語学学習振り返り

はじめに

この2年ほどの間にやってきた語学学習に関して振り返りをしたい。簡単に紹介すると、私は韓国語と英語の学習をしてきた。韓国語はオンラインレッスンを中心に、Ankiで語彙・文法を覚えている。また英語はDUOで語彙力、後述する英文法講座で英文法の学習をしている。

また、本記事と内容が一部被っているところもあるが、以前まとめた以下の語学学習振り返りの記事や、それ以外の私の記事も合わせて参考にして頂けると感謝。

以下、自分にとって良かったものを中心に紹介していく。

オンラインレッスン

オンラインレッスンの良さはネイティブ話者と手軽に直接会話が出来ることだ。自分が自宅にいる場合であっても気軽に出来る良さがある。 

私は比較的序盤の段階で「発音」についてみっちり教えてくれる講師に出会えたのは良かったと思っている。学習していた頃は発音の指摘ばかりで他の学習があまり進まず複雑な気持ちを持っていた。が、後述する「脳が認める外国語勉強法」など様々な情報からは、「最初に発音をしっかり勉強するのが大事」というのが分かったこともあり、また自身の単語の覚えやすさへの寄与具合なども鑑みると、発音を重点的にやったのは非常に良いことだったと感謝している。

とはいえ、似た音同士の発声方法の違いは学べたが、私は発音が綺麗には出来ていない。これは今の私の課題であり、今後は実際の発音にも力を入れていこうと思っている。なお、オンラインレッスンで発音が通じて結構イケるかも?と思ったとしても、街中の人達(スーパーの店員とか、外国人に接する機会が多くないネイティブの人)には通じないことも多い。現実は過酷だ。

またオンラインレッスンをやるに辺り頻度を多目にすることを意識していた。1ヶ月に12回のレッスンを入れていて、1週間に3回くらいになる。こうすることで、レッスンの宿題や単語テストなどを継続的にやることが必須になるため学習のリズムが作れるようになる。

但し、レッスン頻度が多いと良くも悪くもオンラインレッスンに学習が縛られてしまう。

語学の学習を進めていくと自分の足りないところに気付き、そちらをやりたいことがある。例えば、気になる参考書がありそれに関して勉強したいケースだ。学習がレッスン中心に回っているとレッスン以外の学習に時間を割きづらい。レッスンにうまくやりたい学習を取り込んでいけると良いのだが、そのやりたい事とレッスン講師との相性もあり、難しい可能性もある。どんな教材にも上手く対応できる(無難にこなせるという意味ではなく、効果的に指導出来るという意味)講師は、殆どいないと思う。少なくともオンラインレッスンでは。

オンラインレッスンの欠点は講師の当たり外れが大きいことだと思う。また、他の人にとって良い講師だったとしてもそれが自分にも当て嵌まるとは限らない。

Anki

恐らく語学学習をしている人の多くはこのアプリを使っていると思う。各OSでアプリが用意されている(iOSだけ有料)。

私にとって語学学習をするのに、このアプリは欠かせない。暗記するには必須だ。語学学習は新しく出て来た事項を頻繁に且つ効率的に復習する必要がある。これをAnkiは実現してくれる。

そして、AnkiをするならiPadで、物書堂の辞書(英語辞書。いくつかの辞書を購入するとそれなりのお値段になる)とSplitViewで連携させるとかなり学習効率が良い。以前、冒頭で紹介した記事にも書いた記事を引用する。

Ankiの画面ではJavaScriptも動作させることができる。そしてJavaScripからクリップボードへもアクセス可能だ。ということは、ユーザーの任意の操作により、Ankiに記載している所定の情報をクリップボードにコピーすることができるということだ。

スマートフォンの辞書にはクリップボードにコピーされた単語を自動で引いてくれる機能が付いているものがある。例えば、物書堂という会社がiOS用にリリースしている「辞書 by 物書堂」もその一つだ。

Ankiで答えを表示したとき(Ankiは所謂単語帳アプリなので、最初は問題のみが表示され、一度タップすると答が表示される)に、問題で出題されていた単語をクリップボードにコピーするようなJavaScriptを、Ankiの画面に埋め込んでおけば、辞書アプリでその単語を自動的に引くことができるということだ。

Webアプリケーション開発の知識があれば簡単に実現はできるが、誰でもこれを利用できるように下記記事のようにAnkiのデッキを販売している人もいる。

私は、当初、Ankiを単語の暗記のみで使用していたが、後述する「脳が認める外国語勉強法」の書籍を読んでから文法を覚えるときにも活用するようになった。また、この書籍を読んでからはAnkiに画像を効果的に登録するようになり、暗記効率が上がった。

参考になるWeb情報

私がAnkiを中心に学習しているということもありAnkiに関するサイトばかりになってしまった。

さとけんさんのnote

上記のAnkiデッキの販売もしている人のnote。このnoteの情報はかなり濃い。有料だがAnkiを単純な暗記カードくらいにしか使っていない人で、もっと有効活用したい人はこのnoteを購入してみても良いと思う。

twitter:「Anki サシシ」でキーワード検索した結果https://twitter.com/search?q=Anki%20%E3%82%B5%E3%82%B7%E3%82%B7&src=typed_query

さとけんさん以外にもサシシさんという人もAnkiの知識がすごい。但し、Anki以外の内容もあるのでキーワード検索の結果を見ている。

その他Anki関連の情報源

書籍

書籍1:難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!

この本を読みオンラインレッスンに対する自分の意識が変わり、より効果的にレッスンを受講できるようになった。この本を読む前までは、文法などをやたらと意識してたどたどしく話していたが、少し会話がふっきれたと思う。

書籍2:脳が認める外国語勉強法

書籍2は、主にAnki(必ずしもAnkiである必要はない)を使用した英語学習法を記載した本だ。但し、Ankiの使い方を記載した本ではない。Ankiを使用してどのように学習をしていくかを記載した本だ。著者は多言語話者で、多くの言語を習得する過程で得た経験に基づいて記載された本である。この本から得た知識は私の語学学習方法を大きく変えた。

以前、冒頭で紹介した記事にも書いた記事を引用する。

内容としては、どうやって語学学習を効率良く進めていくか、より具体的には、覚えたものを以下に効率良く記憶として定着させるのかについて記載されている本だ。文法をどうやって単語帳に落とし込むかなど興味深い内容が多いのだが、この記事ではそれらの詳細については割愛したい。私にとってこの本に記載されていた内容が今迄の語学学習(特に韓国語学習)において非常に納得の行く内容だった

鈴木拓の英文法講座

鈴木拓の英文法講座も良い。英文法の解説が私にとっては分かりやすい。義務教育で英語の知識があれば、恐らくこの講座を有効的に活用できると思う。

自分の中で期待値が大きかったが、あまり良くなかったもの

色々と手を出してみたが、一番期待値が大きかったのだが、ダメだったものを最後に紹介する。

一時期韓国ドラマにハマり、ドラマ見ながら韓国語の勉強できたら最高じゃんと考えて、以下のpluginを使いながら、Netflixで学習言語の字幕も表示させながら音声も聞きながらの学習してみた。

自分が覚えたばかりの簡単な表現が聞き取れたときには嬉しかったが、これを使って勉強できる、という感じではなかった。また動画の視聴時間に対して学習できる量が少ない。ある程度上級者になれば良いのだろうが、初級者にとっては良い方法ではなかった。一応、たまにモチベーションが上がるくらいの効能はあると思う。

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