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私の考え方が常識だと思っていませんか?

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

自己主張の中に、「自分が正しい」「私の考え方が常識だ」というニュアンスが含まれていると、例外なく嫌われます。

このようなニュアンスを含んだ発言をすると相手は、「間違っているのはあなたの方だ」というメッセージを、受け取ってしまいます。こうなると、議論ではなくけんか腰。長じれば本物の喧嘩へと、発展しかねません。

あなたにとっては正義や常識であっても、意見は人それぞれ。あなたとは間逆な考え方があって当たり前、ということを肝に銘じておきましょう。

そして自己主張は相手の考え方を否定したり、攻撃したりすることではなく、「自分の気持ちや考え方を説明する」というスタンスで、言葉を選ぶことが重要です。

会議で新製品のネーミングを議論する場合でみていきましょう。

●悪い例・相手の提案を否定する
「そんなネーミングはダメだよ、(商品が)売れるはずないでしょう。ちゃんと考えていると思えない。君の感覚はおかしい」

これはただのダメ出しです。ネーミングを否定するに止まらず、相手の人間性をも否定しているのと同じです。それに肝心な自分の考えは何一つ、伝えていません。

良い例・相手の提案を肯定する
「私には考えもつかないネーミングです。正直驚きましたが、彼の感性を尊重したいですね「(自分の思いをかみ砕いて話す)
両者を比べたら明白でしょう。

たとえ相手の考えに共感できなかったとしても、後者のような言い方にすれば、何の問題もおこりません。
もし、こういうタイプが上司にいたら、最悪です。
部下の意見はことごとく潰され、会社の未来は危ういものとなるでしょう。

自己主張は「説得」ではありません。
自己主張が苦手な人は、
「場違いなことを言ったら、どうしよう?」
「受け入れられなかったら、どうしよう?」というように、自己主張を怖いものだと感じている人が多いのですが、これは本来おかしな話。

自己主張とは、自分の意見を貫いたり人を説得させるための方法では、ありません。自己主張の目的は、自分の意見を明確に伝えることであり、それに対して周囲がどう反応するかは、別の問題なのです。

あなたの主張が受け入れられなかったり、反対意見が相次いだとしても、あなたが主張したことは間違いではないですし、無意味ではありません。

あなたの主張を受けて、気づきや疑問が生まれ、意見交換が盛んになる。主張が発端となり、実のある場になるのですから、意義のあることなのです。
そして、誰も何も反応しなかったとしても、気にしないで下さいね。
自分の考えや気持ちを周囲に伝えておくことで、あなたへの理解は確実に増します。
関心を示す人も現われ、人間関係は円滑になります。

~自己主張の目的は自分の意見を明確に伝えること~
最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃

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