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「勉強会ぎらい」で得られたもの

「勉強会」というものが昔から大嫌いだ。

いま通っているある講座の受講生たちで、講義の内容を振り返る勉強会をやろうという話が持ち上がった。
勉強会では複数人で意見をかわせば色々な意見を聞けるし、正解までのスピードも早い。なにより、一生懸命学ぶ姿勢が素晴らしいと思う。

それでも、わたしは不参加を表明した。
勉強会は、みんなのやり方で進めなければならないためである。

わたしは、効率が悪くても一人で勉強することが好きだった。
思えば中学時代、自分で考えた非効率な勉強法をひたすら実践していた。
(学校のノートの内容を、別紙に重要語のみ赤シートで隠れるようにまとめ直して暗記していた。数時間はかかっていたはず笑)

時間はとにかくかけていたので、なんとか成績上位には食い込めたものの、もっとうまいやり方があったとは思う。

それでも、勉強会ぎらいのおかげで自分の頭で考えるという癖がついた。
どんな勉強法がいいか自分の頭で考えることができたし、時間がかかっても自ら導き出した答えがあっていれば、大きな達成感が得られた。
そして達成感から、勉強という行為が好きになり、ますます時間をかけるようになり、成績もどんどん上がっていったのだ。

勉強会は、たしかに効率がいい。
でも、小心者のわたしは集団のなかで自分のやり方を貫くことはできなかったし、勉強会に行っていれば、勉強はみんなで励まし合って乗り越える「いやなもの」でしかなかっただろう。

馬鹿な選択なのかもしれないけど、わたしは非効率でも自分のやり方で、一生懸命手探りをするように勉強していきたい。

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