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「陽炎」について

めっきり暑くなってきた。夜中だというのにエアコンをつけてしまっている。テストの迫る木曜の夜、逃げるように初投稿してみようと思う。

とはいえ、ただ逃げたいだけなので書くことなんざ決まってない。そこで、夏だしこの曲について語ってみよう。

フジファブリック「陽炎」
https://youtu.be/xE91j-zDgLQ

フジファブリックについては皆さんご存知だろうか。それなりに名の知れたスリーピースバンドで、たまにタイアップとかもやってる、らしい。
らしい、というのは、僕がフジファブリックについてはほとんど何も知らないからだ。少なくとも、4人だった頃の数曲しか知らない。

今回取り上げる「陽炎」も、フジファブリックが4人組で、ボーカルにはまだ志村正彦という天才がいて、彼が苦しそうに、それでいて朗々と歌い上げていた頃の曲だ。

僕がこの曲と出会ったのは、多分高1の終わりか、高2の頭か。少なくとも、ちっとも暑くなんかなくて、むしろ寒いくらいの時期だった。それでも、この曲を聞いた僕は、あっという間に夏に連れて行かれた。春の近づく四谷図書館から、夏の自室へ飛ばされた感覚だった。

そもそも、夏という季節を歌った歌は山ほどある。「シーズン・イン・ザ・サン」で知られるTUBEのように、夏曲ばっかり歌うアーティストもいるくらいだ。
でも、この「陽炎」はそういう「照りつける太陽!真っ青な空!砂浜!海!」みたいな、爽快な夏曲じゃない。むしろ、じめじめして蒸し暑くて、背中にじっとり汗をかくような夏。僕たちを毎年苦しめる、日本の夏を歌ってる。そんなところが、この曲の魅力だ。


あとこの曲のすごいところは、歌詞に「夏」とか「サマー」とか一切入ってないところだ。というか、この曲で暑さを連想させる歌詞って「陽炎」しかない気がする。なのに、この曲を聴くとどんな季節でも夏を感じられる。これが、志村正彦という天才の言葉選びなんだなと思う。

だんだん何を書いてるのか分からなくなってきたのでそろそろ締めようと思う。とにかく「陽炎」は名曲だ。日本の夏曲の歴史に刻まれるべき名曲だと思う。この曲を聴きながら、もうひと頑張りして勉強しようかと思う。皆さんも良ければ「陽炎」、聞いてみてほしい。そして、ついでに僕のフル単でも願ってみてくれ。

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