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【家計簿の考え方】貯める力をつける

家計簿管理について、私の考え方を書いてみます。

正直、家計簿って、誰もがやるべきことでもないんですよね。家計簿つけることが目的なのではなくて、家計簿をつけることによって、何が達成したいのかを明確化することの方が重要です。

私が家計簿をつける理由は、以下の2つになります。

①支出を減らすため
②資産を減らさないため

今回は①の「支出を減らすため」の考え方をご紹介します。

STEP1.支出を洗い出す

家計簿を手書きのノートにきれいに書くことが目的になってはならないと思います。それによって、モチベーションが上がっていればいいのですが、なるべく家計簿に費やす時間は最小限にして、シンプルに自分が達成したいことを追求するべきです。

「マネーフォワード(MoneyForward)」のアプリを使えば、カード情報や銀行口座などとも連携できるので、記帳を自動化することができます。

また、家賃や通信費、保険など毎月定額にかかるものも自動化すると便利です。「MoneyForward」だと費目も固定化しているのが逆に良いです。大きく分類するだけで問題ないです。はじめは、自分がどの費目にどれだけお金を使っているかを把握することが大事です。

なので、1円単位で正確に管理する必要はありません。支出の3〜5%くらいは誤差として、使用不明金として「その他」に分類しときましょう。

1〜2ヶ月もつけていけば、大体自分がどこにどのくらい支出しているかが見えてきます。それで満足するのではなくて、あくまで目的は「支出を減らすこと」なので、ここからどこを減らせるのかを検討する必要があります。

STEP2.予算化する

「MoneyForward」には、予算化する機能があります。

毎月支払うお金(固定費)と今月の生活費(変動費)に分けて、毎月いくらまで支出できるかを予算化しましょう。ここも大まかでいいです。先月の実績や、自分の収入や年齢によって平均化もしてくれますし、無理のない範囲内で設定していきましょう。自分の収入と生活費のバランスを見て設定します。

ここで重要なことは、「特別な支出」も予算化することです。「特別な支出」とは、家電や旅行など、毎月支出するようなものではないけど、大きく支出される費用を設定します(自分は一回の支払いで1万を超えるようなものは基本的に予算化します。家庭の収入によって金額は変わってくるかと思います)。

年間でいくらまで使えるかは予め決めて、それを月にならせば良いです。たとえば、年間50万円で設定すると、月間で約4万円で予算化すればOKです。ここの費目は、毎月で管理するのではなく、年間でみて、設定した金額を超えないように管理すればいいわけです。

STEP3.削れる項目を探す

予算化した後のこちらのSTEPが一番重要です。ここからその項目を減らすことが可能か考えることです。必ず「固定費」から見ていきましょう。なぜならば、毎月固定でかかるものは年間にするとかなり大きい費用になる可能性があり、それだけ減らすインパクトも大きいからです。

特に携帯などの通信費や保険などは見直す良いチャンスになります。この際に、毎月かかっているサブスクリプションのサービスも毎月そのサービスの恩恵を受けているか、見直しましょう。1ヶ月に1回も使っていないサービスだったら一度やめてみるのもありかと思います。

毎月の支出の割合を大きく占めているものほど、見直せば大きく家計にインパクトを与えます。おそらく、多くの家庭で「家賃」が一番の割合を占めているかと思います。自分は最終的にここにメスを入れることで大きく支出を減らすことができました。

家計簿をきちんとつけて、「節約」に意識している真面目な人ほど、細かいところに目がいってしまい、一番大きいところに意識できてないことがあるかと思います。食費など無駄遣いを減らすために、1円単位で削っていくことよりも先に、大きくお金がかかっているところに目を向けていきましょう。

まとめ

家計簿をつけることで、自分が何に関心があって、何を価値としているかということが見えてきます。「支出を減らす」という目的と矛盾してしまうかもしれませんが、その支出が自分の人生を有意義にするために大切なものであれば、減らす必要はないと思います。

ただ、その際にその支出が自分にとって以下のどれに当てはまるか考えていくと良いです。

「消費」・・・生活するのに必要な支出
「浪費」・・・今を楽しむためだけの支出
「投資」・・・将来の自分にとって有益な支出

たとえば、漫画が大好きで、毎月1万以上も漫画にお金をかけている人は、それが、「消費」「浪費」「投資」なのか考えましょう。

漫画を生業にしている人にとっては、「消費」かもしれません。今後、漫画の知識を元に収入に変えられると思うのであれば、それは「投資」になります。いやいや、漫画を読むのをご褒美にして1週間頑張ってるんだという人は、「浪費」にはなるかもしれませんが、必要な支出だと思います。ただし、同じ漫画を2冊買ってしまい、2冊目を何も変えずにゴミにしてしまったらならば、それは無駄な費用として削減しなければならないお金だと言えます。

お金を使うことは決して悪ではなくて、生活を豊かにしますし、お金をもらう側への対価として大事なことです。自分にとって、支払うだけの「価値」があったかどうかを見極める力の方が大事です。

毎月払っているその保険は本当に対価として十分ですか?
毎月払っている家賃や通信費は適切でしょうか?

もしかしたら、今より同じくらい充実したものが、もっと安く提供されているかもしれません。"無駄"かどうかは、その「価値」を調べて判断しないとわかりません。

家計簿をつけることで、自分が大切なことを見直す良いきっかけになるかと思います。

読んでいただいてありがとうございます。

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