覚悟を決める。
いつからか私にとって、覚悟を決めることとは病院の看護師という本職を辞めることだと思っていた。
ここにいるから「圧倒的成長」はないし、「火事場のクソ力」も出ないと思っていた。だから、よりチャレンジングなほう=安定した仕事を手放す、だと考えていた。
25歳のときなら、それはある意味正解だったかもしれない。
時代は5年も前だったし、あの頃の自分は今よりもっと未熟だった。
今の仕事に慣れ、生活がうまく回り始めてからは、いつ辞めるか、いつ次のステージに行くかを常に考えなければいけなかった。
よくSNSで見るような、仕事を辞めて飛び出すのがかっこいい、なんて私は全然思ってない。
自分の命より大切な仕事はないが、仕事も生活も自分一人でやっているわけではないのだ。
自分勝手は一番ダサい。
だから、いろんな人に「ATCになったのに、もったいない」「早くやめなよ、あなたならもっと活躍できるし、もっと稼げるよ」とか言われても、まだ辞めずに整形外科看護師の仕事に重きをおいて、フルコミットで一生懸命やっているのだ。
仕事は楽しい。うまくいってる。でも、正直言って「成長が少ない」ことがもう限界。もっと外に出たい、実力を試したい、このままではいられない、いたくない。
こういう気持ちがあったから、来年の4月から変化をもたらそうと計画していた。
・・・
しかし、どこからどんなチャンスがやってくるかは本当にわからないもので、11月に入ってから私の考えの風向きはまた少し変わった。
最低でもあと1年は、今の勤務スタイルを続けようと思う。
それは病院の外での活動を諦めるという意味ではない。
仕事の空き時間に、「サブとして」やりたいことをちょこちょこやるのではなく、自分で時間を作って、責任とちゃんと向き合って、両方を同時に頑張ろうという覚悟を決めたということだ。
フルタイムの看護師であることを、パラレルワークに全力コミットできない言い訳にしない。
体裁を整えてからしか全力ダッシュできないとか言ってるようじゃ、どんな状況でも結局言い訳を探してしまうのだ。
一社員である私にスケジュールを100%自分の思い通りにする自由はないけど、20%くらい与えられた裁量のなかで120%を出し切ればいい。
それが、今いちばんしっくりくる覚悟のような気がする。
時間は増えないし、会社の一員であるという制限は消えない。
でもこの状況でどこまで飛躍できるか、職場での評価と個人の実績をどこまで両方追求できるか(もし怒られたらそっこーで辞めると思うけど笑)が、私にとってのチャレンジであり、成長のきっかけだ。
2018年、残り2ヶ月を走り抜けましょう。
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