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ミナペルホネン展は目の保養

福岡市美術館は大濠公園の中にあります。
公園の散策ついでに行くのはいいけれど、公共交通機関で行こうとすると、バス停や地下鉄の駅から遠く、不便だと感じます。駐車場の広さも充分とは言えません。
でも、いい展示があるんですよね。

今回行ったのは、ミナペルホネン展『つづく』です。
2019年から2020年にかけて東京、2020年夏に神戸で展示があって、うらやましく思っていましたが、なんと2年後の2022年になって福岡、青森でも!うれしい!

ミナペルホネンは、デザイナー皆川明の服飾ブランドで、テキスタイルとそれを使った洋服がよく知られています。
テキスタイルの素晴らしさがよくわかるのが、入り口を入ってすぐのクッションの壁です。これだけで満足してしまうぐらい圧倒的な量。模様の繊細さと、細かい刺繍などに見入ってしまいました。

その後、有名な刺繍柄のtambourine の円形の模様の繰り返しの秘密に触れる展示、27年分のコレクションの洋服の展示、デザインの下書きや職人への指示書などの展示と続きます。ひとつひとつ、手間ひまかけた手仕事なのだとわかり、ミナペルホネンのお値段が高いのも納得です。

服やテキスタイル以外にも、食器や家具もありました。
また皆川氏は絵本の挿絵を手がけたり、アーティストとしても活躍していることを初めて知りました。

展示会に来た多くの人にとって、ミナペルホネンの服は憧れだろうと思います。
私もそのひとり。いつか身に着けたいと思っています。でも焦ることはないと思いました。80歳になっても似合いそうなので、その頃までには手に入れたいと、楽しみにしています。


福岡市美術館では、2022年6月19日まで開催されています。
手仕事好きにはたまりません。