旧友

「どうせやったら家まで送っていこうか」
旧友からの提案で、僕がバスで地元に帰ろうとしたところ、自分の車で送ってくれるというのだ。「オレの地元の途中やしね、お前の家に泊めてもらってるし。」

なんだろう。すっげーうれしい。
率直にそう思った。
ああ、よかった。
自分はこいつとちゃんといい人間関係を築いてきたんだなって。ついでかもしれないけど、僕自身のことを考えて提案してくれた。

元々、彼とは大学の頃からお互いに意見交換する仲だ。学内インターンシップの運営、こういう自分でありたいとか、大切にしたい価値観など。時にはふざけることも多いけど、お互いがお互いにとって良き相談相手である。

とはいっても、僕はこのような人間関係だけではなく、たくさん失敗もしてきた。自分では気づいてないだけで、むしろ嫌われることもあったのかもしれない。もし、あなたにとっての良き相談相手が今いないなら、それでも大丈夫だと伝えたい。人の心は、パズルのように他者と繋がれる可能性を秘めているからです。合わないピースがあれば合うピースもある。あなたが辛くて苦しむほど自分を変えないと話せないような人は、時には「合わないんだなと」一旦距離を置いてもいいと思う。合わないピース同士をくっつけようとすると、ピースの先端が傷んで本来ペアになるピースを見つけづらくなっちゃいますから。

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