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Apple Crumble

お友達の家にリンゴを取りに行く。今の時期、至るところでリンゴがなって、ほっとくと落ちる。食べれるから勿体ないので、「ご自由にどうぞ」と玄関先に積まれていたりする。
我が家では毎日悪夢のようにブラックベリーが熟しているので、リンゴとトレードしようと提案すると、「いや、うちでも一杯採れるから。。。」と、断られてしまった。田舎の生活を垣間見る一瞬だ。
人間は本来交換することがコミュニケーションの一部で、好きらしい。今回私がリンゴをもらいに行ったのも、実は下心があっての事。私は、この友人にちょっと嫌なことを言わねばならない立場で、気分を害されるかも、という私の不安を、りんごを貰うとその人が「頼られて嬉しい。」という気持ちになってくれるだろうと、思うことで、乗り切りたかったからだ。もちろん、リンゴを頂いて、私も嬉しいが。。。
人が数人集まるだけで、いつも不調和音的な人や現象が起きてしまう。地元の小さなパッチワーククラブでさえも、毎回小さなイザコザが起こる。
会長に祭り上げられ、働いてみて初めてわかる裏方の苦労、そしてチョイチョイ聞こえてくる小学生並みの小さな争いごとに耳を傾けていると、「ココも社会の縮図だー」と思う。
旦那様に、「ユウコはグラスハーフエンプティだね。」とよく指摘される。これは悲観主義者だねってことだ。どうやら私は失敗や間違いに強く影響され、成功や達成をあまり評価しない性質だということが、50を過ぎてようやく分かってきた。

落っこちていたリンゴは見た目も良くないし、中も虫食いが多いんだけど、味には問題ない。頑張って皮をむいて、アップル&ブラックベリー クランブルを焼きましょう!

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