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久しぶりの投稿となりました。最近のお店の事と消防学校の時の話などを

こんにちは、ゆくるコーヒーです。
気づけば秋になり寒さも段々厳しくなってきました。
久しぶりの投稿で少し長く書いてしまいそうだな、と思いながら書いています。

お店の状況は2月の開店時のような混雑状態になることは一切なく、密状態とは程遠い状態でゆっくりした空気が流れています。
新型コロナウイルスの事を考えると安心ですが、お店の経営を考えると少し心配になる日もあります。笑

現在数量限定豆として販売しています、パプアニューギニアの豆が間もなく終了します。残りはシティロースト、フレンチロースト共に1000g以下くらいです。まだの方、気に入っていただいた方は是非お早目の購入をお願いいたします。


開店してから約8か月が経ち、様々な方にご来店いただきました。消防職員時代にお世話になってた方も多く来ていただき本当にありがたく思っています。勤めていた消防署の方以外にも消防学校で同期だった仲間も遠くから駆けつけてもらったりして久しぶりに会う機会も多々あり、消防学校時代の事を思い出す事が最近は多くあります。

消防職員を退職し気付けば2年以上経っていますので曖昧な事も多々あるのですが、記憶を辿っていきたいと思います。

消防学校は県単位で消防の教育をする研修機関のような所ですが、消防職員になって初めに行く初任科やその後さまざまな専門科からなっています。

その中でも私が行ったのは初任科と救急科という2つの課程です。

特に思い出に残っているのが初任科です。職員になって2年目で入校しました。私は採用試験に合格し、ある消防署へ配属となりました。そこで今までとは全く違う環境で勤務をしていたのですが訓練となると当然私は何も知らない、常に教わる立場で先輩たちから様々な知識や技術を学びました。時には緊張感を伴う訓練もありましたが自分なりに付いていこうと必死だったのを覚えています。消防署での訓練の構図は指導する職員、実施する隊員に分かれるのですが、その実施する隊員の中で何も知らないのは自分だけ、他の先輩は何度か過去に実施したことのある内容ということがあります。

そうなると出来ないのは自分だけ、焦っている、パニックになりながら実施しているのは自分だけという感覚に陥ります。ですが実際にはそんなことはなく、新人で何もできないと思われている隊員より一度やった訓練を確実にこなす先輩、何もわからない新人隊員をフォローしながら自分自身も活動する先輩隊員の方が数倍負担も多く、上司からのプレッシャーも数倍多くかかっていきます。しかし、自分の事、特殊な環境でいっぱいいっぱいになっている当時の私には気づくことが出来ませんでした。そんな中で毎日訓練を行い、そしてできない(当たり前)で怒られ、怒鳴られというなかで毎日過ごしていたように思います。ただ基本的には訓練中に強い圧力をかけられることはあっても、その後の休憩時間や夜などはそんなことはなく優しい方が多いです。基本的には、、、

そしていよいよ様々な事を教わったうえで消防学校へ入校しました。
同期の中には採用試験に合格してすぐに来た職員や私と同じように1年実務経験をしてから来た職員、2年実務経験をしてから来た職員もいました。
年齢も18歳から30歳の間くらいでした。

消防学校が厳しい所だという人もいますが、私にとってはとても楽しい場所でした。半年間の寮生活なのですが折り返しの4か月目に入った時には所属へ戻らずずっと学校に居たいと思うほどでした。
同じ同期の中には逆に早く帰りたいと修了式までのカウントダウンをしていた人もいました。

何より同世代が集まり大人数で行う訓練が何より楽しく感じました。所属で実施していた自隊訓練は少ないと3人、多くても10人程度でしたので、30人以上で行う訓練は私にとってとても楽しかったです。同期皆で悩んだり、苦しんだりする時間も所属では中々味わえない感覚でした。

所属では出来ないのは自分だけ、先輩方は完璧な隊員だ、と見えていたのでで。

そして指導を受ける時でも所属の自隊訓練では今までは至近距離で指導の一環として怒鳴られたり追い込まれたり、なんてことももちろんありましたが、消防学校ではメインで指導している教官一人がいて学生が30人以上いますので精神的余裕も結構ありました。慣れていない学生はそれでも委縮していたりもしました。私はもう怒鳴られたり、プレッシャーをかけられる、精神的、肉体的に追い込まれるという面では所属の方が数倍大変だったので。

そして訓練内容ですが、1年間訓練をしてもらってから入校したのでそこも余裕をもって望むことができました。訓練での技術習得以外にも学校で達成したい事が幾つかあったのでその目標に向かって動くこともできました。

何が言いたいかというと厳しい訓練や環境で訓練させてもらってから学校へ行ったおかげでとても楽しく学校生活が送れ、結果として厳しい環境が待っている所属へ帰りたくなくなってしまったという事です。笑
怒られるのも一人ではなく、反省として何か罰を受けるのも一人ではない。もちろん訓練でボロボロになるまで動き回るのも、、、同年代の人たちと乗り越えていく毎日が楽しくて仕方ありませんでした。

同じように所属で厳しめの環境で勤務していた職員も全く同じ感想を持っていました。消防学校は消防組織のディズニーランドだ、夢の国だ‼と

そんな楽しく過ごせたのも当時の所属のおかげだな。と学校を修了して少し経ってからは思っていました。

消防学校を修了するとまた県内の各消防本部へ戻っていきバラバラになります。

修了して10年位がもう経ってしまったかと思いますが、これだけ時間が経っても、コーヒー豆店を開業したとどこかで聞いて訪れてくれる同期がいることは本当にありがたいことだなと思いました。

職業は変わってしまいましたがこれからもこの縁は大切にしていきたいです。


ゆくるコーヒー

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