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あなたの色で。

〝失恋なんて慣れっこ。〟の続編になります。
あの人をすぐに忘れるなんて出来なかった。
だって、同じクラスにいる。
いやでも目に入ってしまうし声も聞こえる。
その度に〝ああ、、〟って思って、、
頑張って認めないようにしてた。
私がなにもしないままで彼女ができたあの人を
私はきっとまだ好きなまま。

7月9日に文化祭があった。
その前の3日間は準備期間で、
私はあの人と話す機会がたくさんあった。
あの人の優しさをたくさん受け取った。
あの人面白いのも絵が下手なのも知れた。
彼はすごく魅力的な人なんだって、
すごく伝わってきた。
インスタのDMとかLINEでは話したけど
直接話すのはこの期間がほぼ初めて。
なのに私の部活、覚えててくれた。
すごく小さなことにも気づいてくれた。
〝私があなたの彼女になりたかったのになぁ〟
すごく思った。
ずっと思ってた。
どうして私じゃダメなの?
私だって、あなたのことすごい好きなのに。
ずっとずっと思ってた。
文化祭当日にあなたが彼女であろう女の子と
話してるところを見るまでは。
すごい幸せそうな顔してた。
照れてたのかな?
〝私じゃあんな表情にできない〟
なんかそう思った。
私の直感がそう言ってた。
すごい目を背けたくなった。
ほんとはその場で泣いてしまいたかった。
また堪えたの、偉いでしょ。
もうあなたを想って泣くの辞めるの。
その方が賢明でしょ?
あの子のこと誰よりも幸せにしてあげて。
もうあなたのこと好きじゃない。
友達だから。

この夏はあなたで染まったの。
だけど色落ちしてきたよ。
次はあなた以外の誰かに染まるといいな。

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