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私が正社員の看護師を辞めてフリーランスになった理由

こんにちは。ゆうこりんです。

私が安定した正社員の仕事を辞めてフリーランスになった理由はいろいろあるのですが、そのうちのひとつに「自分のお店をやりたかったから」というのがあります。

え、急ですかね?笑

自分のお店を持つって、なんか憧れるんですよね。身近に「自分のお店」を(さまざまな形で)持っている人が多いから、余計リアルに「いいな〜」って思うのかもしれません。

さて、何を売るお店かというと、

①私の労働力
②私の専門性
③私が作ったもの

の主に3つです。ひとつひとつについて、もう少し詳しくお話ししますね。

①私の労働力

これは、いわばフリーランスになる前からずっと売っていた商品です。
私ができる労働の中でも、特に効率的に社会の役に立てるのが「整形外科で看護師として働くこと」です。はい、ザ・労働。

いや、労働してたら自分のお店じゃないじゃん!って思うかもしれませんね。私もそう思います笑。でも結局、看護師としての能力を維持/向上するためには、もうその部分に関しては、やはり他人が作ったハコ(=医療機関)で他の医療者と一緒に勤務させてもらうのが一番確実で、安全で、手っ取り早くて、学びが大きいのです。

その代わり、その仕事に生活の手綱を握らせないようにする。
絶対に○○時間は働かないといけないとか、他の用事を入れたい日なのに絶対出勤しないといけないとか、この仕事のせいで疲労やストレスが強くて他のことが何もできないとか、そういうことがないように調整したという点が、ほぼこれしか売っていなかった正社員の頃と今との一番の違いです。

看護師としての労働力は、即戦力としてやっていけるので非常に頼りになる商品です。基礎知識も、スキルも、経験も十分にあると自信を持ってクライアントさまにおすすめできます。

また、意外に大事なポイントとして、今のところ①の商品には社会のニーズがあるということがわかっています。ずっと先の未来のことはもちろんわかりませんが、当面しばらくは誰も買い手がいない、社会で何の役にも立たない、ということはないと考えています。

②私の専門性

これは①と重なる部分がありますが、私が考える①との違いは、

  • 看護の領域内にとどまらず、アスレティックトレーニング/スポーツ医学の分野を含む(看護師なら誰でも持っているというわけではないスキル)

  • 必ずしも現地に行って白衣を着なくてもできる(オンラインなど)

という点です。

②は単体でどうにかなるものというよりは、例えば大会のメディカル体制構築のサポートをする、スポーツ医学の分野に進みたい学生さんへアドバイスをする、監修も含めて記事やコンテンツを作る、など、さまざまな媒体やスキルと組み合わせてお届けすることになります。

この②に関しては、売りたい!っていうよりは、「自分ひとりが持ってても仕方ないので、より多くの人に役立つように使ってもらいたい」という気持ちが大きいです。

身体のことや安全管理のこと、健康のことなど、もちろんみんな知っていたほうがいいけど、なんでもそうですが全部自分で知るのって大変ですよね。

お金や税金のことだってもちろん全員が知っていたほうがいいけど、やっぱり専門的な部分を個人で全部カバーするのは難しい面もあるので、プロである税理士さんや行政書士さんに相談したり手続きを依頼するわけです。

社会人になってから大学院に進学してアスレティックトレーニングを学んだことで、「私が身につけた知識は、ちゃんと社会のために使ってこそ意味がある」とより強く感じるようになりました。

以前、スポーツ医学をテーマにしたブログメディアを運営していたのも、当時はただ楽しくてやりがいを感じるから続けていましたが、今思えばこういう気持ちが根底にあったのも理由のひとつだったのかもしれません。

まだまだ身近な半径1kmくらいにしか活用できていない感じですが(弱)、より使い道を拡大できるように精進していきます。

▲トレイルランのサポートに参加させていただいたとき。
医療機関の外でもできることはたくさんあるはず。

③私が作ったもの

これが、これから私のお店の主力商品にしていきたいものです。
これまでも副業やお手伝いという形で、さまざまなものをつくらせていただく機会がありました。

アイキャッチ画像、挿絵イラスト、ニュースレター、イベント告知バナー、SNS投稿、チラシ、インタビュー記事、ロゴ、LINEスタンプ、WIXで学会公式サイト…

それぞれプロに外注してちゃんとつくってもらったほうが、ずっとクオリティが高いものになっていたかもしれません。でも、予算や時間の問題、お互いの関係性や思いがあっていろいろなものがつくられていくというのが現実だし、むしろそれが良かったりもするんですよね。

私はものを作るのが好きです。たぶん、昔から好きだったと思います。図工も美術も書道も好きだった。なんかもう大人になるにつれて、そういう感覚はすっかり忘れてしまっていたけど。

去年スクールに通ってグラフィックデザインを勉強したのは、プロから基礎をちゃんと学びたいと思ったからです。デザインの基礎を身につけることは、何を作ることになってもきっと役立つはずだと考えました。

私がプロフィールに「デザイナー」ではなく「クリエイティブ制作」というざっくりとした文言をよく使うのは、表現の形にとらわれず、いろんなものを作りたいという思いがあるからです。

そして私1人のちっぽけなスキルだけでなく、スポーツ医学・ヘルスケアの専門性を持つたくさんの素晴らしい人たちの知識やスキルや情報を、社会にしっかり活用してもらうためには、その経路は1枚のビジュアルのデザインかもしれないし、広告かもしれないし、イベント、SNS、文章、動画、グッズ、写真、、、何を通して広がっていくのかに、表現手段の制限はないと思っています。

だから、本質を捉えてなんでもつくれるようになりたい。

いや、なんでもはちょっと風呂敷を広げすぎかもしれないけど笑、でも、たとえ私自身が作れなくても、作れる人が仲間にいてくれたらめちゃくちゃいいなと思います。

というわけで、私がやりたいお店の話でした。
もちろん、実店舗はありませんw
オンラインという無限の宇宙の中に漂う、実体のないお店。考えるだけでも楽しいですね。いやいや考えてるだけじゃなくて、地道に構築を進めていきます。

※ヘッダー画像は、東京オリンピックにて1人乗りモビリティでお台場の会場内を疾走する私。

おまけ:ゆうこりんの「つくるって楽しい!」ミニギャラリ〜

▲なにかに使えるはずのイラスト
▲WFATTの広報委員活動では、ほんとうに
いろいろな制作の機会をいただきました
▲いらすとやさんさまさまの
「スポーツ医学検定」インスタ投稿
▲『臨床スポーツ医学』に
東京オリンピックのメディカルボランティアの
体験記を書かせていただいたり…
▲前職で、副院長の誕生日に
女子スタッフからプレゼントをあげた際、
お手製ポップアップカードを制作w
▲スクールを卒業する際には
「株式会社WIS」さんの会社案内パンフレットを
デザインさせていただきました

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