予防、口腔ケア、におい対策で健康を維持

はじめに

集中力について何冊か本を読んだときに、健康というキーワードが目についた。

そこで、健康に関する書籍について読んだので個人的に気になった点をピックアップしてメモを残す。

書籍1:健康の結論
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G71Q2WX
病気を如何に予防するか、という観点の本。これから、長時間労働ではなく、50年の長期間労働に変化する。そのためには、病気になることなく健康を維持することが最も大切である。
書籍2: 日本人はなぜ臭いと言われるのか
https://www.amazon.co.jp/dp/B07DQ6JZTP
タイトルから内容を推測しづらいが、健康に関する本である。においは、生活習慣や何かしらの病気に原因がある。このにおいを改善することで、心身を健康にしていく、という内容の書籍だ。この本の著者は、きっかけはにおいでも何でも良いので、健康に無頓着な人が、自分で自分をコントロールする習慣を身につけ、積極的に知識や情報を取りに行くようになって欲しいと願ってこの本を書いたということだ。

ストレスを溜めない

ストレスをためないことが重要である。ストレスをためないためには良い睡眠をとることが一番である(睡眠については https://note.mu/yum_dera/n/nf400c1ab7f96 にレビューを記載している)。

また、ロジックと感情は常に等価に扱うべき。相手の主張が正論だったとしても聞いていてムカついたら「言っていることは正しいけど、その言い方はムカつく」と表明して良い。下手に感情を抑えるとストレスが溜まってしまう

歯周病は万病の元

35歳以上の日本人の8割は歯周病である。

歯周ポケットにしかいないはずの歯周病菌が、血液内から多く検出される。歯周病は口腔内だけでなく、全身の炎症を引き起こし、動脈硬化、糖尿病、認知症、がん、老化などの要因になる。また、歯周病菌による炎症が、アルツハイマーを誘発・悪化因子になる。

最近の医学では炎症こそが万病の元で、身体のどこかに炎症があると全身の不具合を引き起こす原因になると考えられている。

歯周病と糖尿病は双方向の関連がある。すなわち、どちらか一方にかかるともう一方も併発しやすい。

・糖尿病→免疫力の低下→歯周病になりやすい
・歯周病→全身の炎症が発生→血糖を下げるホルモンのインスリンの働きが低下→血糖値が上がりやすくなる

口腔ケア

口腔ケアは、認知症やガンの予防にもなる。1日2回以上歯を磨く人は、1日1回磨く人より、がんの罹患率が3割低い。

正しい歯磨きはもちろんだが、鼻呼吸をすることでも予防になる。口呼吸により唾液が乾くと唾液の循環が悪くなり唾液の殺菌成分が口腔内に行き渡りにくくなる(唾液に関しては後述)。

口腔ケアとしては、プラークコントロールが超重要である。プラークは食後8時間くらいから形成される。それがそのまま歯にくっついていると、食後48時間程度からがっちりと固着するバイオフィルムが形成される。

推奨される歯のケアのタイミング

※食後、賛成に傾いたpHが中性に戻る60分後以降までは歯磨きはNGである。

・起床時:歯磨き+口すすぎ
・各食後:歯間ケア+唾液分泌法(後述)+口すすぎ
・就寝前:歯磨き+口すすぎ
本質的なポイント
* 寝ている間に最近を増殖させない
* 食後はすぐに歯を磨かない
* 食後は歯間ケアを中心。唾液をしっかり分泌・還流させる
* バイオフィルムが形成される前にしっかりと落とす

唾液による口腔ケア

咀嚼することは重要である。咀嚼により唾液の分泌も促さ、口臭も減る。

唾液を出すためには以下の唾液分泌法が良い。

唾液分泌法
・唾液腺マッサージ
・舌の運動
唾液腺マッサージ
・耳下腺:耳たぶの前方、小窪のあたりの頬の部分。指の腹側でクルクルとマッサージ
・顎下腺:両あごの骨の内側に触れるやわらかい部分。指で優しく押す
・舌下腺:あごの骨の中央の内側。両親指を入れて、上方に押す
舌の運動
口を閉じて舌を歯茎の外側に入れ、上の右奥→前→左奥、舌の左奥→前→右奥の要領で、円を描くようにグルグルと舌を回していく。3〜5回転。反対まわりも3〜5回転。

以下の効果がある
・唾液の分泌
・口の中の洗浄
・たるんだ顔や顎の引き締め
・顔の血流改善
・嚥下力の向上

におい

上述したが、においは、生活習慣や何かしらの病気に原因がある。においを発生させやすいライフスタイルは以下のとおり。

・早食い、胃が悪い
・野菜や階層、果物などの食物繊維が不足しがち
・便秘をしやすい
・肉食が多い
・アルコールをよく飲む、肝機能が悪い
・糖尿病やメタボ
・中性脂肪が高い
・汗をかく週間がない
・ストレスが多い、生活時間が乱れている
・慢性的に疲れている

においとその原因のまとめ

腐敗臭・腐肉のようなにおい
・歯周病
・箇条な舌苔
・鼻や喉の感染症や炎症
・口腔内・咽頭の悪性腫瘍

イオウのようなにおい
・虫歯

甘酢っぱいにおい
・飢餓
・コントロール不良の糖尿病
・厳格な糖質制限ダイエット、ケトジェニックダイエット、断食

腐った卵のようなにおい
・胃腸障害

カビのようなにおい
・肝機能障害

アンモニアのようなにおい
・腎機能障害
・末期の肝機能障害

おわりに

個人的にはここ1年ほど、歯のケア(特に歯茎のケア)は念入りにやってきた。きっかけは歯医者に歯茎の状態が悪いと言われたことだ。それから3ヶ月ほど前に受診したところ歯茎の状態がかなり改善されたと言われた。今回の書籍を読んでいてこのときの嬉しかった記憶が蘇えった。毎日のケアの重要性は身にしみているし、どのような病気も治すよりも予防する方が遥かに楽だ。

健康を維持し、病気を予防するために今後もこの種の情報は定期的に最新のものをインプットしていきたい。


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