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うるわしの元年「令和」

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新年度の初日の月曜日だというのに、多くの国民がただひとつの発表をいまかいまかと心待ちにした2019年の4月1日。
長い平成の時代の終わりに始まる「令和」の新時代。
皆さんは、それぞれどんな思いで新年号の発表を受け止めましたか?

凛とした印象、落ち着いた感じ、今までにない響き、などSNSでの反応も様々でしたが、
「穏やかに前を向く女性」の姿が私の頭にぱっと浮かんできました。

「平成」の男性的で堅いイメージから一転、新しい価値観のもとで色々な人が手を取り合ってゆっくり進んでいくイメージです。

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先日、NHKハートネットTVで「平成が残した宿題」という番組が8回にわたって放送されました。
シリーズで取り上げられたのは「セクハラ」「ジェンダー格差」「ひきこもり」「自殺」「子どもの貧困」「超高齢化」「災害弱者」「障害者」です。

平成の30年間で、特に社会問題として注目されたテーマばかりですが、よく考えるとどれも「価値観や境遇や見た目の違いで、拒絶したり生活を制限しようとする」ことからうまれた問題ではないかと思います。

本人の意思や価値観を軽視し、誰かの決めたものさしで他人をコントロールしようとする社会。
厳しすぎる規則に息苦しくなって、近くにいる人に助けを求めているのに白い目で見られ、社会の網の隙間からスルスル落ちていってしまった弱者たち。

ふと、厳しすぎた校則にがんじがらめになって心身ともに疲れ切っていた、私の高校時代を思い出しました。
学校を辞めたくてしょうがなかったのに、当時はとても辞められなかった。
今では「少年院みたいなところだったね。」と旧友と笑いのネタにしていますが、当時はストレスでよく原因不明の腹痛に悩まされたものです。

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新年号「令和」には、「美しく心を寄せ合う中で文化が育つ」という意味が込められているといいます。
平成の残した宿題を少しずつ終わりにできるよう、お互いの価値観や境遇を認め合い、和やかに支えあっていく優しい時代になることを強く願います。

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そして私自身も、令和の始まりとともに自分の価値観ががらっと変わる大きな出来事を迎えます。

先日告知された、がんの手術を控えているのです。

5月1日、まさに新しい時代が始まる日に入院し、子宮の全てを取り出す大掛かりな手術に臨みます。
まだまだ子供も望める年齢での子宮全摘手術。

がん細胞を全て取り除いてもらって、少しだけ身軽になった1ヶ月後の私は、きっと新しい価値観で令和の時代を見つめていると思います。

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