今日のなつぞらの亜矢美さん。

今日のなつぞらは良かった。
27,8かそこらで戦争で恋人を亡くした亜矢美さん。ぽっかりと空いた穴を埋めてくれた15歳ほど年下の少年。出会った当時はただの子どもだったけど、咲太郎が大人になるにつれて親と子の関係を越えた何かを感じていたのだろう。それを恋愛感情と呼んでいいのかはわからない。亜矢美さん本人からしても、あやふやな感情だったと思う。
15歳差という年齢差もまた絶妙で、親子にしては近すぎる。でも異性として見るにはすこし離れている。(大人になってから出会ったならまだしも)
じゃあどういう関係性なのかな、と考えると、これは「子」というよりかは「推し」だと思った。孤独で、でもどこか色気のある12歳の少年が大人になるまでずっとそばで眺める…。しかもちょっと抜けてる子…。それはそれは、かわいいだろうよ……。

亜矢美さんは、こんな日が来るとうっすらとわかっていたのでしょう。そしてその日が来たら、ふらっとどこかに行ってしまおうとも思っていた気がする。立派な大人になった「推し」にずっとずっと「母」として見られるのは、嬉しくも悲しい。

最後のシーンだけど、五十歳で特急電車に乗って新天地に行く人生、すごくいいなと思った。片手に持ったお酒らしきものがとても良く似合ってた。

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