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【バスパワー機器用外部安定化電源】Aurorasound BusPower-Pro2

こんにちは!Yuriです。
本日は最近導入したバスパワー機器用外部安定化電源Aurorasound BusPower-Pro2」のレビューをしていきたいと思います。

Aurorasound BusPower-Pro2とは?

まず、Aurorasound (オーロラサウンド)は横浜にあるハンドメイドアンプビルダーの工房です。製品は一つ一つ丁寧に手作りされているそうです。代表のかたの音楽愛が伝わりますね。

そしてBusPower-Pro2は”バスパワー機器用外部安定化電源”
PCのバスパワーに変わって、バスパワーで動くオーディオ機器に安定した電力を供給する電源です。

”PCのUSBバスパワーを使って動作させるオーディオ機器はPCの電源品質に問題があるとその性能を十分発揮できない場合 があります。本新製品”BusPower-Pro2”はノイズの非常に少ない安定した電源をPCに代わってUSB機器に供給し、その潜在的 な性能の発揮と音質の向上を実現します”

間に挟むことによってデータはどうなるんやろう?と思っていたのですが、接続についてはUSBデータには何も手を加えておらずスルーで出してくれるようです。
使い方もPCとUSBオーディオ機器の間に挿入するだけ。とってもシンプルでいいですね。

導入した理由

PCのUSBバスパワーで使えるオーディオ機器は非常に便利ですが、複数のUSB機器をパソコンに接続していると動作が不安定になることがたまにありました。

調べたところ、パソコンの機種によっては各USB ポート毎に供給電力の上限が決まっていたり、最大に供給電力が違ってくるそうです。


複数のUSB機器をパソコンにつなぐ→各USB機器へ供給される電力が低下→正常に動作しない機器がでる。という不具合が生じるんですね。

ちなみにUSBハブを経由して接続する場合は特に注意が必要です。
USBハブの電力消費量を超えたりするとUSB機器が正常に動作しなくなるということがあります。なので、買う前にUSBハブの電力消費量などを見ておくのがおすすめです。
なんならバスパワーのものより、セルフパワーのものを使うのをおすすめします。(個人的にもおすすめのUSBハブ教えてほしいです。)

今まではUSBバスパワーのみでオーディオI/Fを使用していたんですが、前回のライブからMIDIコンローラーが2つに増え、USBバスパワーだけに頼るのは少し不安がでてきました。

そこで、ライブで使っているRME の Babyface Pro用のACアダプターを購入しようと思っていたところまさかの売り切れ・・・
ですが、RMEのサイトにも紹介されていたこちらを発見!導入してみたという経緯です。

しかしながら、疑問があった

電源を安定させるのはわかるにしろ、そこに音質が関係してくるのか?
そもそもデータの伝達もUSBハブなどをなるべく間にはさまないほうがいいとも聞いたことがあります。
スルーで出してくれるにしろ”USBデータには何も手を加えず、電源だけを強化”というのも果たしてほんまなんやろうか?

というわけで

検証してみる

検証方法は単純にBusPower-Pro2ありとなしで録音した音源を比較して聴いてみようと思います。

使用機材
・PC (ASUSのLaptop)
・オーディオIF:RME/Babyface Pro
・DAWソフト : Steinberg / Cubase Pro 10.5
・USBケーブル:RME / Babyface Pro付属のもの

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使用楽曲
MUE / Yuri Urano
https://yullippe.bandcamp.com/album/mue

録音環境
録音方法はBabyface Proのメインアウトプットをループバックさせて、Cubase Pro 10.5上に録音しています。
Cubase Pro 10.5の環境設定は、使用楽曲のファイルと同じ44.1kHz/16bitにして、書き出し後のファイルも44.1kHz/16bitになっています。

検証結果

今回は先入観がないように、まず番号だけふっているので聴き比べてみてください。(書き出し後のファイルは44.1kHz/16bitになっています。)

いかがでしょうか?

どっちがどっちかわかりますか?

・・・・・

正解がみえないように、今回使用した楽曲の宣伝を貼ります。
(気に入っていただけたらついでにダウンロードしてください!笑)

個人的な感想ですが、正直言うとぱっと聞いたところであまり音質の差が分かりませんでした。ただ、2,3回目聴いていると①より、②のほうが若干音がこもって聞こえるような気がします。

正解は①がAurorasound BusPower-Pro2あり②がなし(USBバスパワーのみ)です。みなさんはどのように聞こえましたか??

あと最初疑問に抱いていた電源と音質の関係について、気になってぐぐったところこんな興味深い記事もでてきました。詳しい説明をありがとうございます!

なるほど、だから電源の影響をうけるんですね。

そして、私が心配していた「間に挟んで音質がおちないんだろうか?
」という問題もないことが分かりました。
それに電源のいる機械の電源を安定させること自体も非常に重要なことです。
バスパワーで動くオーディオI/Fはとても便利ですが、PCのみのパワーでは不安だな・・・という方にはぜひ試してみてほしいです!

わたしも、何回かライブで使いながら様子を見てみようと思います!

最後までご高覧ありがとうございました!


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