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noteはあまりに優しすぎる

先週、人生初のヤフコメに挑戦した。

「ヤフコメ」とはYahoo!ニュースのコメントを指しており、毎日さまざまなニュースにコメントが寄せられている。専門家のコメントもあれば、一般人の過激な発言、何も考えていないと思われる浅はかなものまで様々だ。ヤフコメを見れば、世間の人がそのニュースをどうとらえているかがおおむねわかる。

そんなヤフコメに、急に挑戦したくなった。ヤフコメは匿名で名前はバレないし、自分のコメントにどんな反応があるのかも気になっていた。わたしはコメントしたいと思えるニュースの出現を待った。

そして8月1日13時前、初コメントのチャンスが到来する。不正利用が起きた7ペイが9月末で終了する速報が出されたのだ。仕事中ではあったが、スマホに速報がきた瞬間「コメントしよう!」と思った。すぐにニュースを開くとコメントはまだ5件程度だけ。コメントが少ないうちがチャンスだと思い、わたしは「リスクがあるなら終了した方がいいよね」と無難なコメントを残した。

その夜、自分のヤフコメを改めて確認した。残念ながら上位に表示されてはないけれど、23いいね!を獲得できていた。思ったよりもみられていた。しかしその一方で、ネガティブ評価が少ないながらついていた。こんなに無難なコメントなのになぜ??と不思議だった。

noteは反対意見が見えないやさしい世界

ただ冷静に考えれば、どんな意見でも反対する人はいて当たり前だ。むしろ全員が賛成する意見なんて存在しない。25年生きてきた私は、そんな当たり前の知識は持っているはずなのに、なぜか忘れていたのだった。

何故忘れていたのか考えた結果、毎日noteをしているからだと気付いた。noteは「スキ」とコメント欄があるけれど、ヤフコメのように「悪いね!」を押す機能は備わっていない。だからどんなに忌み嫌う内容がnoteに書かれた場合、コメントで批判するか、自分のnoteで主張する以外にはスルーする選択しかない。noteの場合、批判に手間暇がかかるのだ。だから批判する気力がなければ、みんな大抵スルーしてやり過ごしている。

わたしのnoteは過激な内容ではないけれど、少なくとも反対する人や分かり合えない人はいるのだ。ただその人たちの存在が、noteの機能からは伝わらないだけ。ヤフコメと同じ機能が備わったら、おそらくスキと同じくらいの「悪いね!」がついてしまうかもしれない。

noteの世界はとにかく優しすぎる。でもこのやさしさのおかげで、わたしは今日もこうやって書きつづけられている。ただこれからは、自分の意見に反対している人も少なからずいるのを意識していくようにしたい。


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