』で述べました(第3章の3、4)。以下では、noteのハッシュタグについて考えます。

 多くの人は、noteのハッシュタグを検索エンジンにかかりやすくするために作ります。つまり、その情報を広く拡散したいために作ります。
 しかし、ここでは、そうではなく、自分がアイディアを整理するための手段として用いたいのです。つまり、自分だけの検索キーワードとして用いるのです。

 「超」メモ帳の検索キーワードとnoteのハッシュタグは基本的には同じものです。ただし、つぎのような違いもあります。

1. 「超」メモ帳では、何も指定しなくとも、本文中の言葉を検索キーとして用いることが出来ます(『「超」AI整理法』第3章の3)。
 しかし、noteの場合は、ハッシュタグとして指定しないと検索用に使えません。つまり、本文中の言葉は検索キーとして用いることができません。

2.「 超」メモ帳は、もともと自分だけのためのものです。 だから、通常用いる言葉をキーワードにすればよいのです。
 しかし、noteのハッシュタグで検索すると、note全体が対象となってしまいます。
 自分が作ったページだけを対象とするためには、他ではまず用いられていないと考えられる特殊な言葉(あるいは記号)をハッシュタグとして用いる必要があります。
 この体系をうまく構築できれば、noteを「 超」メモ帳と同じように使うことができます。
 これについてはまだ実験中で、最終的な答えを掴むには至っていません。

 これができれば、ある体系にしたがって関連する文章を引き出すことができます。つまり、バラバラに作ったファイルを後から様々な形にまとめ上げることができます。これをまとめていけば本になります。
 この場合、過去に書いたノート記事も対象にできるでしょう(つまり、ノートの記事を作ってからあとでハッシュタグをつけることもできるわけです。また、ハッシュタグは複数の系列のものがあっても構いません)。
 
 こうして、noteと「超」メモ帳を組み合わせて、自動的に本を作ることができます。これが「アイディア製造工場」です。

 この方法は、企業で新しい事業計画を作る場合にも使えるでしょう。数人のグループで進めることもできます。








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