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バーテンダーから学ぶ、究極の個別仕様サービス。選ばれる人になるには。

仕事を頑張ってきた。今、もう一歩先のステージへ上がりたい。次のステージとは何か・行くためには何が必要なのか…

こんな風に考えたことがある人、あるいは現在考えている人は多いのではないでしょうか。私は何度も考えたことがあります!

次のステージに行くには、転職して環境を変えること。と思っていた時期もありました。確かにそれも一つの手段ですが、転職が全てではありません。

周りを変えることよりも、自分を変えることの方が成長は早いです。

では、自分をどう変えるのか。

現在コロナ禍で休業中ですが、私はバーテンダー見習いもしております。バーテンダーの修行を通して学んだことに、“どう自分を変えるのか”のヒントが沢山盛り込まれていたので、今回はそのお話しをします。

本題の前に。
何故、バーテンダーにヒントがあるのか。って思いましたよね。笑

顧客に合ったベストを提供する、究極のサービスのプロだからです。
バーって、お店へ行けば、その日その時に求めているお酒がスッと出てくる、なんてイメージはありませんか。

似たようなモノやサービスが溢れる世の中、顧客はどこで(誰から)欲しいものを手に入れるか選んでいます。

バーテンダーの究極のサービスに、どこでも選ばれる人のポイントがあり、そのポイントが、次のステージへと自分を変えるヒントになると思ったので、お伝えできればと思います。

所作:継続力が信頼に繋がる

小さなことから何でも良いので、継続力をつけることが1つめのポイントです。

バーテンダーの所作って、とっても丁寧ですよね。
バースプーンを回す時、ガチャガチャとうるさい音を立てる人はいません。ドリンクを提供する際も、そっとお客様の前にグラスを提供します。

ボトルの持ち方や蓋の開け方など、指の先まで細心の注意を払いながら行う所作は、簡単にできるようになるものではありません。
早く美しく行う人は、相応の経験を積んでいる人です。

つまり、所作が丁寧な人は意識した行動を体得するまで続けられる人。

継続は信頼を生みます。小さなことでも良いので、継続して信頼を得ていきましょう!

知識:「分かってくれている」が嬉しい

顧客情報を詳細に得ていることが、2つ目のポイント。

バーテンダーは、お酒に関する知識が豊富です。味についてはもちろん、香りや製造過程などの歴史、雑学からどんな料理と合うかまで。
知識があれば、必然的に引き出しは増え提案できるものも増えます。

商品知識があることは大前提。ここでいう情報は商品やサービスに関するものではなく、顧客情報です。

選ばれる人とは、自分のことを分かってくれていて、欲しい情報をくれる人。

初めての顧客に対して瞬時に状況を把握する力も磨く必要はありますが、一度来た顧客の情報を知ることも大切!

できるだけ詳細にです。
誰と来て、どこの席に座り、何から注文したか。どんな会話をし盛り上がるのか。

把握したら、何を求めて来ていて、どう対応すれば喜ぶのかを考える。そして、顧客が何かをする一歩前に提案すること。

先に行動することで、「自分のことを分かっている」と思われます。
顧客のことをまずは知ることからやっていきましょう。その上で先回りの行動をとり、選ばれる人へ。

雰囲気:居心地が良いからリピートする

顧客にとって居心地の良い存在であることが3つ目のポイント。

バーテンダーは、時に聴くことに徹し、時に声をかけずに寡黙に見守り、顧客にとって居心地の良い空間を作り出すことに長けています。
だから、リピーターがつくのです。

先ほどの顧客情報を知ることとも重複しますが、相手の求めている場づくり・対応をすることで、居心地が良い存在・空間になります。

一緒にいて疲れてしまう人もいますよね。波長があう人だと居心地がよくなるので、合わせにいくことが大切です。

どんな仕事においても、相手にまた会いたいと思われることは非常に重要。どんなことをされたら嬉しいのかを考え、居心地の良い空間・自分を作っていきましょう。

さいごに

大量生産の対マスへのアプローチより、一人一人のニーズに合わせた個別仕様の方が圧倒的に求められる今、バーテンダーとはまさに究極の個別仕様サービスだと思います。

一歩先のステージへ上がるためには、様々な手段がありますが、今回は顧客に喜ばれる為にという根本的な話を中心にさせていただきました。

人に合わせたものやサービスの提供は、終わりがなく、どこまでも追求ができるものです。どんな仕事も人との関わりが必ずあるもの。
一人一人を大切にすることで、仕事のレベルは上がると思います。

私も、一人一人、関わる人をより深く大切にして、仕事のステージをこれからも上げていきます。

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