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さよならなんて、

私と彼はゲームで出会いました。
オンラインのゲームでチャットが出来ます。
私の開いたパーティに彼が来てくれたのが
はじめまして。
初めは無言だったものの、しばらくして
2人で会話を始めました。
年齢、学校、ゲーム、、
同い年の私たちに話題は沢山あって。
このゲームの他にやってるゲームがお互いに
サバゲーだということもあり、
お互いにやってるゲームをインストール。
そしてそのまま夜明けまで2人でゲームしました
ずっと話していたわけじゃないけど、
気まずくなることも無くて、
居心地の良さを感じるほどでした。
私たちはフレンドになって、
その日から仲良くなっていきます

彼と話して彼の優しいとこ、可愛いとこ、
かっこいいとこ、しっかりしてるとこ、
沢山知りました。それはもう沢山。
そんな彼に私は惹かれていきました。
気づけば大好きになっていました。
彼も私を好きになってくれていました。
彼の後輩やゲーム仲間とも交流があった私は
彼の気持ちを少し早く知ります。
彼の後輩くんから聞いた話です。
「優しくて大人っぽいんだけど無邪気で、
俺にはもったいない人。」
私のことをそう話してくれたそうです。
それからしばらくして私が告白して
彼とのお付き合いが始まります。
すごく幸せで、こんな幸せ他にないしきっと
これから先もないんだろうなって思ってた。

だけど、私は弱いから。
学校で噂が流れてしまって、
当時1番仲が良かった男友達に反対されます
その人のことは信頼していたし、
正しいことを言ってるのもわかってました。
だから彼とお別れをします。
だけど、2、3ヶ月後によりを戻します。
彼を忘れられなくて。
もう誰にも話さない。
そう決めたのにまたバレてしまって。
弱い私はまたお別れを選んでしまう。
とても後悔しました。
私は一方的に彼を傷つけてしまう。

私は中学生を卒業しました。
高校生になる前の春休み。
彼とまた少し話してる期間がありました。
彼から告白してくれました。
「もう遅いかもしれないけど、
まだ(私)が好きです。
よければ付き合ってくれませんか」
彼の気持ちは変わっていなくて、
私の気持ちも同様に変わっていませんでした。
〝私で良ければ、よろしくお願いします!〟
送信。
2、3日経っても既読も返事もなし。
きっと私にちゃんと考える時間をくれたんです。
送信取り消し。
〝ありがとう、気持ちは嬉しい
…けどきっと私はまた同じことをしてしまう、
だからごめんなさい。
これで最後にしよう、ばいばい〟
送信。
「そっか、今までありがとう。
さよなら。」

さよならは悲しい言葉じゃないなんて、
そんなの嘘だし迷信だと思う。
私の中で1番悲しい言葉になっちゃった。
彼のことは忘れられません。
他の人を好きになっても、
ずっと彼は私の中にいるんです。
もしできるならもう一度あなたに。
あなたと話したい。
もう、さよならなんて言わないで。

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