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小説『ZEROISM』登場人物

カバーイラスト 藤沢奈緒

【外川数史】39歳。
警視庁外事4課。主任代理→警部補。
中学生の時に両親を飛行機事故(テロ)で亡くし、公安警察官になる決意をする。自主練を始め、ロシアにも修行に行き、海外で銃器の撃ち方も覚えた警視庁屈指の凄腕。孤独を紛らわすために、カフェ『菜の花』に通い棚橋夫婦と娘の純菜に慕われる。
両親の復讐のために生きていたが、棚橋親子を見ていて改心。
表参道事件で重体になり、約三年間離脱。
警視総監のはからいで警部補に特例で昇進した。
復帰後は、警視庁外事4課に所属したまま、菜の花に身を隠し、ZEROISM対策を任される。
「復讐はつまらない人生になる」
杉浦夫妻にさかんに言う。身を守るため、純菜たちを守るためには違法行為をするが、沈着冷静で優しい。
【外川純菜】19歳。
両親が経営するカフェ『菜の花』で一人で本を読んでいる外川に恋をする。天才美少女。
小学六年生で外国文学をほとんど読破するほどで、塾にも行かずに一流高校にすんなり入学。両親が手に負えず、「18になったら、外川さんに預けよう」と両親が勝手に決めた。
表参道事件で重体になった外川を杉浦南美と看病をし、18歳の誕生日に入籍。
警察官ではないが、『外川の妻』で現場にやってきて活躍する。
「わたしは警視庁、外事4課、外川数史警部補の妻、外川純菜です!この名前はわたしが死ぬまで変わりません!」福島県警に事情聴取された時の言葉。
【杉浦竜則】38歳。
警察学校時代の外川の同期。警視庁公安一課所属。極左の指名手配犯、黒崎を逮捕するために、天才外川を利用した上層部に激怒。
外川が重体になった責任を取り、辞職。行方不明になる。
バリ島で外川の両親の遺骨を探しているのを外川に発見される。外川を心の底からリスペクトしている。
森長が手を回し、警視庁に在籍したままになっていることに帰国した時に気づいたが、給料未払だから疑心暗鬼。
「おまえら自分の体を見ろ!誰もケガをしてない、俺もだ。部外者の外川だけが重傷だ。誰か納得の行く説明ができる奴はいるか。いるなら俺の前に来い!」表参道事件で上司と仲間に怒鳴り散らす。
伝説となり、全国の若い警察官から尊敬されている。
【杉浦南美】32歳。
杉浦竜則の幼馴染で新妻。警視庁公安一課の新人だった。男性は兄のような杉浦しか知らない。杉浦は赤ちゃんの南美を見た事がある。そのため、結婚したがすぐにセックスレス。表参道事件で杉浦とコンビを組んだ外川に恋をするが、杉浦が辞職をし行方不明になり、南美は極度の鬱に。退職し、菜の花のバイトになる。
新婚生活を奪ったゼロイズムに復讐することばかりを考えていて、躁鬱が激しい。
森長が復職させるよう上層部に手を回したため、休職扱いになっている。
「わたしにゼロイズムを撃たせないなら、わたしを女にしてよ」
ゼロイズム復讐に暴走する南美を女扱いして止めている外川に正論をぶち込む。
【森長英治】56歳。
外川の大先輩でゼロイズムの発見者。警視庁外事4課の警部。
純菜にオヤジギャグを使う優しい男だが、南美と同じく、ゼロイズムへの憎悪が強く、外川たちを使い、ゼロイズムの人間を殺そうとする。また自らも高洲響子を殺害しようとした。第二部で外川に説教されて改心?
【棚橋夫妻】
カフェ『菜の花』を経営。離婚の危機を外川に救ってもらう。また自殺しようとした純菜も外川に助けられ、外川を家族のように慕う。娘の純菜が外川と結婚し、外川が本当に息子になった。
カフェ『菜の花』をいつの間にか、外事4課の秘密基地にされている。
【藤原秀一】35歳。
元外科医のゲイ、バイセクシャル。ゼロイズムに利用され、子供が欲しい女性がいる婚活に行く。極左の指名手配犯、黒崎確保の瞬間に外川を邪魔し、外川が重体になり、ゼロイズムを脱会。出所後、外川の情報屋として恩返しをする。南美に激しく嫌われている。
【高洲響子】36歳。
youtuber。ゼロイズムのフェミニズム担当。
森長に殺されかけたのを外川たちに救われ、外川たちに協力をするようになるが、ゼロイズムを裏切ったため、命を狙われている。
【京野公雄】
杉浦の上司。黒崎確保に外川を利用することを上層部と共謀。人員不足を補うため、休日の外川を利用した事を部下の杉浦から批判され、絶縁される。すぐに反省し、行方不明の杉浦が発見された後、和解しているが、本当は外川と杉浦が怖いから。
【横川】
杉浦の一年先輩。京野と一緒に、外川を利用したが、京野からの命令だったため、杉浦とは険悪ではなく、たまにゼロイズム対策の仕事を手伝う。
【桁元】元プロボクサー
ボクシングのファイトマネーをギャンブルに注ぎ込み、傷害事件も起こし、妻と娘に会えずに苦しんでいてゼロイズムに勧誘される。外川が借金を返済してやり、南美がギャンブルを禁止にし、晴れて妻と復縁。肉体労働をしながら、外川たちの仕事を手伝う。
【富張巧】
人権擁護、男女平等などの急先鋒の文化人。虐めで自殺した少女のその両親を追い詰め、両親も自殺させ、何食わぬ顔で加害者の生徒たちを救済。南美の逆鱗に触れ、潰されてホームレスに転落。南美を殺すために生きている。
【織田警視総監】
意識不明の外川を見舞いに行った時に、当日14歳の純菜に激しく怒られるが、純菜と同年代の娘がいたため、非を認め謝罪。
純菜を娘のように慕っている。そのため、警視庁の人間は、外川と純菜に頭が上がらない。
また、外川を見舞いに行った警視庁の人間が、警視総監と先輩の森長だけだったため、外川数史の株は大きく上がった。


普段は自己啓発をやっていますが、小説、写真が死ぬほど好きです。サポートしていただいたら、どんどん撮影でき、書けます。また、イラストなどの絵も好きなので、表紙に使うクリエイターの方も積極的にサポートしていきます。よろしくお願いします。