リニア1

リニア、飛行機っぽいけど、魂は鉄道

山梨実験センターでリニア試乗

 リニア体験乗車会に参加するために山梨実験センターに行ってきた。友人に教えてもらって申し込んだのが見事当選したのだ!
娘「リニアなんて、移動時間を短縮するためのものなのにわざわざ時間かけて乗りに行く意味なくない?」
息子「意味ならある! ロマンという名の」
…というわけで、ロマンを感じた息子と夫に付き合ってもらって3人で参加した。電車で大月駅まで行って、後は臨時バスが出ていた。時々釣りに行く場所の辺りだったのでもっと遠いイメージだったのだけど意外と近い。

いろいろと飛行機っぽい

 受付では申し込んだ時の名前が記載された一人ひとりのチケットが発券されてチェックイン。手荷物検査などもあるので、飛行機の搭乗手続きみたいだ。ガイダンスの後、席に案内された。窓の外には線路の壁に貼ってある磁石が見えた。内装や椅子は新幹線と同じ感じで、前方のモニターに予定が表示してあった。直線42.8kmのコースの中ほどの実験センターから乗り込んで、ちょっと(といっても新幹線くらいのスピードで)東京側に走行してから名古屋側に向かって本格的に走る。飛行機が滑走路の端っこに行くみたいな感じだ。スピードが乗るまでタイヤで走行したあと浮上するのも飛行機っぽい。その後500km/hまで順調にスピードを上げていくのであまりスピードが出てる感じがしなかったけれど、減速する時は加速度を感じた。最後タイヤ走行になる時も、飛行機の着陸みたいにガタガタしたので、止まるのが大変な乗り物だ。

 総じて列車の格好をした飛行機だと思った。線路というかレールはなくてコンクリートの面から10cm浮いて走行しているのだそうだが、超低空飛行の飛行機のようだ。ただ、上下左右が固定されてる感じは磁石っぽい力のかかり方を感じる。ちょっと外れそうになると引き戻される感覚は子供の頃N極とN極をくっつけようとしたときに感じた「距離の二乗に反比例した」反発のような力のかかり具合だ。試乗会会場への道の途中に蒸気機関車や電車や新幹線とスピードを比較した絵が描いてあったが、蒸気機関車に引っ張られるあの乗り心地とえらく違う。スピードどうこうじゃなくてすごく違う。ただどちらも力強さを感じて興奮するという意味では似ている。

やっぱりロマンかも

 試乗が終わってから乗った車体が見えるところで写真を撮ることができる。大きなカメラをもった年配の人が「ガラスの汚れが写り込む」とか言いながら真剣に撮影していて楽しそうだ。小学生が何枚も何枚も夢中で写真を撮っていて夏休みの自由研究にするのかなと思った。ここでアンケートを書いて提出して三々五々解散となった。係の人がちょっとした質問に答えてくれたり記念写真のシャッターを押してくれるなど、丁寧でフレンドリーな対応をしてくれた。そこで、線路(?)の壁面の電磁石のパネルは一つどの位のお値段なのか聞いてみたが「価格は知らないのですが、安くはないと思います」との回答。安くないこのパネルを東京から名古屋まで全部に貼付けなくてはならないのだから、そりゃお金かかるよねと思った。そして、何年か前に一般公開で見たつくばの加速器のコイルが並んでいるのを思い出して、ちょっと加速される電子の気分に浸ったりした。さて、このロマンにお金をつぎ込むことはできるのか

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戸田幸子

仕事は編集、イラスト、ライティング、パンフレットなどのデザイン、夫とだ勝之の漫画の編集など。パソコン雑誌『MACLIFE』OB。 生まれは広島。立体視、だまし絵、発達障害、科学技術、カープ、食べ物、酒、野菜、漫画、アニメーションなどに興味があります。
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