腕時計を忘れてしまって不便な一日。
左手首に目をやっては、ああ、そうだ忘れたんだった、の繰り返し。なんとも心許なくて、今日はしきりに手首に触れていたように思う。
年に一度くらいのペースでこれをやる。場合によっては立て続けにやってしまうので、来週あたりは危険である。要注意。

腕時計、先代までは帰宅すると外して、通勤鞄の内ポケットに滑り込ませるのが習慣となっていたのだけれども、買い替えたものがソーラー式だったことからそうもいかなくなった。休日など、使わずに入れっぱなしにしておいて、止まってしまうケースが発生したのだ。考えてみれば当たり前のことで、慌てて腕時計置き場を確保した。

あれこれ試した結果、ローチェストの上に絵皿を置いて定位置に。旅先の古道具屋さんで見つけた、金魚の描かれた皿である。
あれは新潟だったろうか。たぶん村上。喫茶店で使われていたと思しきカップ&ソーサーと一緒に購入した記憶がある。

このお皿、中心が円形に仕切られている。おそらく本来の役割は燭台だと思うのだけれど、正確なところは分からない。周りに腕時計を、真ん中には外したピアスを入れておくのにぴったりで、お気に入り。

かわいい。いつ頃のものかも分からないけど、どこで誰がどんな風に使ってきたのだろう。私は、こんな感じ。

さて、今日はアイスクリームの日と聞いた。知ったからには食べておかねば。何にしようか物色しているとアイスクリンがあって、うきうきと買って来た。母の分と二つ。

アイスクリンは、子供の頃の夏休みの記憶に直結している。四国の祖母の家。いとこ達。海。川。商店街。夜市。懐かしい、優しい、甘い。ちょっと泣きたくなるような味がする。