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ベトナム来てから1年経った所感あれこれ

渡越してから1年が経ちました。2・3年は住みたいと思って来た当初ですが、ぶっちゃけ1年住めるとは想像していませんでした。(なんでだよ…) 
海外に出るという目標は達し、3ヶ月〜6ヶ月あたりに猛烈に襲いかかった暮らしへの”飽き”状態をなんとか乗り越え「自分はどこへ流れていくのだろうか…」とふわふわ時期に突入しています。


そう、色々経験するんです。日本に住んでいる時とは違った感傷に浸る自分をたまに引いてみる自分もいます。異世界で生きるということは常に非対称性との見つめ合いになるのです。

「Where are you from?」

「I’m from Japan」

「What are you doing?」

「I’m working here and blah blah blah…」

同じクエッション無限地獄から来る飽き、季節変化の移ろいがなくメリもハリも無き飽き、異国文化を受け止めながらもベトナム人にはなれない外側で客観感的に冷めてくる当事者意識なき飽き。日本に住んでいて生活に”飽きる”なんて現象なかったですから。「何なんだこれは」と悶々とする時期もありました。


いや楽しいんですよ、普通の日常そのものは。遊んでくれる友達もいるし、やりたいこともある程度やれているし、生活には特段困らないし。日本に住んでいる時より心穏やかです。それなのに埋まらないのは何故なんだろう?とここ半年間ぼんやり考えていました。


なんとなくこれなんだろうなぁという答えはTwitterで流れていました。「なぜ人生はこんなにもつまらないのですか?」という問いに対する回答だそうで、この回答者の人生観に共感すると多くのユーザーからメンションされていたのです。


内容を要約すると

・日々に飽きがきても変えようと思わないのは結局居心地が良いから
・居心地の良さと人生の退屈さは共存しちゃう
・この状況を変えたければ理性と合理的思考を捨て、狂気の世界に足を踏み入れること

そうか、自分は「狂気に見えた来越当初のこの世界が、いつの間にかすぐに慣れちゃって居心地良い場所になっていたのか。」そう考えると、妙に腑に落ちる感じがしました。環境適応能力低くて、、と元々はそんな自意識持ってましたけど、案外適応しちゃってたのか。。この環境に耐えられなくて日本に帰っちゃう人もある程度いますからね。ただ今でも日常で意味わからん突っ込みどころはたくさんありますが(笑)


千と千尋から学ぶこと

今は「飽き」を乗り越えた次のフェーズ「自分は何処へ向かっているのか?」という問いのループがぐるぐるしています。


ちょっと逸れますが、海外に住んでいると日本のコンテンツにやたら感傷的になるんですよね。日本食の店で日本の曲が流れてると「おっ」と思うし、意識的にも日本のニュースをチェックするようになりました。ネトフリ廃人の自分ですが、日本では洋画しか見ていなかったですけど最近は邦画も見るようになりました。


たまたま現地の友達と「千と千尋の神隠し」を見よう、ということになったんですね。自分の他にベトナム人やアメリカ人とか4.5人で。そこでアメリカ人が言うわけですよ。


「Spirited Away (英題) の良い所は主人公が全然ヒロイン性がないところだよね。こんなアニメーションはないよ。」


スーパーヒーロー、シンデレラストーリーが大好きな(というか文化?)アメリカ人にとって、かわいくも強くもないどこにでもいる普通の女の子のストーリーなんて何が面白いの?って感じだそうです。その友人は元々ジブリ好きでアジアにも住んでいますしこちらの文化に溶け込めてるから面白いと感じられているのかもしれませんが。


この会話をしている時にも、Twitterで流れて1万以上いいねがついていた「ジブリから読者の質問への回答」をふと思い出し、シェアしました。

宮崎監督によると、この映画には千尋と同じ年頃のすべての女の子に向けて、「抜き差しならない関係の中で危機に直面した時、本人も気づかなかった適応力や忍耐力が湧き出し、果断な判断力や行動力を発揮する生命を、自分が抱えている事に」気づいてほしいという願いが込められています。

シェアした自分の方が想い返ってしまいました。


「あぁ、俺も自分では気づけなかった自分の中にある"何かの力"がふわふわっとしながらも持って生きているんだなぁ」と。何処へ向かっているのかの答えは「ミッションの在る方向へ」しかないんですよね。それが心理的状況が不安定な時とか、今後についてとか考え出しちゃうと、たまに見えなくなってしまう。でもおぼろげにでも進んでいればいつか Conecting dots すんじゃね?精神で自分の生命を信じようと思います。(精神的に安定していれば容易、問題はメンヘラ期間時w)


と、そんなこんなで近道とも遠回りとも分からない旅路を歩んでいます。

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酒井 悠生 (さかいゆうき)

「想うままに生きる」 / ベトナム・ホーチミン(サイゴン)在住 / アプリ開発・AI Business Development / 株式会社ストローFounder / 1992年東京生まれ湘南育ち / ベイスターズファン

ベトナム在住記

サイゴン(ホーチミン)での滞在記をここに記していきます。#思ったこと #感じたこと #海外生活 #ベトナム
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