新型コロナウイルスに伴う呼吸困難は、悪化のシグナルして大変重要な自覚症状となります。

肺の解剖

簡単になりますが、、、

左3部屋       右2部屋       合計 5つの部屋があります。

肺の役割・機能

肺（はい、英: Lung）は、脊椎動物の器官の1つである。 肺臓とも呼ばれる。 空気中から得た酸素を体内に取り込んだり、老廃物である二酸化炭素を空気中に排出する役割（呼吸）を持つ。 これに対して水中から得た酸素を取り込み、水中に排出する器官が鰓（えら）である。    Wikipedia

例えになりますが、右の肺が癌になって取り除いた 等という話を聞いた事はありませんか?そのような方でも左の肺が機能していれば、死ぬような事はありません。肺は、代償といって失われた機能を補う力があるので、片方の肺を失っても、残された肺で呼吸が出来るのです。

新型コロナウイルス肺炎になった際 肺に与える侵襲とは

肺には代償機能があるため、ダメになってしまった部分を補う力があります。そのため、少々のダメージには気づきにくく、肺炎等の症状を悪化させてしまう事があるのです。

肺には5つの部屋があると説明しましたが、元来の肺炎は、5つの部屋のどこかが侵襲されるのが一般的なのですが。。。

新型コロナウイルス肺炎は、5つの部屋全てが侵されてしまうらしいのです。

ですので、肺に備わっている代償の役割が果たせず、急激に呼吸困難になってしまうとの事です。

血液中の酸素濃度測定機器 パルスオキシメーター とは

血液中に酸素がどのくらいあるかを知る機械です。

非常に簡易的な測定機械で、1万前後で購入出来る機械です。

今回コロナウイルス感染拡大に伴い、話題になっているパルスオキシメーターという機械ですが、個人でも容易に購入出来る一方、データーの解析には注意点があります。表示されるデーターのみを鵜呑みにする事は大変危険です。

所持している方、これから購入を考えている方は、得られたデーターを独断で判断せずに、医師の指示に従う事を強くお勧め致します。

パルスオキシメーターとは検知器（プローブ）を指先や耳たぶなどに付けて、侵襲を伴わずに脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度 (SpO2) をリアルタイムでモニターするための医療機器である。 モニター結果を内蔵メモリーに記録できるものや腕時計のような小型のものもある。              Wikipedia

パルスオキシメーターは血液の赤い色を見ています。
この赤血球の赤色も赤血球の中のヘモグロビンという色素の色で、ヘモグロビンは酸素と結びつくと鮮やかな赤色になります。 パルスオキシメーターは動脈血の赤色の度合いを見て、酸素飽和度（酸素に結びついたヘモグロビンの比率）を見ています。
                                       パルスオキシメーターの原理 - コニカミノルタ

パルスオキシメーターの基準値

SpO2の正常値は、安静時で96％～99%の範囲にあると言われています。 90%を切ると呼吸不全と定義されます。

素人が陥り易い注意点

このパルスオキシメーターですが、データーを鵜呑みにするのは非常に危険です。

それはなぜか。。。

1)深呼吸をする事で、数値が正常化する事がある。