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壁を越えたい

私は今、着物着付けと格闘している。来月にある成人式の振袖着付けだ。

娘に振袖を着付けたことはあるものの他のお嬢さんに着付けをするのは初めて。まさに成人式着付け師デビューだ。

貸衣装店で総勢40名のお嬢さんに私を含めた着付け師8名が晴れの舞台の振袖の着付けをさせて頂く。1人あたり5人着せる予定になる。
多分私は3人くらいになるかと思っているがどうなるかはわからなくて。

ほぼ毎日、早朝30分くらい着付けの練習をして出勤。帰宅後、夕飯作りの前に練習をする。夕飯を作り、夫と食事し後片付け後にまた練習。
トルソーに着付けした写真を師匠にスマホラインで送る。

数分後、私のスマホが鳴る。
取りたくない、、、無視したい。。。


速攻でダメだしがくるのだ。

あ~あ、、、また同じところを注意された。
私ってやってもやってもできんのちゃう?このままで成人式着付けできるん?
不安が大きな渦をまいて息苦しくなる。

「はい、教えて下さったとおり、やってみます。頑張ります!」
わたしどこまで頑張るんだろ。


師匠は御年80才(81才やったかな)
あのパワーは一体どこからくるのだろうか。
スマホラインを平然とこなし、夜中でも写真添削する。
「何時でも写真送ってきて!きちんと見ますから」
それが困るんだ。どんなに遅くてもスマホの既読がついて電話が鳴る。
ふぅー。

厳しい師匠だけど、
師匠のようにハツラツと人生を謳歌したい気持ちがある。

とりあえず、自分に納得がいくまで走ろうと思う。ヤルと決めたのだから(成人式着付け)できるはず。できたら一つの壁を越えられるかな。
一息ついて、めげずに生きていこう。

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