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【News! AIRS-Lab #109】 サム・アルトマンのCEO退任、明日11/20のライブ講義、AIアートなど

皆様こんにちは、我妻です。
お陰様で、Udemyの受講生数が15万人を超えました。

現在3ヶ月で1万人のペースで増えています。
AIを学ぶことの恩恵を限りなく多くの方に与えられるように、引き続き教育活動に力を入れていきます。


今回は、明日11/20(月)のライブ講義、今週のAIニュース、制作したAIアート、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
なお、この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。

AIコミュニティ「自由研究室 AIRS-Lab」、メンバー募集中です。


GPTsで対話型AIを作ろう!

明日11/20(月)の21時から、ライブ講義「GPTsで対話型AIを作ろう!」 が始まります。

GPTsで対話型AIを作ろう!【Live!人工知能 141】

YouTube Liveで配信します。

connpassの方でも参加者を募集しています。

「GPTsで対話型AIを作ろう!」は、コーディング不要でオリジナルのチャットAIを開発可能な「GPTs」について包括的に学ぶ講座です。

GPTsは2023年11月6日にOpenAIが公開した、「特定の用途に特化してカスタマイズされたChatGPTのモデルの総称」のことです。
「GPT Builder」を使うことで、様々なタイプのチャットAIを対話形式で作ることができます。
さらに、11月中には自分で作成したGPTsを公開できる「GPT Store」も提供される予定で、新たなマーケットの形成が予想されます。

本講座を受講するために、プログラミングや数学の知識は必要ありません。
また、対話形式で作れるのでプロンプトエンジニアリングの知識も必要ありません。

日常生活、仕事、教育、エンターテイメントなどの様々な場面で必要とされる対話型AIを、自分で構築できるようになりましょう。


【今週のAIニュース】

直近のAI関連の話題に、我妻がコメントします。
Twitter(@yuky_az)、およびコミュニティ内での発言をまとめたコンテンツになります。


OpenAIが、サム・アルトマンCEOの退任を発表しました。

アルトマン氏は2015年にイーロン・マスク氏と共にオープンAIを設立し、AI分野での革新を推進してきましたが、取締役会はアルトマン氏の経営能力に疑問を持ち、事実上の解任と見られています。
後任CEOはミラ・ムラティ最高技術責任者が暫定的に務めることになります。

アルトマン氏の退任の理由として、取締役会との意思疎通の欠如が指摘されています。
昨年11月にChatGPTサービスを開始して以来、同サービスは世界中で急速に利用が拡大。アルトマン氏は生成AIブームの顔として活躍してきました。

また、アルトマン氏は今年4月に日本を訪れ、岸田総理大臣との面会を果たし、6月には再訪日して孫正義社長との面談を行いました。
アルトマン氏の経営トップとしての突然の退任は、今後のオープンAIやChatGPTの発展にどのような影響を及ぼすのか、関心が集まっています。

生成AIの分野は世界的なリーダーを喪失することになるのでしょうか。
Microsoftによる買収の影響が大きいかと思いますが、理念の追求よりもビジネスとしての安定性を重視した結果かと。
今後、アルトマン氏はどのような形で自身の理想を追求するのでしょうか。
できれば日本に来てほしいところです。


ビル・ゲイツ氏の満面の笑顔。

AIの未来について、かなり楽観的なようです。
彼は、AIがもたらす変化について語り、特にパーソナルアシスタントとしての役割に焦点を当てています。
今後5年以内に、私たちは特定のアプリに依存せず、日常言語でデバイスに指示を出せるようになると予測しています。
人間を豊かにしない未来に対して想像力を働かせるのも大事なことですが、楽観的な未来を想像するのも大事かと。


Sakana AIに関する続報です。

NTTが、米国Googleの出身の有名なAI研究者が立ち上げた「Sakana AI」との提携を発表しました。
このパートナーシップは、医療や金融など特定の分野に焦点を当てた小型AIの開発を目指しています。
Sakana AIの共同設立者であるライオン・ジョーンズ氏とデビッド・ハ氏は、Transformerの開発に関わった経歴を持ちます。
このモデルは、Chat GPTなど多くのAI技術の基盤となっています。

NTTは、大型AIモデルに比べてはるかに少ない電力で動作する軽量版の言語モデル「tsuzumi」を2024年3月に導入する予定です。
一方、NTTは群知能ベースのAIにも関心があるのでしょうか。
日本が、従来のTransformerの枠にとらわれない、一種のパラダイムシフトを先導できたら面白いのですが。


YouTubeが、生成AIを用いたコンテンツに関する新しいガイドラインを導入します。

このガイドラインでは、AIツールを使って現実と見紛うような改変や合成コンテンツを作成したクリエイターには、その事実を開示することが義務付けられます。
開示しない場合、コンテンツの削除やYouTubeパートナープログラムからの除籍などの罰則が科される可能性があるとのこと。

また、自分の顔や声が無断でデジタルに生成されたり、ディープフェイクに使われたりした場合、削除をリクエストできる新しいプロセスが導入されます。
音楽レーベルも、所属アーティストの声を模倣したAI生成コンテンツの削除をリクエストできるようになります。

これらの措置は今後数カ月間にわたって実施される予定です。
YouTubeはこれらの新しいガイドラインを通じて、生成AIの台頭に伴うリスクに対応中のようです。

AIが作ったコンテンツはラベル付けが行われることで、人間が作ったコンテンツは有機野菜のように扱われていくのかもしれません。


最近の「Microsoft Ignite 2023」イベントで、マイクロソフトはAIサービスを刷新することを発表しました。

これまで「Bing Chat」として知られていたサービスは、「Copilot」という新しい名称に変更されます。
この変更により、同社のAIサービスは「Microsoft Copilot」として統一されます。

サティア・ナデラCEOは、「我々はCopilotカンパニーです。どのような行動にもCopilotが支援する未来を目指しています」と述べ、この方向性に対する熱意を表明しました。

Copilotは、ChromeやSafariなどのあらゆるWebブラウザで利用可能になるとのことです。
さらに、モバイルアプリのリリースも間近であるとされています。
日常の買い物、通話、分析、制作など、様々な活動においてAIのサポートが手軽に受けられるようになりそうです。

また、オリジナルのCopilotが作れる「Copilot Studio」が登場とのこと。


OpenAIは、最近の利用者増加に伴い「ChatGPT Plus」の新規登録を一時的に停止しました。

新規利用を希望する方は、順番待ちリストに登録することで、再開時に通知を受け取ることができます。

同社の最高経営責任者Sam Altman氏によれば、DevDay後の利用の急増が会社のキャパシティを超えており、一時的な措置を取ることにしたとのこと。

また、OpenAIは最近の「DevDay」で、ChatGPTのカスタムバージョン「GPTs」や、より高性能で低コストな「GPT-4 Turbo」を発表しました。
OpenAIが、GAFAMに並ぶ、あるいは超える存在になった印象です。


先日、突然の解任を受けたサム・アルトマン氏が、OpenAIのCEOとして復職する可能性が浮上しているとの情報。

アルトマン氏は復職に対して「曖昧な」態度をとっており、復帰する場合は組織の運営における大きな変化を求めているとのこと。
個人的にかなり情報が錯綜している印象です。

アルトマン氏の突然の解任後、OpenAIは混乱状態に陥っており、その後、共同創業者であり社長のグレッグ・ブロックマン氏も辞任しました。
アルトマン氏とブロックマン氏は、新しい会社を立ち上げるために友人や投資家と話し合っているとの情報もあります。

OpenAIの最大の投資家であるMicrosoftは、アルトマン氏の解任後、「OpenAIとのパートナーシップに引き続きコミットしている」との声明を発表しました。
しかし、OpenAIの他の投資家たちは、アルトマン氏の解任決定について事前に通知を受けていなかったとされています。

現在のOpenAIの取締役会には、主席科学者のイリヤ・サッツケヴァー氏、QuoraのCEOアダム・D'アンジェロ氏、元GeoSim SystemsのCEOタシャ・マッコーリー氏、そしてジョージタウン大学安全保障・新興技術センター戦略ディレクターのヘレン・トナー氏が含まれています。

アルトマン氏の復職に関する話し合いがどのような結果に終わるのか、そしてその決定がOpenAIの未来にどのような影響を与えるのか、多方面で関心が高まっています。



【今週のAIアート】

以下は、今週制作したAIアートです。
プロンプトの生成にはChatGPTを、画像生成にはMidjourneyを利用しています。

審美眼とプロンプトのセンス、さらに磨いてきたいです。


【Udemy動画の一部無料公開】

Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。


【書籍】

AI関連の書籍を、これまでに何冊か出版してきました。

Amazonの著書一覧はこちら。

現在も、新しいAI関連の書籍を執筆中です。


今週のコンテンツは以上になります。
ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら、ぜひ気軽にコメントをください。

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https://www.airs-lab.jp/

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