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目黒区上空を飛ぶ低空飛行 落下物はゼロにできない!

7月19日、大井町きゅりあん小ホールにて、羽田低空飛行シンポジウムに参加。来春に迫った羽田新ルート運用開始を目の前に、市区や立場を超えて市民が集い、有効な方策を共有するために超党派で開催されました。基調講演は元日本航空機長の杉江弘氏。飛行時間は2万1000時間。日本の航空会社すべてに採用されている安全な着陸方法を考案・導入した方です。

講演のポイント

杉江氏の講演会のポイントをまとめてみました。
 ・羽田の発着の管制官の指示を変えれば、東京湾の上を通す現ルートでも5%の発着枠を増やせるため、都心上空を飛ばす必要がない。
 ・羽田空港では落下物(氷のかたまり等)はないというのは嘘で海に落ちている。国交省は当初、航空会社に落下物対策を罰則規定付きで義務付けしようとしたが、最終的に見舞金の対応のみ。 ・飛行機のハイテク化によるパイロットの人的ミス・整備士不足が原因の事故が62%増加。
 ・羽田空港は下降気流が起こりやすく、日本一鳥がエンジンに入ってしまう事故が多い。
 ・2017年オランダ航空ボーイング機からパネル落下し、走行中の車に直撃。2018年5月、熊本で日本航空の飛行機がエンジントラブルにより、金属が片落下。益城町の病院の窓ガラスが割れ、23地点で98個の落下物があった。


保育園前園長の心配

0~5歳児70名が通う社会福祉法人の保育園前園長は「南風の時、窓を開けている時間帯に1時間44便の低空飛行があります。15時から19時の間は、お昼寝から起きておやつを食べ、夕方まで園庭で遊んだりします。そのあと大きな音の中で夕飯を食べるのは、どんなに不快な感情が残るんだろうと思いました。0歳児は音に敏感で1人が泣くと、連鎖的に泣く子が増えると予想されます。私たちは泣く子どもたちに対して保育士が1人1人どう対応すればいいのだろうと思います。また落下物が落ちて、子どもたちが被害にあわないか心配です。何としても羽田新ルートは反対をしていかなければならない。」と語っておられました。

視覚障がいを持つ立場から

品川区視覚障がい者福祉協会会長から障がいを持つ人の立場から発言がありました。「音がすべての視覚障がい者にとって、自動販売機の音、小さな音も移動の支え。15時から19時の間は家から出れなくなるし、帰ってくる時間もこの時間を避けなければならなくなる。しかし国交省からは音の影響を受ける視覚障がい者に対して何の説明もなされていない。」と不安な気持ちを打ち明けてくれました。

声を上げよう!

羽田新ルートに対し、反対の民意を示しましましょう。

幼児教育・保育の無償化に伴う食材費の負担について

区議団は7月3日、青木区長に対し、「給食費を含めた保育料の無償化を求める要望」を行いました。「保育園からも給食費を徴収すれば事務職を1人雇わなければならず、新たな負担になるとの声が出されている。ぜひ、検討してほしい」と強調しました。(要望の詳細をお知りになりたい方は区議団のホームページをご覧ください)
 本年10月から予定されている幼児教育・保育の無償化に伴う食材費の負担について、7月10日委員会にて、区の方針が示されました。
 3~5歳児の幼稚園・保育園、0~2歳児の住民税非課税世帯は給食費が免除となります。
 対象は私立認可保育園、区立保育園、認定こども園です。
 認定子ども園の場合、同じ施設で保育として長時間利用している場合と、短期で幼稚園として利用している状況を鑑み、区がどちらの利用についても区が補助を行い、無償となりました。
 保育園に関わる皆さんの声、区民の皆さんの声が、届いた結果です。

旧東邦大大橋病院前道路、電線共同溝整備工事のお知らせ

大橋2丁目17~22番(旧東邦大大橋病院前の道路)において電線共同溝整備工事を行うこととなりました。
 工事の詳しい日程等は業者が決定後あらためてお知らせします。

◆工期:2019年8月上旬~2020年10月上旬(予定)
◆工事時間:昼間(予定)
◆担当:目黒区都市整備部みどり土木政策課施設整備係
電話:5722・9753

 通勤・通学等でご利用の際は時間に余裕をもってご通行ください。

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