「そもそも面白いことってなんですか？」

制作会社で働いてるから周りにはいっぱいクリエイターと呼ばれる人がいる。有名監督や有名CDなんかと会う機会もある。

「面白い＝刺激があることですか？」

もちろんそれはある。

「面白いってそういう他者からのとか、外部からの刺激だけなんでしょうか？」

うーん実際外からの刺激を求めるのは面白いのよな。最近面白いと思ったのは古い文章だけど以下のくつざわさんのnote

この文章読んでおもしれ〜って思った。
いくつかフックになる部分があると思う。

時間をかけずに情報が視覚でそのまま入ってくるので、特に「これはどんなものか」を考えずとも常に正解の状態のものを提供してくれます。

その結果、視聴者側の思考は基本常に受け身状態で、力が入らない状態で100%の情報をインプットできます。非常に楽。動画によって細かな良さが置かれる部分は各々異なると思いますが、この点に関してはどんなカテゴリのものでも共通していることではないでしょうか。(中略）
エンタメの形が多様化される令和において、いつでも新しい刺激を、一番私生活に入り込みやすくわかりやすい形で得れる動画は、伸びて当たり前のツールだと、改めて思います。(中略)
曖昧さや思考の時間を含む文章とは正反対で、短時間で完璧なそれっぽさを提供して、特に考えずとも正解が完結されているもの

コンテンツとして「エモい」のウケがいいのと全く同じような気がしています。「エモい」という言葉自体に賛否両論ありますが、あれはある種の感情共有手段かと思われます。

手の込んだ「完璧」は時に、人が情緒を感じる大事な何かを削ぎ落とします。

で、まあこういう文章を読んでなるほど！って思える体験も面白さだと思うんだけど、俺のなんとなく思ってるおもしろさって実はそういう発見的な受動的なことじゃなくて、何か作りたいってことなんじゃないのかな？って思った。

「作りたい？」

そう。こうやって新しい発見をする面白さ(dig)と自分で何かを作って楽しむ面白さ（make）があると思う。で、俺が今具体的にやりたいのはdigじゃなくてmakeだと思う。digは正直めちゃくちゃしてる。インスタ結構やってるもん。digるのも体力いるけど、やっぱりなんだろう、makeを今やりたいんだと思う。

「じゃあなんでこの文章紹介したんですか？」

面白かったから

「で、じゃあmakeする面白いことって何ですか？」

今考えてるのはこんな感じ。