名称未設定アートワーク_7

SHEブランディングコースを終えて

3週間にわたって受講したSHE likesのブランディングコースが今週終了した。怒涛のwebデザインコースに比べるとなんだかあっという間に感じるけど、私にとってはとても学びが濃い、非常に有意義な時間だったので、忘れないうちに文章に残しておく。

語りつくせないあべなるみさんの素敵さ。

まず、講師のTUMMY株式会社CEO阿部成美さんの素敵さは、何回書いても書き足りないw

Day3のときはTシャツにジーンズというとってもシンプルな装いだったけど、それもなんかあべさんらしくてめっちゃかわいかった。凛とした人はどんな服装でも凛とした空気が漂っている。畑を愛する会社の社長感すら彷彿させるようで、とてもかっこいい。

彼女の表情や雰囲気、語る言葉、大事にしているもの、すべてがあべなるみさんというブランドを確立しているように見える。間違いなく、彼女自身がブランドって感じ。生き方に芯が通っていて、そういうところがすごく魅力的。

そういう人がこのコースの講師をやってくださっていることに、ものすごく価値があると思う。内容は言うまでもないけど、ひとつひとつの言葉に説得力がある。その空気感を肌で感じられるのは、こういう対面のセミナー形式の利点だと思う。

直接会うことの価値。

ここまで書いてふと思ったのが、「届け方」でも解説されたオフラインイベントという手段。もうこの講義自体がその意味や効果を実感させるものになっている気がする。

SHEの会場までわざわざ足を運んで、目の前にいるあべさんの情熱や、まわりの会員さんの向上心を肌で感じることで、学びや体験に内容以上の付加価値がついている。

帰りの電車でも、講義でのことを心の中で反芻しながら「うん、よかったな」って改めてしみじみと味わえる感じ。

私はTwitterで気軽にいろんな人と絡んだりするけど、やっぱり一回でもどこかで直接会った人への信頼感というか距離感は、まだアイコンと文字でしかコミュニケーションをとったことがない人とは圧倒的に違うと思う。

直接会って言葉を交わすって、すごいインパクトのあることなのだ。

もし名刺をいただいたらアカウント名だけでなく本名の漢字もわかるし、表情、声のトーン、話し方、服装、体格。どんな風に笑って、どんなツッコミをするのか。そういう情報のひとつひとつが、相手のイメージをよりはっきりとしたものにし、親近感とより好意的な印象の形成に繋がる。

たぶん、それが対人でなく、対ブランドでも、同じような効果が人の心には起こるものなんだと思う。

私も「スポメディ!」のリアルイベント、小さくてもやってきたいなぁ。どんな形でやるかをじっくり考えよう。

「志」は、一朝一夕でキメれない。

まず「志」ありきって話なんだけど、初対面の他者の胸にも狙い通りにまっすぐストンと落ちてくれるような、きれいにまとまった「志」ってそうそう簡単にあるものではない、というのが今の私の正直な印象だ。

講義中も短い時間ながら考えて、隣の人とシェアしてお互いに意見を言い、宿題でもワークシートに整理しながらあーでもないこーでもないと考えたけど、そうやって質問されたから考えて、1番に思い浮かんだ「志っぽいもの」が、必ずしも自分が実現しようとしていることの本質をがっちり捉えているとは限らない、と思う。

あべさんも、講義中になんども「本当はこんな短い時間でできるのものではないのですが・・・」って注釈を入れてくれていたように、一人でシートに向き合ってたかだか小一時間センテンスにまとめる時間をとったところで、完璧にまとまりきるようなものではなさそうだ。

なんとなくの方向性とか、ざっくりした思いとかはもちろん自覚する程度にはあるけど、そういうことに関心を持つに至った経緯って、そんなにシンプルじゃないことがほとんどではないだろうか。

なんでそれが好き?

なんでそれがしたいと思う?

こういう問いに言葉で回答を用意するって、思った以上に複雑なプロセスなのだ。

このブランディング講座では、そういう自問自答、あるいは他者との対話を始めるきっかけを学んだと思っている。よい質問が、よい思考を産むと思うから。

会場でも「難しい・・・」ってお互いによく言い合ったけど、情熱の源をピンポイントで探し当てるには、たいていある程度の期間と対話が必要なのだろう。

「WHY」から始めよ。

これは、尊敬する女性ATCの話を聞いて今読んでいる本なのだけど、『WHYから始めよ!』

これに通じるものがあるなーって。たぶん、これがすべての本質なんだと思う。

自分の中のWHY、志、義憤、そういうものを、いつでも自分のまんなかに据えて、発信したり形を作ったり行動したりすることが大事。いつでも大事。

それが、改めてわかった。

わかった、なんてひとことで言うとすごく薄っぺらい気がするけど、いろんな人からいろんな経路でそれを聞いて、時間をかけて毎日考えて、ようやくちゃんとわかった気がする。

ブランド側が、どういう存在であるか。

これも、改めてすごく勉強になったと思う視点。

私は今まで、どちらかというと「名詞」で人にわかってもらうとしていたように思う。

だから、その言葉から想起されるイメージに個々人でかなりズレが生じるのだ。

たとえば、同僚の看護師に「私はアスレティックトレーナーでもある」と話せば、”トレーナー”という言葉の持つイメージから「筋トレをしたり、教えたりする人」というイメージを持たれる(実際に私がジムで筋トレとかしてるからよけい混乱させるのかもしれないけど、私の中でアスレティックトレーナー=スポーツメディカル。トレーニング指導はストレングス&コンディショニング)。

病院に縁がない人に「仕事は看護師です」と話せば、「人の世話をするのが好きな人」と思われたりする(私は看護を、困っている人の世話をしたい〜とか、優しさとか、そういう「気分」でやるものではないと思っている。看護は医療であり、科学であり、アートである。そして、看護者の感情や性格なんかよりも、知識と技術と判断力がよっぽど重要な専門職である)。

だから、不確かな単発の単語で知ってもらうよりも、文脈や人格のあるTwitterを見てくれている人のほうが、よっぽど私の人となりを理解してくれている気がする。

これからは、もっと「動詞」で自分やスポメディ!を定義したい。

いや、定義なんてしなくてもいいのかもしれないけど、行動や在り方で語れるものでいたい。

こう思うと、日々のあらゆることがクリエイティブな作業に思えてくる。あれ、なんかたのしい。そう、たぶん、楽しいって思うから前のめりにできるし、続いていくんだと思う。

---

全然まとめきってないけど、要するに色々なことを考えるよいきっかけを、パンクしそうなほどたくさん与えてもらった講義でした。最高か。

またお休みの日にじっくり講義の資料を振り返りながら、自分が本当は何を思っているのかをガチンコで考えてみようと思います。

あとは、なんでも一人でやろうとしないこと。

これも改めて、大事だと思いました。

まじで自分一人でできることなんて限られているので、ある程度詰めたらどんどん人を巻き込んでいこうと思います。巻き込みたい人はすでに何人かいるし。

あべなるみさん、SHEのみなさま、本当にありがとうございました。

私のメディア:スポメディ!
私のTwitter:ゆうこりん|スポーツ看護師




この記事が参加している募集

イベントレポ

コンテンツ会議

読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、他のクリエイターを応援するために使わせていただきます。