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漫画喫茶の夜はキャンプ気分

終電を逃した。

今日は本当にひさしぶりの飲み会だった。料理がおいしくて日本酒もすすんだ。「よく飲むねー」と言われるのがうれしくて、どんどん飲んだ。記憶はあるし外からわかるほどではないけど、結構ふわふわした状態になった。

気付けば最寄りから5駅くらい離れた場所で終電を逃していた。タクシーで帰れなくもないけど、それなりにお金もかかる。それなら漫画喫茶に行ったほうがいい!と思って、いま漫画喫茶の一室にいる。

漫画喫茶は決して寝やすい場所ではない。特にゲラゲラや自遊空間のような安いところは、仕切りだけついて吹き抜けになっている。そのためお店の明かりが消せないし、近くのおじさんのいびきがよく聞こえてくる。「ぐごごごごごっ……」と知らないおじさんのいびきを聞きながら、寝苦しい夜を過ごさないといけない。

最近では、快活CLUBのように完全防音で鍵もかけられる個室タイプのネカフェもある。そっちのほうが部屋を暗くできるし、外の音も聞こえにくい。

ただやっぱりわたしは、天井吹き抜けタイプの漫画喫茶に泊まるのがすきだったりする。一人だけど一人じゃない感じが、まるで小学校のときに行ったサマーキャンプに似てる。サマーキャンプはみんなで体育館に薄い毛布を敷いて寝泊まりした。寝づらかったけど、楽しかった。漫画喫茶も決して寝やすくはないけど、非日常が味わえて楽しい。たまにならありだ。

もう今なら始発が動いているだろう。外からセミの声が聞こえる。だけどもう少しゆったりしてから、この非日常空間を抜け出したい。 

終電逃した際には、ぜひ漫画喫茶で泊まるのをおすすめしたい。

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