アイドルの百川晴香さんは、撮影会はあまりしなくて、今回はファンのリクエストで急に開催された地味な撮影会。
百川晴香さんがライブが終わった後のなんと夜。
終電を気にしながら撮影してた人が何人もいた。

スタジオもこんな感じなのを知っていたから、行くか迷っていたけど、晴香さんが私の写真を褒めちぎるから、行くことにした。(営業負け笑)
『だけど布バックじゃなあ。好きなポーズだけやってもらって帰ろう』
とか本当にやる気なく行ったら、いつものように鋭い彼女とのやり取り。
「今日は趣味で撮る。しゃがみポーズお願い」←太ももフェチは教えてある。
「仕事モードにならないの？」
「遊びにきた」
「仕事モードで！」
じゃあ、本気で。
(マジでしゃがみとかまともに撮らんと帰ってきた😑)

まずは、光源が強すぎたから、スタッフに言おうかと思ったほどで、お化けライトみたいになってた。

参加者は12名。
一人、55秒の順番撮り。

布バックで構図の工夫も出来ないから、みんな同じ写真になる。
だから、彼女にくるくる回ってもらった。
髪の毛だけを流したまま、顔は止める。

ライトの影が多いでしょ。
プラス補正、低感度でカメラで少し消した。
PC上でいじるのはあまり好きじゃない。

瞳AFが追い付かないから、絞りをf5にして、ピンボケを防止。
私がポートレートで絞りをf3.5以上にするのは稀。

シャッタースピードは手持ちギリギリのスピード。
CanonEOSR8には、カメラ内、手振れ防止はないけど、そんなの昔のカメラになかったから、1/30秒でも、人物が動かなければぶらさないよ。これは1/100秒くらい。カメラで彼女の動きに合わせた、やや流し撮りで、髪の毛が顔に掛かってるのやピンが甘いのがあったけど、くるくる回ってるから仕方ない(笑)
顔の動きが止まってないのでも良いのがあったけど、ネットに掲載するのはどうかな。
かわいいのが掲載OKで、フォトグラファーがカッコつけた撮影会の写真はダメだよね。

次は、お化けライトが気になるから、下がらせてもらって撮影した。

鼻や手で影が出来てしまうからね。こちら、連写してなくてワンショット、手を離した瞬間を狙った。集中力だよ。
彼女にしてみれば、「手で髪の毛を結わいたら嫌なのかな」と思ったかもしれないけど、頭の良い子だから、大丈夫でしょう。パッと手を離してくれた。
また、彼女がこのポーズで座ってすぐに、ファインダーから、足が切れてないか、とか確認する。左足を最初に見た。

だから、別のシーンで脚を急に伸ばしてフレームから切れた時に、「脚、脚…膝を曲げて」って注文したけど、こっちが単焦点レンズなのが悪いわけで、ごめんね。

もう一枚は百川晴香さんが、「緊張する！宣材撮影みたい」って笑ってた顔のアップ。

水着、完全無視(笑)

MACROレンズだから、本当はもっと近寄れるけど、撮影会だからまずいでしょ。
満面笑顔の似ている表情の写真がネットに出回ってるから、変わった表情のをチョイスしました。本人は嫌かも知れない。

やっと、彼女の一番かわいいカメラ側の角度とか距離とか分かりました。これじゃないよ。

ロケ撮影ならすぐ分かるんだけど、撮影会で５分くらいしか、きちんと見ることができないんじゃ、お手上げだった。

晴香さんは、僕の作風を理解してきたようで、次が楽しみ。