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ヒプステ《Rep LIVE side F.P》の良さについて書きたい(曲の話、中心)

ヒプノシスマイクの2.5次元の舞台(通称:ヒプステ)、初のシブヤ・ディビジョンの単独ライブの良さについて、曲の話を中心に書きたいと思います。



《Rep LIVE》とは

ヒプステ初のディビジョンごとの単独ライブ。過去作のディビジョン曲やソロ曲などのライブパフォーマンスと、普段のヒプステでは見られないような芝居も見られます。

2022年7〜8月に、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”、それぞれの単独ライブが、各地のZeppにて開催されました。

※他ディビジョン&キャラクターによる《Rep LIVE》は、「最後に」の項目に簡単にまとめてます。


ヒプステの曲の良さについて書きたい

以前、track.4の良さについて書いたのですが、夢野幻太郎の歌詞について書いた文章が、ニッチかつ、他のキャラクターよりも長くなったので、カットしました。今回は、以前カットした文章を含め、《Rep LIVE side F.P》の良さについて、曲の話を中心に書きたいと思います。


【本編】

M1「Rep Squad -Fling Posse Ver.-」

作詞・作曲・編曲:井手コウジ

《Rep LIVE》で初披露された曲。

「Fling Posseはライブでハモるんだ!」という驚きがありました。(「ヒプステはライブでハモらない」ものだと、なぜか勝手に思い込んでいました…)

歌詞の話はencoreアンコールで。


M2「Champions In Da House」

作詞:Ts 作曲・編曲:井手コウジ

イケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュクの4ディビジョンによる、ヒプステ内で行われた決勝トーナメント『Championship Tournament』の優勝曲。

タイトルや歌詞に登場する「In Da House」とは、「ここにいるぜ」や「オレらが登場!」などの意味で使われる言葉です。

フック(サビ)で、乱数、幻太郎、帝統の順に、同じ音で韻を踏むところがキラキラに満ちた感じです。

やっぱ最高 ボクらがイッチバン
皆輝かす それぞれ each man
ようやく俺もなれたんだリッチマン


M3「GAMBLE ZANMAI」

作詞:SHUN (CONDENSE / Beat Buddy Boi) 作曲:KENGO

track.2に収録されている帝統のソロ曲。

ポーカー、スロット、ルーレット、ピンボール、まさにタイトルの通り「ギャンブル三昧」な曲。今回、注目したいのは“ポーカー”の歌詞。

歌詞の中で“ダブルクォーテーション”で囲まれた言葉を並び替えると、“TEN”(10)、 “JACK”(11)、 “QUEEN”(12)、 “KING”(13)、 “ACE”(1)になります。また、歌詞の中で「スペードの“JACK”」や「スペードの“TEN”」という言葉があるので、ポーカー最強の役、その中でも一番強い、スペードロイヤルストレートフラッシュで勝利したことが表現されています。

「勝敗は“紙のみぞ知る”トランプ」という歌詞があったり、韻を踏みながらギャンブルに関する言葉が登場したり、遊び心満載。


M4「The Novelist」

作詞:Ts 作曲:Ts / Shiro "IXL" Tanaka

track.2に収録されている幻太郎のソロ曲。(他キャラクターのセリフあり)

track.2はディビジョンバトルの予選の話で、この曲では、シブヤの予選での活躍ぶりや、乱数の人物像について、幻太郎が説明します。

「24(にじゅうよん)」で韻を踏むために、「44」を「しじゅうよん」と読むところが興味深いです。


M5「Calling,Calling」

作詞:SHUN (CONDENSE / Beat Buddy Boi) 作曲:RYO (CONDENSE / Beat Buddy Boi) / SHUN (CONDENSE / Beat Buddy Boi)

ライブで初披露された乱数のソロ曲。

初めて見た時、「乱数の日常を表したこの芝居、かわいいな」と思い、しばらく見ていると、それが芝居ではなく曲だということに気づき、「芝居じゃなくて曲?カワイイこれは、曲の振り付け?!かわいすぎてわけわからん。カワイイの神様、降臨!」と脳内大混乱でした。ちらりと登場する、幻太郎の表情、仕草も最高なので、ぜひBlu-rayでお確かめください!

公演中止となったMix Tape1にて初披露予定だったので、劇中のどのような展開で聞けるのか気になるところ…


M6「Trap Of “Fling”」

作詞・作曲・編曲:井手コウジ

track.2に収録されているシブヤのディビジョン曲。

シブヤ・ディビジョンが登場する全公演で披露される曲で、毎度まいど進化が止まらない!

今回、取り上げたいのは、原作のオマージュ!!

帝統の歌詞「気づいた時にはお前に 突きつけている破産宣告」の、「破産宣告」の部分を、今回のライブでは、乱数と幻太郎が歌っていました。これは、原作のシブヤ・ディビジョンの曲「キズアトがキズナとなる」で、帝統の「掴んだ優勝賞金 全額BET 通常通り」の歌詞の後、乱数と幻太郎が(全力で阻止!)と言う部分を、オマージュしていると考えられます!!!

この曲は、冒頭の乱数の歌詞から、目からウロコがdropsな感じで、乱数の「Girls&Boys」という言葉選びや、帝統のラップのフルスロットル感は、以前のtrack.4の良さで書いたので、今回は幻太郎について書きます。

はらりひらりと移り変わりゆく、幻太郎の韻とリズム。

金木犀の香り 迷い込ます裏通り
愉悦に溺れるGold Fish
まるで犀星の物語(ストーリー)
美辞麗句でお利口に錯覚させる脳裏
表裏一体のシナリオ
せきりょうまた一興かもね

上記の太字部分で、韻を踏んでいて、最初は"オイ"の音を基本にして、「香り」、「通り」、「Gold Fish」、「物語(ストーリー)」で韻を踏みます。次は"オイ"を2回に重ねた"オイオイ"の音で、「お利口に」、「脳裏 表裏」で韻を踏みます。最後は"オイ"を反対にした、"イオ"の音を基本にして、「シナリオ」、「寂寥も」、「一興」で韻を踏みます。

リズムに関して、最初の"オイ"の韻から次の"オイオイ"の韻までの小節の頭、「金木犀お利口に」の歌詞の部分は、裏拍で入ります。その後の「錯覚させる」の小節から表拍で入ります。そして、「脳裏 表裏」の「表裏」の歌詞をきっかけに、その後の「一体のシナリオ」以降、リズムが変化し、表と裏がひっくり返ったような"イオ"の音で韻を踏みます。

四字熟語を活かすように、普通なら「脳裏、表裏一体」と区切るところを、「脳裏表裏、一体」と区切ることで、少し前の歌詞の「お利口に」と「脳裏表裏」で韻を踏むところも一興ですね。


「Short Stage side F.P」

普段のヒプステでは見られないようなコント芝居!!!


M7「Hypnosis Delight +」

作詞: KEN THE 390 / 井手コウジ 作曲・編曲:井手コウジ

track.4Battle of Prideのライブで披露された、原作全ディビジョンの曲。

この曲の乱数の歌い始めの歌詞は、M2で歌唱した「Champions In Da House」の乱数の歌い始めの歌詞と、同じです!

はい お待たせ オネーさん ご機嫌よう

言葉が2〜3文字に区切られていて、なおかつテンポがはやい、掛け合い部分は、幻太郎と帝統の見せる絆がナイスコンビネーション!!

決して 誰 にも 譲 れない もの 語り


M8「Battle of Pride」

作詞・作曲・編曲:井手コウジ

Battle of Prideのライブで披露された全員曲。

シブヤ・ディビジョンの全員の歌詞に、漢数字の「」が入っているのは、ヒプステ内の決勝トーナメント『Championship Tournament』で、No.1になったからこその言葉遊びかな。

飴村乱数

ハートいただき! オネーさん達 網打尽

夢野幻太郎

う〜ん見事に解釈致の死生観

有栖川帝統

点張り さあ熱狂


M9「幸せになる作戦」

作詞:SHUN (CONDENSE / Beat Buddy Boi) 作曲:KENGO /  SHUN (CONDENSE / Beat Buddy Boi)

ライブで初披露された幻太郎のソロ曲。(他キャラクターのセリフあり)

ある演出の中で作戦の説明をする、目でも耳でも楽しめる曲です。Mix Tape1にて初披露予定でした。

幻太郎は小説家ということで、「ストーリーテリングなラップをさせたい→曲の中で、物語の流れやキャラクターの設定を、説明してもらおう」という役割になっているように感じるのですが、「ヒプステの幻太郎、『韻を踏みながらの設定説明』以外を、曲にしてもええんやで。心の外まで感情が伝わってしまう的な、メロディアスな曲をしてもええんやで。」というのが、個人的な感想かつ願望です。


M10「本物の仲間?」

作詞:KEN THE 390 作曲:KEN THE 390 / Shiro "IXL" Tanaka

track.5に収録されている乱数のソロ曲。

track.5はディビジョンラップバトル開催前に存在した、伝説のチーム、The Dirty Dawgが結成した頃の話です。この曲では、チームのメンバーを集めた乱数が、「本物の仲間」について悩む姿が表現されています。

曲の最後、「仲間」と「」で韻を踏みながら、頭をかかえながら悩む乱数の姿が印象的です。

この曲は、歌詞、曲調、それぞれ、ポップとダークな表現の切り替えが多いですが、1曲の中でポップとダークな表現を瞬時に切り替える乱数の表現力にも注目です。


M11「愚者と賢者」

作詞:KEN THE 390 作曲:KEN THE 390 / Shiro "IXL" Tanaka

track.4に収録されている帝統と幻太郎の曲。

track.4はイケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュクの4ディビジョンがそろう中央区での初めてのバトルの話。

track.4では、この曲「愚者と賢者」は"M3.5"という、まさかの"0.5"刻みの番号が割り当てられていたり、その後のM4「一斉検挙」へと続く流れだったり、なにかと最高。(今回は関係ないですが)「一斉検挙」で"入間銃兎"で韻を踏む幻太郎、最高。という話は以前、書いたので興味のある方はぜひ

曲や振り付けや表情、帝統と幻太郎が互いの意見を主張する時、矛と盾がスクリーンに映るところ、その他の演出も手が込んでいて、全てが最高。


M12「I am バトルマスター!」

作詞:KEN THE 390 作曲:KEN THE 390 / Shiro "IXL" Tanaka

ライブで初披露された帝統のソロ曲。Mix Tape1にて初披露予定でした。

この曲を聞いた時の第一印象は、ラップが超テクくて「マジでKREVA!」

KREVAさんが原作のシブヤ・ディビジョンに提供した曲「キズアトがキズナとなる」があって、それを踏まえて作られたのが、この曲「I am バトルマスター!」なのだと思いました。

KREVAさんは、日本屈指のラッパーであり、ラップをのせる前の音楽、ビートを自身で作る、ビートメイカーでもあります。KREVAさんのビートには個性(リズム楽器がシンプルかつ力強く鳴っていて、他の楽器はラップをふわりと受け止める包容力のある音色で、ラッパーだからこそ作り出せるビート…と表現したらよいだろうか…)があるのですが、この曲のビートにはKREVAさんの「王者の休日」に近いものがあるように感じます。

また、歌詞の中で「0パーセンテージ」という言葉で韻を踏むのは、KREVAさんが所属するKICK THE CAN CREWの曲「千%」を意識しているように思います。

長々と書いたものの、KREVAさん提供の曲「キズアトがキズナとなる」の歌詞の「狂気の中」の後の「haha!」という原作の帝統の笑い方と、この曲のイントロでのヒプステの帝統の笑い方が、同じように感じたのが、「マジでKREVA!」と思った一番の理由かもしれない。


M13「葛藤」

作詞:Ts 作曲:Ts / Shiro "IXL" Tanaka

track.2に収録されている乱数のソロ曲。

track.2はディビジョンバトルの予選の話で、ヒプステオリジナルのアサクサ・ディビジョンが言った、あることをきっかけに、乱数が葛藤する姿が表現されています。


M14「Shibuya Crossing」

作詞:KEN THE 390 作曲:KEN THE 390 / Shiro "IXL" Tanaka

《Rep LIVE》で初披露された曲。

曲を作ったKENさんが、ラジオ(ROCK THE HOUSE)で「いい曲ができました!」と言っていたので、公演前から楽しみにしていて、実際に聞くと本当にいい曲で…リハーサルでシブヤの役者さんたちがKENさんに「Shibuya Crossing、いい曲ですよね!」と伝えたら、KENさんも「この曲、いいよね!」と言っていたみたいで…何が言いたいかというと、とてもいい曲

曲調、歌詞、韻、すべてがとてもよくて、その中でも特に心に残ったのが、乱数の歌詞。

この街では顔笑って
心泣いている人も多い
人の本当の気持ちなんて
表せない一言

歌詞の自体の意味と、この歌詞を"乱数"が歌う意味を考えると、一言では表せない気持ちになりますね…


encore

アンコールは、2021年8月に開催されたヒプステ初のライブ公演、Battle of Pride(通称:BoP)にて披露された衣裳、<Battle of Pride Special Styling>で登場します。

BoPのライブの時は、登場するキャラクターが多く、それぞれの衣裳を短い時間しか見ることができなかったのですが、今回の《Rep LIVE》では、登場するキャラクターが3人なので、かなりじっくりと衣裳を見ることができます。

BoPの衣裳は、衣裳展が開催されたこともあるほど、特別にかっこいいです。BoPのビジュアルブックには、衣裳の詳細やデザイン画が載っており、ディビジョンごとの衣裳のテーマや共通素材、各キャラクターの衣裳のこだわりPOINTなど、写真や文章で、衣裳の素晴らしさがまとめられています。

(追記)2023年12月25日(月)~2024年3月31日(日)までの期間限定で、Amazonプライム会員向けサービス「Prime Reading」および「Kindle Unlimited」にて、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stageの歴代パンフレットやビジュアルブックが読み放題です!


M15「Don't Pass The Mic -Rule the Stage track.2-」

作詞・作曲・編曲:井手コウジ

track.2の主題歌。

この曲のフック(サビ)では、ヒプマイの原作の全員曲「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」と同じ歌詞が登場するという話は、以前、書いたので興味のある方はぜひ

今回は、原作の全員曲「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」の要素が、このtrack.2の主題歌に、ちりばめられていることについて書きます。

飴村乱数

飴とムチ 自由自在にあっちこっち
君のイヤホンに忍び込んでTouch
Fling Posse 別注おNEWのコーデ
常に最先端の乱数のフロウ

原作曲「アメじゃない方イタズラとムチ」→ track.2主題歌「飴とムチ

原作曲「別注キックス」→ track.2主題歌「別注おNEWのコーデ
※特別注文しているのが、キックス(くつ)とコーデという違い。

原作曲「丈直し不要のフロウ」→ track.2主題歌「常に最先端の乱数のフロウ
丈直し不要なくらい最適だったり、最先端だったり、どちらも自身のフロウ(歌いまわし)のすごさをアピールしている。

夢野幻太郎

う~ん夢枕に咲く菊の花
まるでドグラマグラのよう無限世界に
引きずり込む蟻地獄
至極当然に精神に異常誘う

原作曲の「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」と同じなのは、「う〜ん」ぐらいしかないですが、見逃せないのが「ドグラマグラ」という歌詞。小説「ドグラ・マグラ」は、著者が夢野久作で、この歌詞に書かれているような小説なそうな…。

有栖川帝統

原作曲と同じ言葉は、下記の太字部分なのですが…

777 What The Hell? からのヘヴン
勝ちまくって札束のプールにザブーン!!
お前とは違う チマチマ嫌う
宵越しの金、俺が奪う
ブンシャカラカブン、シャカラカブン
Full Stackまでレイズする運
遊び半分でDead or Alive
DICEに命賭けるぜ、にゃー?

みなさんお気づきでしょうか?

原作曲では「債務超過のスッカラカンでもこのポーカーフェイス」の帝統が、このtrack.2の主題歌では「勝ちまくって」いるのです!

原作曲では「Naked Full Monty」ですべて裸になるまで身ぐるみ剥がすのに、このtrack.2の主題歌では「Full Stackまでレイズ」で賭け金を上限まで上乗せして「勝ちまくって札束のプールにザブーン!!」するのです!!

同じ言葉を使いながら、帝統がたどり着くであろう地獄と天国が、原作とヒプステで描かれていると思うと、すごいですよね!!!


M16「Fight 4 Your Pride -Rule the Stage track.4-」

作詞・作曲・編曲:井手コウジ

track.4の主題歌。

乱数の歌詞がヒプステ内の決勝トーナメント『Championship Tournament』で対戦した相手を連想するものになっていたり、幻太郎の歌詞にシブヤのキャラクターが隠れていたり、帝統の歌詞の韻の踏み方については、以前のtrack.4の良さで書いたので、今回は、幻太郎の歌詞にさらに隠されているものについて書きます。

う〜ん 小景異情の既視感
乱痴気者 スロー再生

日本の詩人・小説家、室生犀星むろうさいせいの作品に、「小景異情しょうけいいじょう」という詩があります。一見、前後と脈略なく見える「スロー再生」という言葉は、「小景異情」の作者である「室生犀星」と、"ウオウアイエイ"の音で韻を踏んでいます。

また、「再生」で思い出すのが「再生の Verse」、すなわち原作のシブヤの曲「Stella」。室生犀星の「小景異情」の詩には「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」というフレーズがあり、これは「Stella」の「叶うならいつか故郷が見たいな。」というフレーズと通ずるものがあるように思います。

以上の韻と韻が繋いだそのヒントより、この歌詞には室生犀星と「Stella」が隠されていると考えます。

ちなみに、M6で歌唱した「Trap Of “Fling”」には、「愉悦に溺れるGold Fish まるで犀星の物語(ストーリー)」という歌詞があったり、M8の「Battle of Pride」では、「あゝ蜜のあわれのごときこの世、諦観」という歌詞があるのですが、室生犀星の小説「蜜のあわれ」には金魚が登場します。

また、track.2の主題歌には「市井鬼物しせいきぶつ 甘い蜜」という歌詞があるのですが、市井鬼物とは人々の住むところの恐ろしく怪しいものというような意味があるのですが、かつての室生犀星の作風は市井鬼物だったそうな…


M17「Rep Squad -Fling Posse Ver.-」

M1でも歌唱した《Rep LIVE》の主題歌。

同時期開催のヨコハマ・ディビジョンの単独ライブ《Rep LIVE side M.T.C》で披露された曲「Rep Squad -MAD TRIGGER CREW Ver.-」と、ビート(ラップをのせる前の音楽)は同じです。

キャラクターそれぞれの歌詞は個性が豊かで、ディビジョン全員で歌う歌詞はシブヤもヨコハマも同じです。ビートと歌詞が同じでも、ディビジョンによって曲の印象がとても違います。

【ヒプステ】《Rep LIVE side M.T.C》ダイジェスト映像

【ヒプステ】《Rep LIVE side F.P》ダイジェスト映像

ヨコハマの左馬刻の歌詞「ハマの三羽烏」に対比するような、乱数の歌詞「シブヤの三賢者」があったり、幻太郎の歌詞カードの頭文字が「夢野幻太郎」だったり、帝統の歌い始めの歌詞が「Enter the Stage!」だったり…原作の曲を意識した歌詞がところどころに見受けられます。


最後に

今後の《Rep LIVE》

2023年5月〜8月にかけて、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”、オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”、ナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”、イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”、それぞれのディビジョンの単独ライブが、各地のZeppにて順次開催予定です。

また、2023年8月には、舞台オリジナルディビジョン&キャラクター(track.1に登場したアカバネ・ディビジョン“North Bastard”、track.2に登場したアサクサ・ディビジョン“鬼瓦ボンバーズ”、track.3に登場した“糸の会”と“道頓堀ダイバーズ”、track.5に登場した“D4”)による、単独ライブが、品川プリンスホテル ステラボールにて開催予定です。


《2nd D.R.B》

ヒプステでも《2nd D.R.B》の時間軸を描いたストーリーが展開されています。

2022年9〜10月に公演された《どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!》では、2つのバトルが混ざり合ったり、3つのバトルが同時進行したり…ヒプステのバトル曲のすごさをとても感じられる舞台だと思います。

また、2022年12月に公演された《Bad Ass Temple VS 麻天狼》では、話の軸で展開される曲が、歌でありながらセリフでもあるという絶妙なバランスになっていて、ヒプステがさらなる新たなステージに突入したように感じました。

千秋楽公演は2022年12月24日(土) 23:59までAbemaで見られます。

《Fling Posse VS MAD TRIGGER CREW》は2023年3月に公演予定です。


ヒプステの《2nd D.R.B》の主題歌とディビジョン曲は、「原作とヒプステはパラレルワールドだ!」と感じられるような曲になっています。

ぜひそれを体感していただきたいと思いますので、原作のバトル曲と、ヒプステの主題歌のスポット映像のYouTubeを載せますね。

どついたれ本舗・Buster Bros!!!「Joy for Struggle」Trailer

ヒプステ《どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!》スポット映像『Let It Bleed』

ナゴヤとシンジュクの曲は、原作の「Light & Shadow」を作曲した井手コウジさんが、ヒプステの「Bright & Dark」作曲作詞も手掛けました。

Bad Ass Temple・麻天狼「Light & Shadow」Trailer

ヒプステ《Bad Ass Temple VS 麻天狼》スポット映像『Bright & Dark』

シブヤとヨコハマのバトルも楽しみですね。

追記

Fling Posse・MAD TRIGGER CREW「Reason to FIGHT」Trailer

ヒプステ《Fling Posse VS MAD TRIGGER CREW》スポット映像『三心同体』


ヒプステが気になる方へ

ヒプステは各公演で、それぞれのキャラクターの特徴や、置かれている状況が説明されるので、公開された公演順に見なくてもOKです。気になるものから見ても、原作を知らなくても、楽しめるようなる作品になっています。

ヒプステ、ほんと、曲が良いです!


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