楽しいが詰まった36時間⑧

高校の出席番号が8番で、そのクラスがすごく楽しかったので、ラッキー
ナンバーは8。連載化していたシリーズの8回目。今回でまとめます。

セッション合宿のハイライトは「生まれる前から愛されていた感覚」と
もう一つ。2日目の朝、憧れの人になって世界を見た時。
その人がどんな風に世界を見ているか想像した時の感覚は忘れられない。

2日目は予報通り、朝から空はどんよりしていた。時折、風花が舞っていたらしい。(私はぐっすり寝ていたので聞いた話による)

白樺林の中にあるペンション。葉っぱが落ちて、幹と枝だけになった白樺。
壁一面の窓から見える世界に、彩りはさほどなかった。

セッションは窓際で行われた。外を見ると小雨が降っていた。

目を閉じて、なりたい人を自分に取り込む。

コーチの合図と共に目を開けると、明るい光が見えた。

そう!さっきまで雨が降っていたのに、太陽が顔を出して、大きな窓から
陽が差した。まるで私たちの未来を表しているかのようだった。
その後雨が降ったので、晴れ間はあの一瞬だけだった。

コーチ曰く、目を開けた時、それまでとはまったく違う顔をしていたらしい。

あの時の感覚や景色を思い出すと、輝かしい気持ちになれる。
晴れ晴れとして、心の扉が、お城のそれみたいに両開きする。

私たちの頭の中は自由だ。いつでもどこでもあの場所に立ちに行き、
この気持ちを手に入れられる。

自分が目指す感覚を体感できたこと。それはとても大きな出来事だった。

大人が夢を語る会に参加できて良かった。未来が楽しみだ。
「いつも夢追いかけて〜」


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