ファシリテーションのお手本

緊急事態宣言が出ている中、いかがお過ごしですか?帰省せず、都内でゆっくりされている方も多いかもしれませんね。

どんなことをして過ごしていらっしゃいますか?

わたしは、今夢中になっていることがありまして。それは、動画サイトでトーク番組、特にお笑い番組を観ることです。

今更ながら、お笑い番組のMCの方ってすごいです…彼らを見て、どうやったら、ゲストの魅力を引き出し、今日この場でしか聞けない話を引き出せるのかを学んでいます。

今一番お手本にしているのが、「あちこちオードリー」の若林さん。番組について、公式サイトによると

オードリー春日が大将となり店をオープン! 常連客の若林、そして今注目の有名人をゲストに迎え、本音トークを展開! 盛り上がること間違いなしの、ぶっちゃけトーク番組! 

この、ここでしか聴けない本音トークが飛び出すところが本当に素晴らしくて、それは若林さんのMC力と春日さんのキャラクターによるものなのです。

特に、若林さんのMC力から学ぶことが多くって、個人的に感じる魅力を3つお伝えします。

・ゲストに対して好意を伝えつつ、敬意を持っていじったり突っ込んだりするところ
昔からテレビに出続けている芸人さんに対して、「順風満帆で来てますよね」とか「◯◯って番組ずっと観てました」と投げかけ、ゲストの方が「あの時…」と、大変だった話をすると、切れ味あるツッコミをして、笑いにする。話を楽しそうに聴いてくれる若林さんに安心するからか、ゲストの方がどんどん心を開いて、「実は…」とか「これ、言っていいのかな…」と言いながら、ここだけの話をしだすんです。あの心を開かせて、喋らせちゃう感じ、すごく勉強になります。

・ゲストに芸人の方がコンビで来るときは、春日さんへの不満を言って、芸人さんの本音を引き出すところ
若林さんが春日さんへの不満を言うことで、ゲストの芸人さんが「わかります、うちのコンビも相方が…」と言って不満やら本音やらを言い出すんです。あの空気づくり、すごいです。それを聞いた春日さんは「ここで言うんじゃないよ」と言いながらニコニコしているところもすごい。

・若林さん自身が楽しそうに笑っているところ
特にお笑いの先輩芸人の方を迎えて「あの時どうだった話」を深堀する時、ご本人が一番楽しそうで、本当にお笑いが好きな感じがして、その笑い声を聴くと幸せな気持ちになります。

先日、藤井隆さんが出た回の話の引き出し方は本当に素晴らしかったです。

藤井さんがずっと別人格だと言っていた、藤井さん扮するマシュー南さんについて、若林さんのMC力や、春日さんのフリや、スタジオの雰囲気によって、藤井さんが「マシューを自分ではなく別人格としてたのは…」と語り出した時は、感動すら覚えました。

若林さんに習って、ゲストの方が安心して、その人らしさやここだけのトークをする場づくりについて、もっと学ぼうと思います。

今日の1曲:星野源さんで「化身」
「あちこちオードリー」では星野さんの曲、SAKEROCKの曲が使われています。それを聴きたくて、見始めたのがきっかけでしたが、今やすっかりMCの虜です。

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