先日、ラジオ日本のプロデューサーでいらした伊藤さんを偲ぶ会に参加させていただきました。大森の「風に吹かれて」というライブハウスが会場でした。大好きでいらしたというひまわりがあふれる献花台に向かい、手を合わせました。

伊藤さんとの出会いは、今から14年前の2008年の春でした。
「“フォークジャンボリー”というワードで検索していたら「入間川フォークジャンボリー」のページが出てきた」ということで、「イベントのことを番組でご紹介したい」とのご連絡をいただいたのです。なんと光栄なことでしょう！
（1969年から1971年まで岐阜県中津川市にて開催されていた「全日本フォークジャンボリー（通称「中津川フォークジャンボリー」）」は、伝説として語り継がれており、入間川フォークジャンボリーを始められた「しょう」さんも、そこからイベント名に「フォークジャンボリー」とつけたとおっしゃっていました）

そして、4月に「フォーク魂」という番組に出演させていただきました。しかしながら、その年の8月に「入間川フォークジャンボリー」は終了。10月からは「入間サウンドヘヴン」として新しいメンバーでイベントを始めたのですが、番組で再び、イベントの紹介をさせていただけるということで、2009年7月にも「フォーク魂」に出演をさせていただきました。

本当に嬉しくて、感激でした✨

素晴らしい機材の揃うスタジオ、初めてのラジオ収録に緊張していたわたしに、やさしくご説明くださった伊藤さん、パーソナリティーの岡野さん（偲ぶ会では司会をされていらして、お会いできました）には、感謝の心でいっぱいでした。

スタジオで収録させていただき、ラジオで放送していただくというのは、音楽活動を続けている中で「夢」でありましたし、最初に出演させていただいた時には、ドキドキしすぎて、地に足がついていないような感覚というか、とにかく本当に嬉しかったです！

ラジオに出演させていただいた2009年以降は、当時月に1度のペースで出演させていただいていたフォーク酒場「アコースティックダイニングF」（2014年4月30日閉店）に、伊藤さん旧知の音楽友だちが出演していらしたということもあり、お店でお会いしたり、結婚式にも呼んでいただきました。その時には、お祝いに歌も歌わせていただきました。

奥様とはその時初めてお会いし、なんて素敵な奥様！　なんて素敵なご夫婦！　と思いました。お二人の愛の波動が広がって、こちらまで何だかうっとりとしあわせな氣持ちになりましたのです❤️

もともと、ラジオは大好きでした。
中学時代から音楽を聞くのが楽しみだったし、父が経営していた印刷会社では、印刷の機械がガタゴト動く音の中、ラジオのトーク番組がいつも流れていた。それがとても心地よかった。そして、ラジオから好きな曲が流れるととても嬉しかった。

何回も聴いたことがある曲でも、ラジオから流れるとまた新鮮な感じがした。今でもそうだけれど、ラジオから流れる音楽は“特別”なのだ。

そんなこともあり、ラジオというとどうしても父の思い出が重なる。あったかい、懐かしい、大切な思い出。

弾き語り活動になってからは、自作の曲を応募したりして、何度か他局でも曲を流していただきましたが、ラジオ日本さんに出演させていただいたこと、その感動をきっかけに「いつか自分の番組を持てたらいいな」という新たな、キラキラ✨した夢ができました。

空に渡る大きな虹🌈を眺めるような別世界のものとして。
手の届かない夢として。
あまりにも大きな夢すぎて、心の奥の方に仕舞い込んでしまったけれど……

それなのにその“虹”は時折「むくっ」と起きてきて、わたしの氣持ちをざわざわさせた。

「そんなの無理だよ」と顕在意識がなだめると、

虹は、
「そんなことないよ。叶うよ。きっといつか叶うよ！」

と、言ってくれた。ずっとずっと言い続けてくれていた。

偲ぶ会には、親交の深かったアーティストの方もたくさんいらしていて、お話をしてくださったり、歌を歌ってくださったり、ビデオレターを拝見したりしました。
わたしの大好きな山崎ハコさんもいらしていました！（感激✨）

会の最後に、奥様が涙ながらにお話をしてくださいました。
……お二人の愛は時空を超えて、今でも、周りの方を幸せにしてくださっているのだと感じました。そして、伊藤さんは天国からも、人と人とのご縁をやさしくつなげてくださる方なのだと思いました。心から尊敬し、感謝いたします。

伊藤さんのやさしさが、会場を大きく包み込んでくださっていたのでしょう。本当にあったかい、楽しいひとときをすごさせていただきました。
「アコースティックダイニングF」の音楽仲間数人とも久しぶりにお会いでき、会が終わりましてからも積もるお話をしました。

今年8月から「ラジオ川越」さんのパーソナリティーとして活動させていただいておりますことは、たくさんのご縁のお陰です。そしてもしかすると？　伊藤さんが天国から応援してくださっていたのかもしれない。とも思ったりしています。だって、ラジオ日本さんとのご縁から、もっともっとラジオが好きになったのですから😊

伊藤さん、大切なご縁を、そしてラジオの楽しさ、素晴らしさを教えていただきありがとうございました。ラジオって本当にいいですね！
愛して、大切にして、楽しく、番組を続けていきます。

谷中にある樹木葬のお墓には、この秋にお参りさせていただきます。

感謝を込めて　ゆっこらんど　拝

ありがとう　感謝のこころ　思いやり
ゆた〜と呼吸で　しあわせいっぱい