懸案となっていたグワカモレのシーズニングをようやく使う。アボカドをふたつ、つぶしたものに混ぜるだけ。簡単便利。

思いのほか香辛料が強く、つぶし混ぜるのに使ったプラスチックのボウルに匂いがついてしまった。主にプリンを作るために使っている、というか、そもそもプリン作りのために買ったボウル（ぴったりサイズでレンジOK）なので、匂いが残るのは望ましくない。というのも、作ったプリンの大半を平らげる母が、きつい香辛料を好まないからである。
なんと面倒な……！
ガラスのボウルを使うのだったと軽く悔やみつつ、シュシュッとハイターする。しばらく置いて、問題なく匂いは抜けた。

グワカモレにトルティーヤ。コロナビールの栓を抜いて、ライムを絞りこむ。
好きな小説に「コロナにライムを絞ることを思いついた奴は天才だ」というような科白があって、それはその通りだと思うので、コロナビールを飲むたび、見るたびに思い出す。
まだ肌寒い春の宵だというのに、日差しの強い夏の庭にいるような一杯。
ちょっと先取りしすぎてしまった。
また、夏が来たら。