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【明日のライターゼミ 講義レポート】第2回「140字の作り方」(講師:5歳さん)

こんにちは、好きな怪獣はジャミラです。

明日のライターゼミ第2回のレポートをお届けします。
第1回のレポートはこちら。


講師は5歳さん。フォロワー数13万人を超えている方ですね。わたしにとっては、おっぱいの力で先週の台風から子供たちの運動会を守ってもらった大恩人でもあります。ありがとう、おっぱい。

いきなりの下ネタですが大丈夫でしょうか?

講義テーマは「140文字の作り方」ということで、Twitterで自分を知ってもらい発信力を高めるためのコンテンツづくりについて語られていきます。

テーマが

Twitterがもっと好きになる!140文字の作り方

にしても良かったんじゃないかと思うほど、きょう、あしたからTwitterがもっと好きになる内容でした。
何より5歳さんからTwitter大好きという気持ちがひしひしと伝わってきて嬉しくなる。誰かが何かを「すんげー好き!」と思う気持ちって人を嬉しい気持ちにすると思うのです。それはこの記事でも感じたことで、

ジャンルこそ違えど「すんげー好き!」がある方同士だからの空気感と文章だったんだなあと、勝手に腹落ちしている次第です。

さて、前回同様前置きでレポートの稚拙さをカバーするというスタイルが透けてみえてきましたが本題です。(はよいけ)





講義は前後半の2部構成。

【前半】140文字のコンテンツの作り方、その考え方とテクニック
【後半】僕ならこうする!5歳のスパルタツイート添削塾

公式の目次を一切無視した個人の偏見に基づくタイトル付けですのであしからず。

【前半】140文字のコンテンツの作り方、その考え方とテクニック

導入から魔法の言葉はないと、5歳さんは言い切ります。

これを言えば確実にフォロワーが増える、バズる。なんてことはない。
5歳さんも、8年かけて試行錯誤し今に至る。
一回バズってはい終わり。では意味がない、最低2~3年つづけることに意味がある。続けて、結果を出しているからこその重みのある言葉です。

ではなぜ、ライター・編集者が継続しTwitterを運用するの大切なのか?

それは…

■誰が書いたのか、のパーソナリティがますます重要になっている時代に、
■TwitterのTLは、自分が何者か?何が好きか?何を面白がっているか?の
 自己紹介になるし、ポートフォリオになる。
■それに、誰と繋がっているか?がわかる。

つまり、

Twitterを見てもらうだけで自己紹介のいらない最強の人になれる!

そのためには、小手先のテクニックも重要だけど

Twitterというコンテンツを楽しむことが重要。

と、ひもとかれていくのです。
ライターでも編集者でもないけど、Twitterを通して世界が広がり毎日がもっと楽しくなったわたしですので、このことばは刺さりまくり。

すごい人の語る本質は、本当にすごいです。


本質から、徐々に具体論に。

何をツイートしたらいいの?
大切なのは、とにかく打席にバットを振る(=ツイートする)。すると、どんな方向のものが反応がいいか?がわかってくる。その方向を「基本テーマ=企画」として磨いていく。基本テーマのツイートは一冊の本をつくるような感覚を持つとよい。

よい140文字のツイートとは?

2000文字の記事とはちがい、140文字で伝えるツイートは「削る」という作業を突き詰める必要がある。「削る」のは不要な文字数。ストーリー性や情報量、分かりやすさはどんどん詰め込む
においや、音、季語、時間、など、見た目の文字以上の情報量をもった言葉を使いながら見た人の想像力を想起させていく。歌詞を引用する、ある年代なら共通の記憶を呼び覚ます言葉を意識的に使っていく。

【例】短歌や俳句
【例】蝉の声を聴く度に思い出す九十九里浜(椎名林檎 歌舞伎町の女王)

140字に込められたリアリティに人格が宿り、見ている人の感情移入を誘う。この人の書くものをもっと読んでみたい!という気持ちにつながっていく。

伝わる140文字の細かすぎるテクニック集

更に細かい各論へ。5歳さん流の細やかなテクニック(手品の種明かし)が披露されていきます。詳細は省きながら、箇条書きで。

・男の一人称は「僕」の方が、頭良いっぽくうつる
・登場人物は基本2人
・わかりやすさ、情報量の多さ至上主義
・閉じる(漢字にする)方が情報は詰まる(漢字は優秀)
・句読点は最小限に
・口に出して心地よいか?頭で気持ちよく再生されるか?
・起承転結の「結」はいらない。突っ込まれる余白を作る
・突込みのリプライでツイートは完結する
・文末に自分の感情は不要
・セリフは一行
・絵文字は煽りか、意図的なキラキラ演出で使うべし
・怒りにこそ、ユーモアを
・すごく、とてもはNG

ここまで考えているのか!という驚きと発見の連続でした。



【後半】僕ならこうする!5歳のスパルタツイート添削塾

後半は前半の内容を踏まえて、事前課題として提出されたツイートに対して5歳さんが添削をしていくという実践編です。5歳さんの添削はいわずもがな、ほかの方のツイートも唸るものばかりでした。特に優秀賞にえらばれていたものは、もうねえ。近々世に出るはずですので、なんだかとんでもないことになる予感です。

わたしの一本も添削(リライト)されたものと共に実際に紹介してもらいました。

こちらです。これ、過去にツイートしてて(自分の中では)伸びたもので手ごたえみたいなものはあったんです。過去ツイートしたものを提出するのは、とは思いつつこれを5歳さんはどう見てくれるか?を知りたくて出しました。添削後は、こちら。

僕「パジャマのTシャツが臭いから捨ててよー」
妻「Tシャツに謝りなさい」
僕「へぇ?」
妻「臭いのはあなたであってTシャツじゃない」
僕「そ、そうだよね」
妻「Tシャツだってね、好きで臭くなったわけじゃない、だから謝りなさい」

ーーーゴミ箱の前でーーーー

僕「Tシャツ、臭くしちゃってごめんね、」

謝りながら捨てました。


いかがでしょう?これが表現なんだな、と気づかされました。
ストーリー性がまったく違う。

これ、最近おもってことでもあるんですけど、わたしがツイートしているのって「表現になる前の素材」なんですよね。事象そのまま。それでいい場合もあるとは思うけども、やっぱりもっと届いてほしい、広がってほしい、楽しんでほしい。そのために、素材を切り分け、火を入れ、適切な塩加減で味付けする必要があるんですよ。そこにこだわってこその発信なんだと。嘘はいけないけど、脚色と演出は絶対にしたほうが良い。

それを磨くには、とにかく打席に立ってバットを振るしかない。



本質から小手先まで、すべてがつながりTwitterへの愛がたっぷり詰まった2時間でした。


いやあ、本当にTwitterとは良いものですね。


それではまた、次回の講義レポートでお会いしましょう。
全12回、手書きのロゴがどこまでうまくなるのかにも注目ですよ。

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