１月、SHEで全７回にわたったwebデザインのコースを修了しました。

予想してたよりももっと大変で、奥が深くて、とにかく時間がかかって、全然思い通りにならなかったけど、

予想していたよりももっと、できるようになりたいと憧れていたことが少しずつできるようになることは感動的で、難しいことにチャレンジする時間は心地よくて、周りの受講者の方はみんな本気で、おしゃれで、優しい人ばかりで、楽しかった。

「またいつか、時間があるとき」なんて夢みたいなタイミングは永遠に来ないってわかってたから、12月も1月も予定いっぱいで忙しかったけど、思い切って入会して本当によかったと思う。

webデザインを習おうと思った理由

本当に素人だしweb業界に転職を考えているわけでもないのにwebデザインスクールに投資しようと思った一番の理由は、私が運営するオウンドメディア『スポメディ！』で、もっと表現の幅を広げたかったから。

ウェブの知識なんてなさすぎて、何がどうなってこんなサイトができあがってるのかなんて考えようもなかったし、ググり方も勉強の始め方も全くわからなかった。

ネットで調べたら出てくる、誰かが自作とかできちゃうらしい「コード」と呼ばれる暗号の羅列をcssという枠にコピペしたら、なんかおしゃれなカスタムが使えるようになったりするけど、それがどういう仕組みなのかはもう宇宙の謎だった。

もう一つは、何かを人に伝えようと思ったときに、デザインとして設計されているのとしないのでは、まったくimpressionが違うと思うようになったから。

コードを書いてwebサイトを１からつくれるようになりたかったというよりは、webサイトの仕組みとそれに関わる技術の種類を知って、とにかく"情報をデザインして、より人に届くものをつくれるようになりたかった"というのが受講を決めた大きなモチベーションである。

なぜSHEにしたか？

私はツイッターが大好きだ。

ツイッターでは、おしゃれな画像を作る人や、センスのある人、頑張って結果を出している人、女性起業家など、すごい才能に日々触れることができる。

ある日タイムラインに流れてきたSHEのCCO・えりさんのツイートがあまりに素敵だったので、フォローするようになった。

そうして彼女の事業についての情報も自然に知っていくようになり、「うわ、これはまさに私が見たい世界だ」と、その世界観とミッション、ブランド観に魅了された。

それでも最初は、まさか自分もSHEでレッスンを受けることになるとは思っていなかったけど、やっぱりしばらくTLで見ているとだんだんとFamiliarになっていくもので、無料体験などのキャンペーンと、自分の「これやりたい欲」のバイオリズムがピタッと合ってしまったのなら、予定を調整してでも思わず申し込んでしまうのは必然だったかもしれない。

こんなとき、サクッと申し込めてしまうので、やっぱり大阪から関東に出てきてよかったと思う。

ガチ素人のwebデザインコース初日

ちなみに、私の職業は看護師。

パソコンはネット見るのとブログを書くことくらいにしか使ってこなかった。あとwordでレポート書くとか、パワポでスライド作るとか、それくらい。

2018年の３月から前述の『スポメディ！』を初めて、その少し前に死にそうなパソコンの代わりになんとなくMacBook Airを買った。

そのハイテク機器の２％くらいの機能しか使いこなせていなかった。

そんな私にとって、SHEでの最初の授業がいちばん刺激的で、いちばんヘビーだった。

まずは、Photoshopをダウンロードしてレッスンに参加。

まだこの時はフォトショもお試し無料期間だった。

最初にイントロと少し座学があったあと、レッスンで用意してくださったイケてるLPをトレースしましょうという授業内容だった。

これが、デザイン素人にはめちゃくちゃ難しかった。

Photoshopはさすがプロ向けというだけあって、たとえばCanvaとか、Wixみたいに感覚的に使える代物ではない。

どこに何があるかはもちろん、どんな機能があるか、何ができるのかが多すぎて、かつテクりすぎて、パパーッと説明されただけでは全然わからなかった笑。

まっすぐな線一本書くのも、丸い図形を１個書くのも、とりあえずやり方を一回調べないと、ノリと雰囲気では全然できない感じで、かなり辛かった。

レイヤーの概念も最初はよくわからなかった。

テキストを入力しようと思ったら変な文章が勝手に入って、消そうと思っても消えないし、「選択ツール」で選択したり場所を動かしたりしたくても、選択できなくて、もうやばかった笑（☜これは単純にテキストを一文間違えて入れるごとに新しいレイヤーができてたからだけど、初めての出来事すぎて、講師の方の説明にもついていけてなさすぎて、もうパニック＆カオスになっていた）。

この「初めてのフォトショは大惨事★」の記事は書き始めるとキリがないので、このへんにしておきます。

とにかく、「いきなりこんな複雑なデザインを真似して作るの・・・！パネー！」と思った。

でも、嫌だとは全く思わなかった。

「こんなの私もつくれるようになりたい・・・！」そんな気持ちでいっぱいで、疲労感と充実感を胸に、表参道のイルミネーションの中を歩いた。

▲フォトショ４日目、めっちゃがんばって作った初めてのバナー。
写真の色味の調整とか、難しいことは一切できてない。

SHEでよかったこと

実は、私はこういう習い事で友達を作ったりするのはあまり得意ではない。

もし自分がある程度得意だったり、経験があって人にGiveできるような分野だったらいいんだけど、今回のようにどちらかというと足引っ張ってるレベルだと、恐縮してしまうせいもあるかもしれない。

でも、ツイッターをやってたおかげで同じコースを受けている方を見つけられて、次のレッスンで話しかけてみたり（ハッシュタグ活動さまさま！）、みんなもそれぞれ平日の夜などに課題をがんばってやっているツイートなどを見てとてもとても励まされた。

その中のひとり、すでにデザインのプロであるあんなさんとは、最後の３回毎週土曜日にあるSHEのレッスンの前に、表参道のおしゃれカフェで一緒に作業会をやらせてもらうようになった。

フォトショの使い方でつまずきまくっていた私にとって、あんなさんはめちゃくちゃ頼れる存在で、この作業会には本当に救われた。

SHEに一番近い出口から直行するだけでは知ることのなかった、表参道のおしゃれなカフェやお店がずらりと並ぶ通りを歩いて、お茶しながら作業をするのもとても楽しかった。

特に最後の卒業制作発表会は、この心の支えがなかったら無理すぎて逃げ出していたかもしれない。。いや、本当に。

講師の先生たちもみんな仕事ができるかっこいい女性で、丁寧に質問にこたえてくださる優しい人ばかりだったけど、レッスン中はここまで初歩的な質問をしまくる時間はそんなにない。

そして終わったらもう21時だから、千葉に住んでいる私は最寄り駅のバスがなくなってしまう前に急いで帰らないといけなくて、居残り質問をすることも難しかった。

最後の発表会の日は、同じテーブルに座っていた方がいつもツイッターで見ている方々だったことが判明し、アカウントとお顔が一致して、またつながりができたように感じてとても嬉しかった。

今度は卒業生の方が作られたもくもく会にも参加させてもらうことになり、今までの交友関係にはなかったデザイン仲間ができたことは、これから勉強を続けていく上でとてもありがたいことだなと思う。

これからやろうと思うこと

で、実際のサイトがどんな感じにできあがったかというと、ここに載せるのはちょっと遠慮しときます（笑）。

自分なりにがんばったけど、もっと勉強しないと、思い描いた理想をブラウザ上にコードで表現するのはまだまだ難しいなと思う。

素晴らしい講師と講座に通えばAll おっけー★ではなく、やっぱりかけた時間、自分の努力だけがすべてですね。

でも、ほんっとーーーに何も知らなくて、なんとなくパソコン触ってたときとは、何をやるにしても見える景色と頭の中の引き出しの量が全然ちがう。

Wixでサイト作るのがどう楽チンなのかも実感を持ってわかるし、Wixを使うことによる制限があるのもなんとなく理解できるし、それでもhtmlとcssの知識を持って触ると、自分が前よりも断然頼りになると思う。

これからは、

・沼が深すぎるPhotoshopをいっぱい触ること
・SHEで仲良くなったあんなさんが使いこなしていてめちゃ憧れて、最近購入したiPad ProとApple Pencilで絵をかきまくること

とりあえずこの２点に力を入れようと思っています。

あと４枚あるSHEのチケットで、何を受けようかめっちゃ迷う。

本当はイラレのコースを受けようと思ってたけど、ここにさらにイラレを年間契約したらもうキャパオーバーで全部中途半端になっちゃいそうだから、新しいことのオンパレードにしちゃうのは最善ではないように思う。

なんにせよ、2019年はSHEのおかげでいきなり充実したスタートが切れてハッピー。

本当に大変だったし難しかったけど、webデザインコースを受講してよかったと思います。

これからもがんばろう:)