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Memorandum-4.ボークスの会員制度について


はじめに

初めましての方は初めまして。
ご存知の方はお久しぶりです。YUKKYと申します。

23年8月時点で、お迎え5ヶ月目の新人ドールオーナーですが、
備忘録としてnoteで記事を投稿しています。
いつまで続くか解りませんが、長くお付き合い頂ければ幸いです。
過去の投稿文は記事一覧からご覧ください。

併せて、DDドールをお迎えしている関係から、話の軸などがDD中心になります。
あらかじめご了承下さいますと幸いです。


1.ボークス会員とは

今回は、ボークスの会員制度についてまとめていこうと思います。
ボークスには4つの会員グループがあり、それぞれで還元率が異なります。
詳細については、公式サイトをご覧ください。

・ポイント会員
(現金決済者向け、無料の会員サービス)

・VS会員
(現金決済者向け、有料の会員サービス)

・VIP会員
(現金・クレカ決済者向け、審査ありの会員サービス)

・GL会員
(海外在住者向け、有料の会員サービス)

今回、私が主題としているのは、VIP・VS・ポイント会員の適した使い方です。
GL会員は海外在住者向けですので、ここでは割愛します。
まず、一番コスパがいい会員制度はどれかから考えていきたいと思います。

1-1.年会費について

ここで焦点となるのが、年会費です。
上記会員制度で年会費が発生するのはVS会員で、価格は1,100円(税込)です。
VIP(年度内で1回でも利用した場合は翌年の年会費無料)・ポイント会員に年会費は存在しないため、VS会員の年会費をペイ出来るかで話が変わってきます。
では、いくら買い物をすればペイ出来るのか確認していきましょう。

公式は現金で月/1,870円(税込)以上購入するならVS会員がお得と発表してますが、はたしてこれは事実なのか。そこから確認してきます。


2.VS会員の還元額を計算しよう

では、早速計算していきましょう。

【前提条件】
・ボークスのポイント還元は税抜価格が基準。小数点以下は切り捨て。
 なので、1,100円(税込)の場合、還元の対象となるのは税抜の1,000円。

【還元の計算】
・月/1,870円(税込)会計の場合、170円は税金なので1,700円(税抜)が還元対象。

・100円ごとに1P還元なので、上記の金額だと還元額は17P。

・VS会員で現金決済だと5%還元されるので、17P×5%で85P還元。

・年会費は1,100円(税込)なので、
 毎月同額の買い物をした場合は1,100円÷85P=12.9。
 年会費をペイするのに約13ヶ月必要。1ヶ月は超過する見込み。

・月/85P還元を12ヶ月間で受ける場合だと、85P×12ヶ月で1,020P還元。

・年会費は1,100円(税込)なので▲80円。

公式発表の情報を元に計算すると、月/1,870円(税込)以内・以下の場合は年会費で赤字になってしまいます。

では、ポイント会員の場合はどうでしょう。

【前提条件】
・ボークスのポイント還元は税抜価格が基準。小数点以下は切り捨て。
 なので、1,100円(税込)の場合、還元の対象となるのは税抜の1,000円。

【還元の計算】
・月/1,870円(税込)会計の場合、170円は税金なので1,700円(税抜)が還元対象。

・100円ごとに1P還元なので、上記の金額だと還元額は17P。

・ポイント会員で現金決済だと1%還元が限界なので、還元額に変動なし。

・月/17P還元を12ヶ月間で受ける場合だと、17P×12ヶ月で204P還元。

・同条件のVS会員で▲80円なので、△124円。


VS会員の有効期限は1年(12ヶ月)なので、月/1,870円(税込)以内・以下の時だと、どうしてもポイント会員より赤字になってしまいます。
その額も80円なので誤差の範囲ですが、赤字と言えば赤字です。

年会費を差し引くと、1,100円(税込)を支払って1,020Pしか回収出来ません。
ポイント還元額だけを見ると、VS会員となって月/1,870円(税込)以内・以下でしか買い物をしない場合はデメリットしかありません。
しかし、VIP・VS会員限定サービスの恩恵も考えると、年会費を支払う価値はあると言えます。それに、買い物で支払う額は変動するのであくまでも目安です。
では、その会員限定サービスの恩恵も確認していきましょう。


3.VS会員の年会費の元を取るには

会員限定サービスの恩恵はいくつかありますが、個人的に特記したいのはボークスニュースです。
年/3〜4回ペースで発行されるボークスニュースが無料配送されますし、1誌価格は400円前後ですので、年3回発行で1誌400円の場合はそれだけでも1,200円です。

これだけでも年会費はペイ出来ますし、繰越分とポイント分で儲けられます。
恐らく、公式側は月々のポイント還元とボークスニュースの発刊を含めて現金で月/1,870円(税込)以上購入するならVS会員がお得と発表した可能性があります。

3-1.損益の分岐点について

では、いくら支払えばポイント還元だけで元を取れるか計算していきます。
結論から言えば、年間の買い物額が22,800円以上なら十分元を取れます。

VS会員とポイント会員の損益分岐

こちらは、私が制作したポイント計算表です。
条件は以下で作成しており、詳細は計算表をご覧頂ければ把握出来ると思います。

・1ヶ月の使用額は1,900円(税抜)
・上記使用額を元に、VS会員とポイント会員ごとに還元額を算出。

毎月1,900円(税抜)買い物した場合、12ヶ月目(12番目)で累計使用額が22,800円になります。年間使用額が22,800円(税抜)を超えると、ポイント還元だけで年会費をペイ出来る計算です。
ポイント会員だと、12ヶ月間で同じ額の買い物をした場合、還元されるポイントは228Pとなるので、同じ条件のVS会員より還元額が高くなります。

しかし、ボークスニュースの配布は含めてないため、12ヶ月間のポイント還元だけで考えるとポイント会員がお得ですし、配布などを含めるとVS会員がお得です。

3-2.制度ごとの還元額について

また、上記の比較表はVS会員とポイント会員の累計ポイント数も比較してます。
毎月の支払い額は同一・年会費は差し引くという条件でどれだけ貯まるか計算しており、14ヶ月までポイント会員が上ですが、15ヶ月以降はVS会員が逆転します。
以降は、常時5%還元を受けられるVS会員の方がより多くの還元を受けられる事が分かります。一番右側はポイント会員視点での差額を表記しています。

VS会員とポイント会員の損益分岐(長尺版)

こちらは5年版の計算表です。
ドール趣味に於いて毎月の支払額が1,900円というのは現実的ではありませんが、この条件で比較すると1年ごとに約900Pずつ差が生まれているのが分かります。

では、もっと現実的な数字で計算してみましょう。

VS会員とポイント会員の損益分岐(長尺版)

上記と同じ5年版の計算表ですが、1ヶ月目にドールをお迎えしつつ、支払額は計算しやすくするため毎月10,000円にしています。
初年度はドールをお迎えしたので約20万、以降は毎年12万ずつ支払う条件だと、VS会員とポイント会員の差は圧倒的です。

3-3.内訳の計算について

では、その詳細を解説していきます。

【前提条件】
・ボークスのポイント還元は税抜価格が基準。小数点以下は切り捨て。
 なので、1,100円(税込)の場合、還元の対象となるのは税抜の1,000円。

・購入はスタンダードモデル→46,800円(税抜)。
 6,600円(税抜)の衣類セット×5つ購入→33,000円(税抜)。

【還元の計算】
・スタンダードモデルの1%は468P、衣類5点だと330P。

・VS会員で現金決済だと5%還元されるので、
 スタンダードモデルで2,340P、衣類5点で1,650P還元。

・合計すると3,990Pが還元され、年会費の1,100円(税込)を引いても▲2,890円。

以上の事から、公式でドールをお迎えする場合、VS会員を選ばないと損します。極力、VS会員になっておく事を推奨します。
お迎え
以降で公式で購入しなくなっても、何らかのアイテムを購入し続ける限り、VS会員の恩恵は受けられます(VS会員の場合、各年の権利更新は必要)。
公式からディーラーへ関連品購入先を移す方もいらっしゃいますが、何だかんだで公式品のお世話になる事はあるでしょうから、1人でもドールをお迎えをするならVS会員一択です。

補足すると、これらの計算表は1年ごとに年会費を支払って会員権を更新し続ける前提で作成していますので、各月の使用額を上げれば還元額も上がります。
なので、「自分は公式ショップで頻繁に購入する事が多い」と言う方はもちろん、「公式でお迎えはしたけど、今後続けるか分からない…」と言う場合でも初回購入時のブーストがかかるので、VS会員になっておいて損はありません。
累計支払額が675,000円だと33,750Pも還元されるので、ドリームチョイスを実質30,000円弱でオーダー出来る計算です。

以上の事から、ドールを1人でもお迎えするならVS会員一択です。
では、ここからは上位互換のVIP会員と比較していきます。


4.VIP会員について

VIP会員は、上記のVS会員の上位互換に近い存在です。

各会員制度の比較表

ポイント会員は現金支払いのみポイント還元対象、還元は1%。
VS会員はそこに他社クレカが加わり、還元は現金で5%・他社クレカで3%。
VIP会員は更にボークスクレカが加わり、還元は現金とボークスクレカで5%・他社クレカで3%となります。
ネット購入の場合だとVS会員もVIP会員も一律3%還元ですので、2%の還元を回収するためにも極力店頭購入を優先したいですね。

4-1.VIP会員の還元について

VIP会員の現金支払の還元率はVS会員と同一なので割愛しますが、クレカ決済でも5%還元となるのが大きい違いです。
VS会員の他社クレカ決済の場合、まずボークスから3%ポイント還元が入ります。大体のクレカは1%還元なので、それらを合算すると4%還元です。
中には0.5%還元のクレカもあるので、その場合は3.5%還元になります。

しかし、VIP会員のクレカだと、年1回でも利用すれば翌年度の年会費が無料となるので、年会費が実質無料のクレカで常時5%還元されます。
ボークス限定なのはネックですが、VISAカードのVポイントが0.5%還元なので、実質5.5%還元されます。
ボークスクレカのように、提示された条件を満たせば高還元を受けられるクレカは一定数存在しますが、ドール趣味の観点でみるとボークスクレカ一択です。
所謂”レギュラークレカ”で常時5%還元というのは希少ですし、ドール趣味に完全還元出来るという意味では稀有な存在でしょうね。

レギュラーカードで1%以上還元されるクレカは、支払い方法や支払い店舗を限定している事が多く、還元されるポイントは自由に使えない場合もあります。
「1%以上還元はコンビニやアマゾン限定。弊社独自のポイントで還元するので、他のポイントにしたい場合は手数料を引いた上で交換します。ポイントを全額利用したい場合はクレカ決済額への充当のみです。」…としているカード会社は少なくありません。
ポイントの使い道が他にあり、ご自身の中でやりくり出来るなら問題ないものの、そこまで色々やるのは面倒くさい・もっとシンプルに考えたい場合なら、ボークスクレカで問題ないと思います。

最初の還元表の話に戻りますが、クレカ決済の場合は他社クレカだと支払額の3.5%〜4%還元、VIP会員のボークスクレカは支払額の5.5%還元となるので、VIP会員の現金支払いより0.5%高い計算です。
しかし、0.5%はVポイントなので、使い道を考えないといけないのがネックです。それでも、他社クレカより最大2%も多く還元されるのは大きいです。
100円で言えば2円ですが、1万円では200円、10万円なら2,000円還元です。
特に、ボークスでドール本体をお迎えすると10万近くかかる事もザラなので、より高い還元を受けられる方法を用意しておくに越した事はないですね。


5.VIP会員の審査について

VIP会員のクレカは、正式名称をボークスVIP VISAカードであり、三井住友VISAカードと提携しているクレカです。

自分の場合、最初からVIP会員になる事を目標にしていました。
理由はシンプルで、クレカ払いによる後払いを可能しつつ、現金払いと同等の5%還元を受けられる点。あと、VS会員の年会費を支払わなくても良い点です。
天使の里へ予約なしで来館出来たり、会員限定販売も魅力的ですが、自分はSDをお迎えしていないので天使の里への来場条件を満たしてるか不明ですし、会員限定販売も購入するか不明なので、支払い方法とポイント還元を理由に申請しました。

5-1.VIP会員の審査について

話を戻しますが、入会には三井住友VISAカード株式会社とボークスのそれぞれで審査を受ける必要があります。審査と発行の流れは以下の通りです。

1.ボークスクレカ申込サイトで、必要事項を入力の上で申請。
2.発行元である三井住友カード株式会社内にて審査開始。
3.クレジットヒストリーや信用情報上で何の問題もなければ発行準備に移行。
 同時にボークスへ情報が共有され、発行とは別のVIP審査開始。
4.カードが発行されたら郵送にて発送。
5.自宅にカードが着荷。ここで三井住友カード株式会社の関与は終了。
6.ボークス内の審査が終了次第、VIP会員入会完了の通知書が発送。
7.自宅に通知書が着荷する頃にアプリ上の会員区分も変更されるので、
 それらが確認出来れば申し込みは完了。

自分の場合、日頃の会計は全てクレカ決済、支払いの延滞は一切なかったためか、申し込んで翌日にはカード自体の発行準備に移っていました。
これはマイページの申請状況で確認出来ます。

しかし、問題はボークス側でした。
ボークス側の「2週間程度、社内審査に時間を要す」という案内に対して、実際に発行されたのは申し込んでから約2ヶ月後でした。
これは申し込み完了メールにも記載されてますし、1ヶ月経過しても音沙汰がない時に問い合わせたら案内されたので、公式側の正式な案内と受け取っています。

結果的には発行されたから良いものの、案内以上の時間を要した事への説明などが一切なかったため、いささかスッキリしない気持ちは残りました。
もしかしたら、購入履歴がなかったため、審査に時間を要したかもしれません。
まぁ、経緯はともかく、会員区分をVIPにする事が出来たので、VS会員の年会費は以降発生しなくなるのはありがたい限りです。

ただ、ボークス社内での審査基準や条件が一切非公開ですし、情報を探ってみると審査NGだった方もいらっしゃるようなので、どういう基準なのかは不明です。
クレカ単体の申し込みだと、発行は審査可否次第なのでシンプルです。
しかし、VIP会員の場合だと2社の審査が入りますので、場合によってはカード自体は発行されてもVIP会員の方がNGになる可能性もあります。
この辺の基準は発表されてないので、何とも言い難いです。

自分の場合は以下の流れで反映されました。

1.ボークスを一切利用していない状態で、VS会員登録・VIP会員申請を実施。
2.申請後にドリームチョイスでお迎え、同時に関連品を多々購入。
3.申し込んで1週間前後で、三井住友カード株式会社からカード発送。
4.公式発表上の期日経過後も音沙汰がなく、問い合わせても開示不可の回答。
5.審査NGだったと受け止め、忘れた頃に入会完了の通知連絡。

結果的には御の字でしたが、購入したい商品はボークスよりディーラー製品の方が多くなってしまったため、正直な心境を綴ると「VSの年会費をかからないようにしつつ常時5%還元を受けれる環境が整って良かったけど、そこまで利用する事は無くなってしまった」というのが本音です。
まぁ、無いよりあった方がいいのは間違いありません。

5-2.会員制度の選び方について

色々書き記してきましたが、結論としては以下になります。

ポイント会員→年間のボークスでの使用額が22,800円(税抜)以下、有料会員特典には興味がない場合。

VS会員→年間のボークスでの使用額が22,800円(税抜)以上、有料会員特典にも興味がある場合。かつ、何らかの理由でVIP会員になれない場合。

VIP会員→年間のボークスでの使用額が22,800円(税抜)以上、有料会員特典にも興味がある場合。かつ、VS会員の年会費を抑えたい場合。

上記は個人の見解となりますので、ここで挙げられた情報を元にご自身で検討した結果、「自分には○○が合っている」と判断されるなら、その考えは間違ってないと思います。
併せて、今回は店頭購入を前提に書き連ねていますので、通販での還元額は計算に含めていません。
通販はいずれも3%還元ですが、その差額2%がボークスまでの交通費を上回るなら赴くメリットはありますが、その逆なら通販で購入してしまうのがベストです。
決して安くはない買い物が多いと思いますので、ご自身のライフスタイルに合った楽しみ方を見つけて頂ければ幸いです。


最後に

備忘録として色々書き記してみましたが、まだ歴も浅いので実のある内容になったかいささか心配ではあります。もし、宜しければ感想など頂けると幸いです。
情報の整理などを目的に今後も色々執筆していくつもりなので、
今後とも宜しくお願い致します。

次回はヘッドの種類について書き記していこうと思います。
宜しくお願い致します。


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