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ありふれた日常の素晴らしさ。イタドリという野草のおいしさ。

コロナの一件で日常は一変したが、気がついたことがいくつかある。朝の散歩中の空気の美味しさ。道端に咲く雑草にも季節があること。子供たちの表情や特性について。

長女はじっくりコツコツと勉強するタイプだ。塾の動画視聴も一人でコツコツとできる。でも何事もゆっくりじっくり習得する。だから、理解するのにも時間が掛かったりする。塾に通っていればいいと思っていたが、そうではなかった。親が進度を確認して、スケジュールを引いて、わからないところはヒントと導きを。勉強の仕方からのサポートが必要だった。塾のテキストのこなし方、活用方法についてもきちんと理解ができていかなかった。親子で向き合える良い機会をもらえたのだ。長女は食べられる野草や実にも目がない。●●を取りに行こうというお誘いをすればたいてい付き合ってくれる。

春に食べられる野草にもついて、わたし自身も一歩踏み出したように思う。イタドリという野草がある。子供は保育園時代にそれを取っては皮を剥き、かじり、すっぱいと言って味がなくなると出していた。微笑ましく見ているうちに、わたしもイタドリを選別できるようになった。そして、なんだか美味しそうと感じるようになった。Google検索してみると、若芽を天ぷらにできるようである。

若芽を摘み取って、水につけて表面の汚れを落とす。天ぷら粉につけて揚げて、粗塩をパラリ。茎の部分は少し苦味がありふきのとうを感じさせる。葉の部分はパリパリとしてなんとも美味しい。春の味だ。ふきのとうより苦味は少ないので子供のおやつにもよさそうだ。

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朝散歩して、イタドリを摘み、おやつには天ぷらにしていただく。ゆったりと季節を感じている今が信じられない。つい、こんな日が続くのも悪くないと思ってしまうのだ。




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