美容室が苦手。

きょう髪を切った。

今治に引っ越してからずっと同じお店・同じ担当の人に切ってもらっている(最初の1回だけは別の人だったけど)。ぼくはあまり、美容室が得意ではない。なにをしゃべっていいか分からないのだ。だいたいどんなテンションで話せばいいのか分からないしいきなりプライベートな話をするのもねえ。と思ってしまう。


椅子にすわって髪を切っている時ならまだいいが、人によってはシャンプーをしている時に話かけてきたりする。シャワーやシャンプーの音で聞こえづらいし、仰向けで視界がさえぎられる無防備な状態なので緊張感も高い。その状態で首を切られるシーンがある映画をみた記憶があってそれ以来あの状態になると妙にドキドキしてしまうのだ(ゴッドファーザーだったかなあ)。

聞こえづらいといえば、ドライヤーをかけている時に話しかけてくる人もいますね。あれ、どういうつもりなんだろう。ふつうに聞こえてると思っているのか。その割に声を大きくしているふしもなかったりするし。

(ブオー!)ですよね?
え?はい?
(ブオー!!!)ですよね?
え、あ、そうですぅ(苦笑い)

という、もう聞き直せないから何となく苦笑いでごまかす。
なんて汚いおとなのやり方を披露することになる。


あと、ぼくはとても視力が悪いんです。いつもメガネなんです。入口でメガネ預けるでしょ。そうなればほとんど見えちゃいなんです。その状態で、さあどうぞと雑誌置かれても読めないんです。まったく読めない。読んでるふりするか、中学生がエロ本読むみたいに10㎝くらいまで近づかないといけないんです。これは恥ずかしい。


そんなわけで美容室にはトラップがたくさん。

何なら予約の電話の段階であんまり気乗りはしないんだけど、生きて帰るのが精いっぱいなんだから少しくらい髪型が変でも文句なんていえやしない。


その点、ずっと通っているお店・ひとなので勝手はわかってくれている。まあだいたい「いつもの感じで」で済むし、必要以上に話しかけてくることもない。安心だ。もし次は別の店に行かないといけない、なんてことになったら途方にくれてしまうだろうなあ。



しかし、入店の段階から「いやー!聞いてやあ!」のテンションでやり取りをスタートするおばさまたちというのは凄いですね。あんな風にできたらさぞ楽しいだろうなあと思わないこともないけれど、どうなんでしょう。


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