外国語学習で背伸びして失敗

私の主な韓国語学習方法は、オンラインレッスンにおける文法・会話の練習、Ankiにおける語彙・文法復習である。

それに加えてもっと韓国語に触れる機会を多くするために、子ども向けの絵本だけではなく、韓国語のニュースサイトを積極的に読むようにしていた。ところがニュースは基本的にネイティブが読むものなので、知らない単語やまだ習っていない文法など当然のように出て来る。私のレベルだと大量に。

これらを一々調べていくと一つの記事を読むのに時間がかかる上に、最後まで読んだ所で本当にこの意味で良いのだろうか、とモヤモヤした気持ちになる。答え合わせとして自動翻訳にかけて日本語にしてみると、自分が翻訳したものと違うということも多い。そして間違えていた所の意味を更に覚えていく、ということを繰り返していた。

が、時間をかけている割には、上達している気がしない。そして韓国語多読のモチベーションが下がるようになっていた。

これはマズいと思い方針を変更することにした。

英語学習では、色々な多読の本があるので、それに習い韓国語の学習者初級〜中級向けの多読本を読むことにした。

例えば、以下の本。

同じ出版社から上記世界の名作文学以外にも韓国の偉人や韓国の昔ばなしなども出ている。

これらの多読本を読むことで感じたことは、自分結構読めるな、ということ。分からない表現や語彙が出て来ることもあるが、分からない部分が出てきたとしても、総じて初級学習者向けに文章が作成されているので、何も見なくても意味を取りやすい。

このレベルの文章であれば、まずは何も調べずにそのまま読んで行き、分からなかった箇所を調べて読んでいくというのも数が少ないので苦にならない。

自分のレベルに合わせた(知らないものよりも知っているものの方が圧倒的に多い状態)韓国語に触れることでモチベーションを維持できるようになった。

今は、これらの多読本を気負った感じで最初から読むのではなく、興味のある話をそのときの気分で気が向くままにさらっと気軽に読んでいくようにしている。

この多読の本に出会うまでは、能動的に触れている韓国語の文章は、
「子ども用の絵本」、「オンラインレッスンで使用するテキストなどの学習者向けのテキスト」、「ニュースサイト」であった。この中で、多読のような位置付けで読もうとしていた文章は、「子ども用の絵本」と「ニュースサイト」と、あまりにもその格差が大きかった。ニュースサイトは今の私には少し敷居が高過ぎたようだ。

ニュースサイトは手軽に無料で入手できるネイティブ向けの文章なのでゆくゆくはそれを使った学習をしていきたいが、そこに到達するまではまだ長くかかりそうだ。焦らずに少しずつ語学力を付けていきたい。

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