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目は口以上にものを言う

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

会話は、「言葉のキャッチボール」を行うことだけを、意味するものではありません。
身振りや手振り、表情で喜怒哀楽の感情や、数字を伝えることもできます。
中でも、視線。目は特に重要です。

「目は心の窓」とか、「目は口ほどにものを言う」といわれるように、目には自分の感情だけでなく、「私はこういう人間です」というパーソナリティを伝える力があります。
 たとえば、「了解しました」と発言していても、心が拒否していれば目は「嫌だな~了解なんてしたくない」と、否定しています。
 敏感な人には、わかってしまうものです。
 

逆をいえば、本当に「了解」している場合、目の表情を加えることで、より共感や協調を示す。「了解」の意思を強めることも、できるのです。
 テレビ中継を見ていると、野球やサッカーの試合中に「アイコンタクト」で、選手同士、意思の疎通を図っている様子に、出会います。
 目を見開いたり閉じたり、視線をそらしたりしながら、目を「伝達ツール」にしていることがよくわかります。
声であれこれ作戦を指示すれば、相手チームに分かってしまいます。
それに、観客の歓声や応援の声に消されて聞こえない心配もあります。
だから声を出さずに、彼らは目で伝えるのです。
 このように、目には、言葉にも勝るとも劣らない伝達力があります。
 目の力を活用すれば、言葉につまってもそれを補ったり好感を得たり、あなたの思いを正しく届けることができる。
「目は口以上にものを言う」のです。

話をしている相手に、パッチリ大きく目を開くと、「まあ?」「えっ?」と。興味津々の様子を伝えることが、できます。
また自分が話すときには、特に強調したいところで目を見開けば、
「ここが重要です」というメッセージにもなります。

たとえば、友だち同士で会話をしていて、ある人が
「宝くじが当たったの、嬉しい」といえば、金額の大きさを聞いていないのに自然に「本当?」「いくら?」と、発言する人もいますが、
宝くじに関心がなかったり、「自分から教えるぐらいだから、どうせ高額ではない」と受け取る人は、無反応な場合もあるでしょう。
しかし話をする人にとっては、反応がないのがいちばん怖い。
関心を持って欲しい、興味を抱いて欲しいからこそ話題に選ぶのですから、寂しさが募ります。周囲が「本当?」「いくら?」と反応しているのに、自分はノーリアクション。

「出遅れた感」を覚えたら、さあ目の出番です。「目を皿のように」、大きく見開きましょう。
 これだけで「えっ?」「本当?」「驚いたわぁ」「すごいな」と。
あなたのメッセージが、伝わります。
自分が会話をする場合では
「ここでは、簡単な表現で短く伝えることが大切です」
 と伝えたい時には、「簡単な表現で短く伝える」の部分で、大きく目を見開きましょう。 そうすれば、より強調することができます。

~関心を持って欲しいところでは「目の出番」~

最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃

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