そして生活は続く
どういうわけか、エアコンの温度調整が上手くいかないタイミングがあるんです。
自宅勤務なので、主に家に居るのだけれど、とくべつ外気温が上がる時間帯でもないのに急に「ちょっと暑いな」と思うことがある。
部屋のエアコン設定は、この時期だとだいたい26℃、冷房が基本。
部屋のデジタル時計に付属している温度計は26.2℃。湿度は72%。
そこでリモコンをいじり、1℃下げてみる。
そしてまた席に戻り、パソコンをカタカタさせているのだけど、しばらくすると、今度は逆の問題にぶち当たる。
「やっぱ寒いな」
温度計は25.4℃。湿度は72%。
もう一度リモコンをいじり、1℃上げる。
「やっぱりやっぱり暑い」
温度計は26.0℃。湿度は72%。
また席を立ち、今度は冷房じゃなくて除湿にしてみる。
温度計は25.8℃。湿度は65%。
「うーん…」
なんで1℃しかずらしていないのに、こうにも暑いだの寒いだの真逆の気持ちになるのか。デジタルの数字が嘘をついているんじゃないかと疑いたくなる。
しかたなく、冷房の26℃に戻し、Tシャツを脱いで上裸になってみる。
「悪くない」
でも自室とはいえ上裸はどうかと思う。
しばらくしてTシャツを着直し、「ちょっと暑い」と思いながら、またパソコンをカタカタするんです。
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