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ドイツの教育について

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日本とはまったく異なるドイツの文化や教育を知ることで気づき、学べることがあるはず!
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2018年5月の記事一覧

「Ich war das nicht!(私じゃないわ!)」にみる合理的ドイツ人

今までドイツ語のテレビを観ようとも思わなかった私だが、ドイツ語苦手意識克服のため、娘と一緒に「Barbie」を観てみることにした。 しかし、それはあるひと言より、5分も経たないうちに終了することとなった。 その場面では、バービーが妹たちと宝さがしをしているところだった。 少し離れたところまで犬に導かれ「ここ掘れワンワン」とお宝発掘を試みていたが、結局その場では見つからず、リュックサックを置いた場所に戻ってきた。 ところがバービーが置いたはずのリュックは、消えていた。 「私の

詰め込み教育の産物「団塊ジュニア」

私は「団塊ジュニア世代」である。 年間出生率が200万人を超えた、第2次ベビーブームに生まれた。 戦後、日本の高度成長期を支えた団塊世代に育てられ、詰め込み教育を受け、受験戦争に耐え、バブル崩壊後に就職氷河期を味わった世代だ。 詰め込み教育で子どもたちは、ストレスを抱えていた時代。小学校時代、管理教育の影響で体罰はあたり前。着替えに時間がかかり、体育の授業に少し遅れただけで、先生に箒で力いっぱい叩かれ、授業中に私語でもしたならば、容赦なくチョークが飛んできた。私たちは抑圧の