集中タイムを設けて仕事の能率をアップさせよう
先日こんなツイートを見ました。
※現在はこのツイートは削除されています。
この取り組みを見たとき、私はいいな!と思ったのですが、
このツイートの返信欄にはこのような声が多数ありました。
・看護師の仕事は記録することなのか?
・話しかけるななんて職務放棄では
・こんな職場では働きたくない
このような返信をされている方に偏りはあるかもしれませんが、このあたり多数の方が誤解をされているのだなと感じました。
今日は、このような職場での「集中タイム」を設けることについて誤解を解いていきたいなと思います。
★集中が必要な仕事にしっかり集中して、コア業務の余裕を作る
「看護師の仕事は記録を取ることなのか?」
という指摘がありました。
もちろん、記録を取ることだけが看護師の仕事ではありません。
患者さんや医師とコミュニケーションを取り
手当等をしていくのがメインのお仕事ですよね。
しかし、この「記録業務」に集中できないせいで、コア業務である、患者さんへの対応や医師とのコミュニケーションがないがしろになっていたとしたらどうでしょうか?
記録業務も、患者さんの情報を他のスタッフに引き継ぐために必要な仕事です。言うまでもなく職務放棄ではありません。
この病院では、コミュニケーションが必須なコア業務に集中するために一定の時間「話しかけないで」としているんですね。
★ちょっといい?が仕事の能率を下げている
この事例の前提として、同時間帯にすべてのスタッフがこの「集中タイムに話しかけないで!」という仕事をしているわけではありません。
なるべく差し込みの業務がないよう「記録する時間」を集中して終わらせることで他の業務にすぐ戻れるという取り組みです。
では、他者に話しかけないでもらうことで仕事の能率はどう変化するのでしょうか?
オフィスでの「ちょっといい?」という差し込み仕事が仕事の能率を下げているという研究結果があります。
メガネメーカーのJINSでは、集中力を測定できるメガネ型デバイス用いて
「どんな時に人は集中が途切れるのか?」という研究をしています。
人は何かに集中するまでに23分かかるそう。
しかし、現代のオフィスでは11分間に1回は、だれかに「ちょっといい?」と話しかけられる。確認が必要なメールやチャットの通知が入る。
あなたの職場環境は異なるかもしれませんが、JINSの研究結果ではこんな状況だそうです。
「今ちょっといい?」と話しかけられるたび集中が落ちます。
そして、再度集中できるまでに23分間もかかるそうです。
「集中タイム」を設けることで意図的に仕事の能率を上げることができそうですね。
職場のメンバーとコミュニケーションが必要な仕事と
そうでない、集中が必要な仕事を分けて考えることで
より成果の出やすい業務時間を過ごすことできると思います。
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