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令和時代に、傘はあまりに時代遅れすぎませんか。

傘にすごく不満がある。平成から令和になった今でも、傘って全然変わってないと思っている。傘はアナログだし、面倒ごとが多すぎる。

たとえば傘の代表的な不満”NWP”だ。なくす(Nakusu)、忘れる(Wasureru)、パクられる(Pakurareru)の頭文字をとって”NWP"。わたしが今日考えた、傘の三大不満を表すことばだ。誰もが人生に一度は、どれか1個以上は経験してフラストレーションを感じているのではないか?

もちろん傘のおかげで雨にぬれずに済んでいるのは分かってる。でも令和時代、もっと傘を便利に出来るんじゃないか?傘に何の縁もない私が、傘の未来を勝手に考えてみたい。

「傘」への6大不満

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傘への不満は、大きく分けると6つある。誰もが感じる不満3つ(なくす・わすれる・パクられる)と、ふとした時に感じる3つの不満(危険・ぬれる・不自由)の6大不満がある。

N なくす
∟傘はかさばる。そして濡れる。長傘はもちろん、折り畳み傘も雨の日は濡れているので鞄にしまえない。そのため電車の手すりに立てかけたり、足元に置いておいたり、傘立てに置いておいたり……。傘はどうしても他の荷物とは別の場所へ置いておく必要がある。だから失くしてしまうのだ。この「なくす」可能性が高いから、カワイイ傘を買いづらい……という人もいるだろう。

W 忘れる
∟傘は雨の日に役立つので、逆に言えば雨の日以外は不要だ。だからうっかり、家に忘れてしまう。軽量タイプの折り畳み傘であっても、小さいかばんなら雨が降ってなければまず持っていかない。また、使用した後は乾かさないと生臭くなるので、家に置いておく必要がある。その間に突然雨が降ってきたら、また新たに傘を買わないといけない。いま必要!というときに、傘が手元にない……ってことが起きてしまう。

P パクられる
∟傘は突発的に必要になるので、わすれる人が多い。忘れた人に与えられた選択肢は3つしかない。濡れたまま帰るか、傘を買うか、それかパクるかだ。傘立てには、似たようなビニール傘や黒い傘がたくさんある。だから「1本借りたっていいだろう」って気持ちになるんだろう。。。

K 危険
∟特に長傘は凶器になる。ついこの前、傘の先端で目を突く事件があった。ほかにも傘を横向きに持っていると、後ろの人に被害が及ぶときもある。最近では自動開閉式の傘の使用方法を誤ると、傘が暴発する事故も発生している。

N 濡れる
∟傘は雨の日に使用するので、当然濡れる。そして濡れた傘を畳もうとすると、自分も濡れる。そして折り畳み傘でも、濡れた状態では鞄にしまえない。傘のカバーはすぐ紛失するし(そもそもカバーは濡れないようにあるのではなく、傘の柄がわかるようにするためのもの)、濡れた傘を入れるための袋を別で用意しないといけない。そして傘を使うとき、濡れた袋はどこかに捨てる必要がある。あーー、面倒くさい!!

F 不自由
∟傘を使うと、片手がふさがってしまう。電話の受話器みたいに頭と肩ではさめればいいけど、手で持ってないとバランスを崩して濡れてしまう。本当に不便だ。そして傘を使った後、濡れた傘を鞄にしまえず手に持ったまま歩かないといけない。これが結構不便で、どこかに忘れる原因にもなる。

傘への不満を解決するには「傘をなくす」!?

この6つの不満を解決するための方法を、素人ながら考えた。雨にぬれてもすぐ乾く素材、超コンパクトに折りたためる傘、雨をはじくシールド……。いや、どれも違う。

きっと一番いいのは「傘をなくす」こと。正確に言えば、傘を所有しなくてもよくなる社会がいい。傘マニアでなければ、傘は雨が降った時にあれば十分(日傘は除く)。雨が降った時だけ使える状態なら、傘を鞄に入れておく必要もないし、急な雨をしのぐためにコンビニでビニール傘を買う必要もなくなる。所有していないので無くす・わすれる・パクられる心配はなくなる。危険性は低くなり、濡れた傘を持ち運ぶ必要はなく、不自由さも減るはずだ。

「傘をシェアする時代」になるのか?

必要な時にだけ使えるとなると、シェアリングエコノミーだろう。最近都内のいたるところで、自転車をレンタルできるようになっている。昔は自分の自転車を乗り回していたけれど、いまは時間ごとにお金を払えば好きな場所で借りられて、好きな場所で返せるようになった。

傘は、自転車以上に多くの人が利用する。そして雨が降れば、みんな必要とするに違いない。傘がシェアできる社会が来たら最高だ。

ただ課題は多い。傘は晴れの日にわざわざ返すのが非常に面倒なので、「借りパク」されやすい。実際ある自治代では無料の傘貸し出しをやっていたけれど、傘が戻ってこなさ過ぎて貸出中止になっていた。雨の日は家に帰るまで傘を使わないといけないので、しっかり返却する仕組みを作んないといけない。

あと傘はコンビニで数百円で買えてしまうので、企業がビジネスとして取り組むには稼げないはずだ。傘のレンタルに数百円かかる・・・となると、「じゃあ買った方が早いじゃん」となってしまう。だからコンビニの傘よりも安く、自分で保有するよりずっと楽だと思われないといけない。

「傘のアンチ」として生きていく

2ちゃんねるの住人が「アンチはファンよりも詳しい」という名言を残している。

私は傘のファンじゃないけど、ちょっとしたアンチだ。この先も傘のアンチとして傘に詳しくなって、改善点を上げられるように考えていきたい。

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